第302回 広沢池でお花見~前編

京都駅から26系市バスに乗って、1時間弱。
烏丸通→四条通→西大路→一条通と移動して、
京都盆地でウチから一番遠い「山越」バス停に来ました。
(第263回ブログ以来ですね)
2015年二つ目の桜散策は、「広沢池編」です。
ここは京都ではかなり有名なのですが、
京都駅からかなり遠いのであまり賑わっていません。
今回は、一条通を山越から広沢池南端まで歩いていきます。
撮影日は、2015年4月6日午後0時40分。
少し曇りなのが、残念です。

「山越」バス停から、一条通を西に約20m進みました。
ここは、一条通と山越通が交差する「山越」交差点です。

「山越」交差点で、一条通から山越通を北に向いています。
山越通はここから山間部で、北区梅ヶ畑で周山街道に吸収されます。

今度は一条通から、山越通を南に向きました。
ここから約200m先に「山越中町」バス停があって、
それがこの辺で一番大きな市バスターミナルになっています。
山越通自体は、ここから700m先の丸太町通で突き当ります。

さらに、山越通から一条通を西に向いています。
では、この枝垂桜を通り過ぎここを進んでいきます。

「山越」交差点から、一条通を南西に約100m進みました。
こちらは、第263回ブログ以来の西山浄土宗月江山印空寺です。
桜の木がある日本庭園がありますね。

こちらは、寺務所前の大桜です。
ちょうどこの日(2015年4月6日)が満開でした。
この写真は、クリックすると拡大されます。

印空寺境内で東を向きました。藤棚の前にも枝垂桜があります。
この石畳の道は、100m先の山越通まで続いています。

半年前にここを訪れたときはよく分からなかったのですが、
どうやらこれが樹齢300年の多羅葉の木です。
平安時代に、この辺の多羅葉の木の葉に和歌を書いたものを
「葉書き」と呼んだそうです。
(つまり、この木の葉が「はがき」の語源です)

そして、こちらが西山浄土宗月江山印空寺の本堂です。
もちろんご本尊は、阿弥陀如来です。
この寺院の詳しい沿革は、第263回ブログを参考にしてください。
ここにお参りをしている途中で、
50歳くらいの夫婦が入ってこられました。
ここには偶然立ち寄られたようなのですが、
境内の桜を暫らく楽しまれておられました。

では、ここから印空寺を出て一条通を進みます。
広沢池まで、南西にあと約250mです。

印空寺から、一条通を南西に向きました。
祇園ほどではありませんが、ここも年々観光客が増えています。

印空寺から、一条通を南西に約100m進みました。
すると目の前に、突然大桜が現れました。
この写真も、クリックすれば拡大されます。

その大桜から南に、桜並木が続いています。
ここは確か造園所(つまり、植木屋さん)なのですが、
たくさんの方々が立ち寄られていました。
この写真も、クリックすれば拡大されます。

その桜並木から、一条通を南西に向いています。
約150m先の桜並木が、広沢池の南東端です。

こちらは、広沢池の東端です。
北に向かう桜並木の先に、聴松亭があります。
(江戸時代初期の茶室です)
ただ現在の所有者は某宗教団体で、
この前の日まで内部を公開されていたそうです。
(ここの守衛さんが教えてくれました)

守衛さんに許可を取って、先ほどの桜並木から西を向きました。
この広沢池の桜も、この日(2015年4月6日)が満開でした。
この写真も、クリックすれば拡大されます。

広沢池南西端から、一条通を西に向いています。
ここ広沢池は中秋の名月で有名ですが、
周囲が桜並木に囲まれていて、
京都でも屈指の桜の名所でもあります。

広沢池南東端の南側に、こちらの「池の茶屋」があります。
ここの庭は、桜が見事ですね。

「池の茶屋」の西側から、この道が伸びています。
ここを約1km進むと丸太町通に出て、
そこがJR「嵯峨嵐山」駅と「太秦」駅の中間に当たります。

その道のさらに西側は、大桜のある児童公園になります。
さらに右(北)側の一条通にも、桜並木が続いています。

ここから、一条通は桜並木が続いています。
上を見ると満開ですが、下を見ると桜の花びらが落ちています。
今からこの下を通っていきます。
この写真も、クリックすると拡大されます。

桜並木を歩きながら、一条通を北に向いています。
広沢池沿いの桜並木も、この日が満開でした。
ですから、この日に自動車で抜けると
「桜トンネル」をくぐるようでしたでしょうね。
この写真も、クリックすると拡大されます。

広沢池南側(一条通)の桜並木を西に進んでいます。
手前の小屋は「貸しボート屋さん」で、
夏季になるとここから手漕ぎボートに乗ることができます。
奥の建物は飲食店で、ここで池を眺めながら食事ができます。

こちらは児童公園の西側です。ここにも桜の木々が並んでいます。
時間が時間なので小学生は一人もいませんが、
代わりに観光客が何人かここで休憩されていました。
この写真も、クリックすれば拡大されます。

児童公園の西に、こちらの飲食店があります。
一条通をはさんで、広沢池側とこちら側に座敷席があります。
さらに、この写真もクリックすれば拡大されます。

さらに、こちらは広沢池沿いの桜です。
ここから見ても見事ですが、
池の方からこちらを見てもなかなかの絶景になります。
この辺りの写真は、全てクリックすると拡大されます。

ただここから西の桜は、大半がもう花が散っていました。
日の辺りがいいと、開花状況も早くなります。

この日(2015年4月6日)の広沢池南側の一条通は、
池の中央の桜が散っていて両端が満開でした。
つまり、ここから西側はまた桜が満開になっていきます。

こちらは、広沢池南西部の桜です。
いくつか散ってしまったものもありますが、
たぶんこの日が今年(2015年)の見頃だったのでしょうね。

広沢池南側一条通の桜並木は、約400m続きます。
目の前の小屋が、広沢池の南西端に当たります。

桜並木は広沢池西半分が一条通北側のみとなって、
南側は普通の民家が続きます。
ただ、このように時折桜以外の花を見ることもできます。
こちらの椿も、この時期が見頃ですね。

その椿の西側に、こちらの歌碑と立札が立っています。
こちらは、京都の歌人松本章男氏によるものです。

こちらの立札は、広沢池の月見を歌ったものです。
この広沢池は平安貴族の避暑地で、
多くの貴族がこの辺りに別荘を持っていました。

広沢池名西端から、池の西側にも桜並木が伸びています。
実は、今回の桜散策のお目当てはむしろそちら側なのですが、
それは次回ブログで詳しく書きます。

広沢池南西端の小屋の西側に、北に伸びる道があります。
また、その道をはさんで見える森は児神社のものです。

広沢池西側の道は一条通と交差していて、
一条通南側にも伸びています。
ここをずっと進むと、丸太町通を越えて
多少あちこち折れ曲がった後車折神社に至ります。
また、ここから200m先には遍照寺がありますが、
今回は急ぐのでそちらには向かいません。

では、ここで一条通を北側に渡って児神社に向かい、
その後広沢池西側を散策します。
ただ、だいぶ写真を貼りつけたので、
今回はここまでとします。
~次回は、広沢池の浮島(旧遍照寺跡)で花見をします~