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第335回 神泉苑から二条城へ~千本通南から北~その14

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御池通から神泉苑の鳥居をくぐって、北を向きました。
分かりにくいですが、
池に浮かぶ小島の上に善女竜王社(本殿)があります。
今回は神泉苑を北に抜け、二条城の南側の押小路を東に進みます。
撮影日は、2015年8月13日木曜日午後1時。
この写真は、クリックすれば拡大されます。


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写真だと本殿が目の前にあるように見えるのですが、
実は本殿は大きな池に浮かぶ小島の上にいらっしゃいます。
ですから、本殿に向かうにはこちらの橋を渡ります。


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橋の上に立って、西を向きました。池の西岸に本堂が見えます。
ここは神社ですが、仏教寺院でもあります。
手前に咲いている百日紅(さるすべり)は、今が盛りですね。
この写真は、クリックすると拡大されます。


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橋を渡っていると、鯉が何匹も水面で口を開けていました。
餌を求めているようにも見えますが、
水中の酸素濃度が低くて呼吸をしているようにも見えます。
(池の面積に対して、鯉の数が多すぎます)


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本堂北側に目をやると、こちらには大きな赤い橋が見えます。
こちらは、この後渡ります。
この写真は、クリックすると拡大されます。


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小さな橋を渡り、本殿がいらっしゃる小島に来ました。
本殿の東側に、歳徳神の祠がいらっしゃいます。
こちらは恵方の神様で、毎年陰陽道で方角を変えています。


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歳徳神の祠の向かい(西側)には、手水舎があります。
その脇には法成橋があって、本堂のほうに迎えます。


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こちらが、善女竜王社(本殿)です。
毎年5月3日にこちらの例祭が行われます。
この写真は、クリックすれば拡大されます。

神泉苑は昔は平安宮の中央を貫く朱雀大路(千本通)に接していて、
一条通(丸太町通)~東堀川通(今の堀川通)~三条通に囲まれた
今の10倍以上の広い池でした。
平安京を守護する善女竜王という女神が住まう聖地で、
「江戸時代に徳川家康が二条城を造営したのは、
神泉苑を縮小させることで京都を衰退させて
その分江戸(東京)を発展させるため」
ということを京都人は今でも割と本気で信じています。
まぁかつての神泉苑の大半は、今は二条城になっています。


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善女竜王社から、西を向きました。
では、この法成橋を渡っていきます。
向こうで、母子連れが鯉に餌をあげています。


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法成橋の上から、池の水面を見ています。
パンくずの餌に、鯉が群がっています。
それにしても、ものすごい数ですね。
ここは殺生禁止なので、鯉を釣ってはいけません。


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すると、池の北側から鴨がやってきました。
こちらも、パンくずがお目当てのようです。


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法成橋から、北を向いています。
善女竜王社の背後(北側)は池がかなり広くなり、
向こうに豪奢な船が浮かんでいます。
この写真は、クリックすれば拡大されます。


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法成橋を西側に渡りました。
本堂の前に、2基のお墓が並んでいます。
左が「鯉塚」で、右が「亀塚」ですね。
どちらも、この神泉苑で亡くなった動物のお墓です。
ここは聖地なので、そこに住む動物も神聖視されます。


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そして、その「鯉塚」「亀塚」の向かい(西側)に、
神泉苑の本堂があります。
こちらは成り立ちから考えると神社なのですが、
阿弥陀仏を祀る本堂も擁します。
それぞれが独立しているのではなく、
どちらも「神泉苑」の中心です。
この写真も、クリックすれば拡大されます。


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本堂と法成橋の前で、北を向きました。
池の西岸に、細く伸びる道があります。
では、こちらから押小路に抜けたいと思います。


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細い道を通り、池の西岸を北に向かっています。
左(西)側の赤い建物は地図上は「平安殿」と書かれていますが、
実態は神泉苑 平八という料亭です。


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その辺りで右(ひがし)を向き、神泉苑の池を見ます。
この辺りには百日紅に混じって、桜の木も多く見かけます。
神泉苑は夏は百日紅が有名ですが、
春の桜もよく知られていますね。
この写真も、クリックすれば拡大されます。


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さらに細い道を約20m進みました。
先ほど法成橋から見えた赤い豪奢な舟には、ここから乗ります。
この船は「神泉苑 平八」が所有しており、
一定金額を払えばこの上で食事ができるそうです。


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同じ地点で、西を向きました。
「神泉苑 平八」には、こちらから入ります。
ここもおいしそうではあるのですが、
何しろ1食酒代税金込みで10,000円くらいします……
まぁ、「料亭」ですからね。


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その「神泉苑 平八」の前で、北を向きました。
では、この小さな橋を越えてさらに北に向かいます。


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その辺りで、また池のほうを見ました。
百日紅の木に、柳の枝がもたれかかっていますね。
こういうのが、自分が持つ神泉苑のイメージです。
この写真も、クリックすれば拡大されます。


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池の西岸に続く細い道も、約100mも進みました。
石畳の道の先に、押小路が見えてきました。


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こちらが、神泉苑の池の最北端です。
この塀の向こうは、押小路です。
やはり、この時期の百日紅は見事ですね。
この写真も、クリックすれば拡大されます。


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こちらが、神泉苑の北門です。
では、ここから神泉苑を出て押小路に向かいます。


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神泉苑を出て、北を向いています。
向こうに、二条城の堀が見えますね。
こちらは御池通より1本北に伸びる押小路です。
このあたりの押小路は、4車線の広い道です。


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神泉苑の北門で、押小路を東に向きました。
左(北)側が二条城の堀で、右(南)側が神泉苑の塀です。


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神泉苑の北門から、押小路を東に約100m進みました。
こちらは、「押小路大宮」交差点です。
大宮通は四条通で細い道になっても北上し、
この二条城で突き当たります。
そして、二条城の北側からまた北に伸びていきます。


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押小路から、大宮通を南に約10m進みました。
こちらは、駄菓子屋さんの「格子屋」です。
昔ながらの駄菓子を製造販売しています。
約10年ぶりになるのですが、ちょっと寄ってみます。
この写真も、クリックすれば拡大されます。


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10年という歳月は長いようで、
こちらは店内でかき氷を食べられるようになっていました。
そういうお客さんもいらして、店内の撮影はしていません。
ここの名物は、黒糖菓子の「どろぼう」です。(写真左下)
あとは砂糖菓子の「梅鉢」(写真右下)と
堅焼きせんべい(写真上)を買いました。
個人的には、黒糖独特の風味を持つ「どろぼう」が一番好きです。
ここの味は、ちょっと仙台菓子に似ています。
この写真も、クリックすれば拡大されます。


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大宮通から、押小路を東に向いています。
左(北)に二条城の堀を見ながら、ここを進みます。


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大宮通から、押小路を東に約50m進みました。
こちらは、猪熊通との交差点です。
目の前に、地下鉄東西線「二条城前」駅3番出口が見えますね。


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押小路から、猪熊通を南に向きました。
ここを約300m進めば、第58回ブログの三条会商店街内にいらした
八坂神社 御供社の前に出ます。
(祇園祭発祥の神社です)
目の前に、「キムチのミズノ」というお店が見えます。
こちらは京都でも屈指のキムチの名店なのですが、
これから二条城に行くのにお荷物になるので、
この日(2015年8月13日)は素通りしました。


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黒門通から、押小路を東に向きました。
向こうを見ると、
だんだん堀川通が近づいていることがわかります。


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この辺りで、押小路を北に向いてみました。
二条城の堀の向こうに、東南隅櫓が見えます。
もしもの時には、砦にもなる隅櫓(すみやぐら)です。
二条城はお城ですから、このような防衛施設も持っています。
この写真は、クリックすれば拡大されます。


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黒門通から、押小路を約50m東に進みました。
こちらは、猪熊通との交差点です。
目の前の地下鉄「二条城前」駅1番出口が、
二条城の東大手門に一番近くになります。


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ようやく「押小路堀川」交差点に辿り着きました。
押小路はここで突き当たるように見えますが、
いったん「御池堀川」交差点に回り込めば、
さらに東にも伸びています。
ちなみに押小路をさらに東に進めば、
第161回ブログに出てきた京都市役所の北側に出られます。


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こちらは、「押小路堀川」交差点南西角にあったお店です。
刀剣専門の骨董屋さんですね。
なぜか日本人よりも白人男性のほうが興味があるようでした。
何人もの白人男性がここで立ち止まり、
ほかの同行者に先を促されていました。


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押小路から、堀川通を北に向いています。
堀川通の西側車道が、まるまる駐車場になっています。
桜や紅葉シーズンになると、ここに観光バスが数百台停まります。


335-39.jpg
信号が変わりました。
では、ここから押小路を渡り堀川通を北上します。


335-40.jpg
押小路から、堀川通を北に進んでいます。
この日(2015年8月13日)は桜や紅葉シーズンでもなく、
修学旅行シーズンでもないため、
周囲にはさまざまな国の言語が飛び交っています。
このまま北に進み東大手門から二条城に入るのですが、
今回はもうだいぶ写真を貼り付けました。
この続きは、次回にします。

今回は、ここまでです。

~次回は、二条城二の丸を散策します~

~追記~
神泉苑と祇園祭
第58回ブログでも書きましたが、
もともと祇園祭は869年(平安時代初め)に京都で大流行した
天然痘を鎮めるために国から許可をもらったうえで、
神泉苑の霊木を1本切り倒して、
それで神輿を作り京都中巡行させた後
その神輿を元の霊木が立っていた位置に戻し、
神輿を祀る神社を立てたのが始まりです。
(それが今の八坂神社 御供社です)
まぁ、八坂神社はそこから
「四条坊城」交差点南西角の元梛神社に移転した後、
(自分が2015年に茅の輪くぐりをした神社です)
安土桃山時代に今の祇園に移転しました。
ですから、もともとこの祇園祭は
神泉苑の南端部で行われていました。

神泉苑を巡るレイライン
こう書くとオカルトっぽくて怪しげですが、
なんのことはない都市計画の話です。
実は、鴨川の源流を神格した貴船神社と
船岡山→この神泉苑→城南宮はきれいに南北の線に乗ります。
レイラインの大半は地図の読みや解釈を改変し
(つまり、地図の拡大や縮小を都合よく行う)
それっぽく見せたものです。
ただ、このレイラインは平安京造営の際に、
故意に作り上げた人為的なもので偶然の産物ではありません。
都を発展させるべく、風水に基づいて
人為的に神泉苑と城南宮の位置を確定した結果の産物ですね。
ただ、逆にこれは単なる都市計画であるだけで、
特にオカルトの入る余地はありません。
ですから、これだけあからさまでも誰も騒いだりはしません。

~さらに追記~
この辺の地図を貼り付けます。
詳しくは、ここをクリックしてください。
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生まれたときから50数年
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連載されています。
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「蹴上・鹿ヶ谷散策」
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散策しています。

「太秦散策」
蚕ノ社や広隆寺、
映画村など太秦周辺を
散策しました。

「花園散策」
JR「花園」駅から
北側の衣笠山手前の
「きぬかけの路」に
かけて散策しました。
妙心寺や等持院など
並んでいます。

「松原通東から西」
清水寺~西小路間の
松原通を東から西へと
写真で追いかけます。
京都盆地を輪切りにして、
地域ごとの違いを
楽しんでください。

「松原通東から西」EX
松原通が終わる西小路から
京都盆地の西の端の
松尾までを書いています。
松原通の記事と
併せて読むと、
京都盆地の東西の様子が
よく分かります。

「三条通西から東」
嵐山から始まり、
名神高速道路
京都東インターまでの
三条通を西から東に
書いていきます。

「本町通北から南」
京都盆地の東側を通る
本町通を南から北に
進みます。

「寺町通南から北」
河原町通の1本西
寺町通を
五条通から北大路通まで
散策します。
[六原」経由で、
「本町通編」と
つながっています。

「烏丸通北から南」
「寺町通編」の最終回
今宮通から南に
十条通まで続きます。

「大和大路南から北」
本町通より1本東にある
大和大路を北上します。

「鞍馬口通東から西」
室町時代に
京都最北端の道だった
鞍馬口通を下鴨神社から
金閣寺まで進みます。

「きぬかけの路散策」
その金閣寺から西に
龍安寺や仁和寺経由で
北嵯峨まで進みます。

「塩小路東から西」
京都駅前の北側を
東西に貫く塩小路を
東端の智積院から
西端の梅小路公園まで
進みました。
そのあと、
七本松~佐井西通間の
{西塩小路編」も
続きます。

「千本通南から北」
平安時代の中心
旧朱雀大路である
千本通を
七条通から、
鷹峯まで進みます。

「高倉通南から北」
京都中心街を縦断する
烏丸通と河原町通の
中間を貫く高倉通を
北上していきます。
神社仏閣よりも、
飲食店の取材が中心に
なってしまいました。

「上立売通東から西」
今出川通の北側に伸びる
東西の道を散策します。
京都市街地屈指の
桜がきれいな通りです。

「若宮通南から北」
西本願寺と東本願寺の
中間点を通る小路を
北上しました。
京町家と古い商店街の
京都らしい町並みです。

「若宮通南から北」EX
「若宮通編」の最後から
三条通まで
若宮通の真北の通りを
北上していきます。

「釜座通南から北」
若宮通を真北に
延長した先の釜座通で
三条通~京都府庁間を
北上しました。
途中、二条城に
立ち寄りました。

「錦小路東から西」
四条通の1本北に伸びる
錦小路を東から西に
進みます。
錦市場から祇園祭鉾町へ
最終的に住宅街に
移動していきます。

「五辻通東から西」
上立売通と今出川通の
中間に伸びる五辻通を
東から西へと進みます。

「正面通東から西」
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