第341回 小雨降り 蒼き苔生す 大寧軒

[大寧軒] ブログ村キーワード
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3年ぶりの地下鉄東西線「蹴上」駅です。
今回は、ここから北東にある大寧軒の特別公開に向かいます。
撮影日は、2015年9月17日木曜日午後2時半。
「蹴上の別荘群」の公開は、もう無いかもしれませんし……


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今まで乗っていた六地蔵行きの地下鉄東西線の車両が、
「蹴上」駅を出発します。


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地下鉄東西線「蹴上」駅のホームにいます。
では、エスカレーターに乗って地上に向かいます。


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長い長いエスカレーターを乗り継いで、地上に上がってきました。
こちらは、地下鉄東西線「蹴上」駅1番出口です。
道が斜めなのは、それだけここが急な斜面だからです。
(第77回ブログ参照)


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地下鉄東西線「蹴上」駅1番出口から、
三条通東側歩道を北北西に向いています。
では、この九条山から下りるようにここを進みます。


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三条通を歩きながら、歩道の右側を見ています。
土手の上に桜並木が続いて、そこが歩けるようになっています。
こちらが、インクラインです。
(正確には、琵琶湖疎水の蹴上インクライン跡)
ここの春の様子は、よくポスターなどになっています。
この写真は、クリックすれば拡大されます。


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今度は三条通の左側を見ました。
こちらは、ウェスティン都ホテルですね。
こちらにも、小川治兵衛の日本庭園があります。


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地下鉄東西線「蹴上」駅から、三条通を約100m進みました。
インクラインの途中に、このようなトンネルがあります。
通称「ねじりまんぽ」(ねじりんぼ)で、
扁額には北垣国道による「雄水奇想」です。
では、ここからはここをくぐり南禅寺の方に向かいます。
この写真も、クリックすれば拡大されます。


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「ねじりまんぽ」の中を歩いています。
ここは、赤いレンガでできたトンネルです。
この写真も、クリックすれば拡大されます。


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「ねじりまんぽ」を抜け、北東を向いています。
すると、急に景色が一変します。
この辺りは、明治時代に造営された「別荘街」です。
左側は、手前から順に「智水庵」「大寧軒」です。
右側は「何有荘」で、こちらはかなり大きな別荘ですね。
ちょうど小雨が上がったところで、
背後の東山山中に霧がかかっています。
この写真も、クリックすれば拡大されます。


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「ねじりまんぽ」から、北東に約100m進みました。
突き当りに、何有荘の門が見えます。
ここの庭園は、この辺りの「別荘街」や
円山公園・平安神宮などを造営した小川治兵衛の代表作です。
この写真も、クリックすれば拡大されます。


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何有荘の前から、北を向いています。
ずっと向こうに、この並びにある金地院の山門が見えます。
では、手前の看板が出ているところに向かいます。


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こちらが、その看板が出ていた大寧軒です。
この辺の「別荘街」のお屋敷や庭園は通常非公開ですが、
2015年の夏旅企画で、期間限定の公開になりました。


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大寧軒の門をくぐりました。
すると、目の前にこの小川が現れました。
先述の通り、こちらは琵琶湖疎水の水を引いています。
この写真以降、、どれもクリックすれば拡大されます。


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では、ここで600円払ってさらに中に入っていきます。
この門をくぐれば、その先はお目当ての大寧軒庭園です。


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こちらが、大寧軒庭園です。小雨の中、苔が映えますね。
元々は南禅寺の末寺の一つ大寧院でしたが、
明治時代初期の神仏分離令で廃寺になりました。
その後、残った庭園が
この辺りの「蹴上別荘群」に取り込まれていきました。
(近隣の「智水庵」や「何有荘」も同じ経緯です)
これらの別荘は最初は当時の政財界人に買われましたが、
その方々が次々と別荘を手放すと所有者も複雑な変遷をたどり、
この大寧軒は南禅寺の許に返ってきました。
一時期この辺の再開発を提案した方々もいらっしゃいましたが、
(20世紀末バブル崩壊直後に、
何有荘は不透明経理で転売されかけました)
アメリカ人実業家ラリー・ネルソンが所有する何有荘も含めて、
この蹴上一帯をマンションなどに開発できないようになっています。


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先ほどの場所から続く石でできた道を直進しました。
その道は5mほどでこの池に突き当ります。
この角度が、おそらく大寧軒のベストポジションです。
池の奥に小さな瀬があって、(小石でできた橋があります)
さらに奥の三柱鳥居・琵琶湖疎水の水を取り入れた滝が
一直線に並びます。
それを周囲のカエデが取り囲むなかなかの絶景です。
ここを造営したのは藪内流11代竹窓紹智ですが、
「蹴上一帯の池泉式回遊庭園を造営した小川治兵衛の影響がある」
そうおっしゃる学者もいらっしゃいます。


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先ほどの写真の位置から、後ろを見ました。
こちらは、大寧軒の母屋です。
別荘時代は、ここに住んでいらした方がいらしたのですね。
よく見ると、母屋脇の梅の木にも苔がびっしり生えていました。


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では、母屋の右(西)側の方へ進んでいきます。
地面にびっしり苔が生えているので、
石の上を歩かないと転倒してしまいます。
(この日は一日小雨が降っていました)


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途中で、池の方に向きました。
見る角度で風景が変わってしまうのが、
池泉式回遊庭園最大の特徴です。


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よく見ると、母屋から庭園へこのような石でできた道があります。
朝起きて向こうの手水鉢で顔を洗い、
それからこちらの庭園へ散歩するという……
当時はなかなか贅沢な暮らしだったのでしょうね。


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その母屋から、この庭園を見た眺めです。
池の風景が、本当に角度によって違います。
背後の山は、九条山でしょうか?大日山でしょうか?


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母屋から南へ進むと、すぐに待合があります。
茶室の準備ができるまで、客が待つ場所です。
こちらでは、学芸員の方々が大寧軒の解説を行っていました。
この日(2015年9月17日)、ここには30人ほどの
方々がいらっしゃいました。


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待合の前で、南西を向いています。
待合の裏側には塀があって、
その先は小川治兵衛が造営した「智水庵」があります。


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では、自分も待合で学芸員の方からお話を聞きます。
(先ほど書いたようなことをおっしゃっていました)
待合の真横を見ると、三柱鳥居が目の前です。


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こちらが、その三柱鳥居です。
「蚕ノ社」木嶋神社三柱鳥居を模しています。
水源である湧き水に対する信仰ですね。


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学芸員の話が終わり待合から出ると、小雨がやんでいました。
待合から石の道を歩いていくと、こちらの石の橋に出ます。
この部分が小さな瀬になっていて、本来なら茶室に続いています。
(ここは、渡れないようになっていました)


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その茶室「環翠庵」は、この池の向こうにあります。
カエデに囲まれたなかなかのロケーションですね。


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結局来た道を戻って、最初にこの庭園に入って地点に来ました。
次は、母屋の東側に行きます。


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大寧軒の東側に、茶室「環翠庵」があります。
この裏側はこのブログで歩いたねじりまんぽからの道で、
時折人が通り過ぎるのがここからでも見えます。


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こちらが、「環翠庵」の躙り口です。
茶室へは、このような小さな入り口から入ります。


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躙り口から中には、入ってはいけないことになっています。
ですから、外からカメラだけ入れて撮りました。
中は、典型的な形式の茶室ですね。
生木の柿が、床の間の柱になっています。


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茶室から、背を向けました。向こうに、母屋が見えます。
では、ここから右(北)に向かい大寧軒を出ます。


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そして、大寧軒の門まで戻ってきました。
では、ここから大寧軒の外に出ます。
クリックすれば拡大されるのは、この写真までです。


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大寧軒を出て、南を向きました。
右(東)側が工事中ですが、
何有荘の洋館が京都工芸繊維大学に寄贈されることになり、
これはそのためのものです。


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先ほどの道を突き当り、南西を向きました。
約100m先に、ねじりまんぽが見えますね。


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そこから100mほど進み、ねじりまんぽまで戻ってきました。
その上のインクラインも見えます。では、ここをまたくぐります。
この写真は、クリックすれば拡大されます。


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ねじりまんぽをくぐり、南東に向きました。
三条通を約100m進んだところに、
地下鉄東西線「蹴上」駅1番出口があります。
ではここから地下鉄に乗って、「二条」駅に向かいます。
(そこから、千本通を北上します)

今回は、ここまでです。

~次回は、「二条」駅以北の千本通を散策します~
~追記~
2015年9月30日まで、
こちらの大寧軒が特別公開されます。

要するに、これが今年の「夏の旅」の企画です。
詳しくは、ここをクリックしてください。

~追追記~
2015年9月17日に、改装オープンした
焼肉屋の大香園に行きました。
以下は、その時の記事です。

341-39.jpg
こちらが「松原千本」交差点南西角にある焼肉屋大香園です。
大寧軒や千本通への取材後だったので、
もう完全に日が暮れています。(午後7時ごろ)


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大香園の名物と言えば、このドジョウ汁です。
韓国ではよく食べられていますが、
京都ではこの店でしか食べられません。
こちらは、こちらのラー油で味付けします。


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ドジョウ汁をアップにしました。
時折小骨があるものの、
ドジョウの丸のままのお肉は入っていません。
確かすりつぶしてから、スープで煮ているはずです。
この写真は、クリックすれば拡大されます。


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ドジョウ汁を食べていたら、お肉が来ました。
とりあえずの「ハラミ」と心臓」です。
この写真も、クリックすれば拡大されます。


341-43.jpg
ドジョウ汁を食べていると、だんだんお肉が焼けてきました。
人それぞれでしょうが、自分は弱火でじわじわ焼くのが好きです。
この写真も、クリックすれば拡大されます。


341-44.jpg
お肉が焼けました。
写真には写っていませんが、他にチシャ菜とビールも頼みました。
ビールを飲んでだいぶベロベロなので、
ここからは写真を撮らず食べるのに集中します。

~さらに追記~
この辺の地図を貼り付けます。
詳しくは、ここをクリックしてください。
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生まれたときから50数年
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中2のころから
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「嵯峨野嵐山」
嵯峨野嵐山周辺散策です。

「京都駅前散策」
京都駅から
五条通にかけて
あちこち回りました。

「蹴上・鹿ヶ谷散策」
南禅寺のある蹴上や
哲学の道がある鹿ケ谷を
散策しています。

「松原通東から西」
清水寺~西小路間の
松原通を東から西へと
写真で追いかけます。
京都盆地を輪切りにして、
地域ごとの違いを
楽しんでください。

「松原通東から西」EX
松原通が終わる西小路から
京都盆地の西の端の
松尾までを書いています。
松原通の記事と
併せて読むと、
京都盆地の東西の様子が
よく分かります。

「三条通西から東」
嵐山から始まり、
名神高速道路
京都東インターまでの
三条通を西から東に
書いていきます。

「本町通北から南」
京都盆地の東側を通る
本町通を南から北に
進みます。

「寺町通南から北」
河原町通の1本西
寺町通を
五条通から北大路通まで
散策します。
[六原」経由で、
「本町通編」と
つながっています。

「烏丸通北から南」
「寺町通編」の最終回
今宮通から南に
十条通まで続きます。

「大和大路南から北」
本町通より1本東にある
大和大路を北上します。

「鞍馬口通東から西」
室町時代に
京都最北端の道だった
鞍馬口通を下鴨神社から
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「きぬかけの路散策」
その金閣寺から西に
龍安寺や仁和寺経由で
北嵯峨まで進みます。

「塩小路東から西」
京都駅前の北側を
東西に貫く塩小路を
東端の智積院から
西端の梅小路公園まで
進みました。
そのあと、
七本松~佐井西通間の
{西塩小路編」も
続きます。

「千本通南から北」
平安時代の中心
旧朱雀大路である
千本通を
七条通から、
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「高倉通南から北」
京都中心街を縦断する
烏丸通と河原町通の
中間を貫く高倉通を
北上していきます。
神社仏閣よりも、
飲食店の取材が中心に
なってしまいました。

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今出川通の北側に伸びる
東西の道を散策します。
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桜がきれいな通りです。
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