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第357回 紅葉咲く 曇り空から 水路閣

357-1.jpg
南禅寺の勅使門から、東にある山門に向かっています。
この辺りのカエデ並木は、人、人、人であふれています。
今回は南禅寺法堂を参拝した後、水路閣に向かいます。
撮影日は、2015年11月23日勤労感謝の日の月曜日午前11時半。
今回ブログは、全ての写真がクリックすれば拡大されます。


357-2.jpg
こちらが、南禅寺山門の下の部分です。
では、ここをくぐってさらに東に進みます。


357-3.jpg
こちらの山門は、上の方に上れます。
(かつて石川五右衛門が「絶景かな」と言った場所ですね)
ただ、この行列では時間がかかりそうです。
銀閣まで遠いので、ここは諦めて先を急ぎます。
(第74回ブログで一度上に登りました。)


357-4.jpg
南禅寺山門をくぐり、東を向きました。
では、このカエデ並木をくぐり抜けて南禅寺法堂に向かいます。


~2015年12月11日追記~
番外-2
2015年12月10日に再訪しました。
先ほどの写真と同じ角度から撮りました。
今年(2015年)の紅葉は、約2週間遅れです。


357-5.jpg
南禅寺境内のカエデ並木です。
……ただ、今年(2015年)はなかなかカエデが上手く染まりません。


~2015年12月11日追記~
番外-4
こちらも、2015年12月10日に再訪したときのものです。
先ほどの写真と同じカエデの木を撮りました。
もうすっかり紅く染まりました。


357-6.jpg
先ほどの写真から、反対側の南を向いています。
こちらも、紅と翠のまだら模様ですね。


357-7.jpg
ところが、全てのカエデが不作なのではありません。
日当たりが良い木々は、このようにしっかり紅く染まっています。
そういうところには、カメラを持った方々が集まってきます。


357-8.jpg
南禅寺山門から、東に約100m進みました。
こちらは、南禅寺法堂です。
1895年に焼失後、1909年に再建されました。

臨済宗南禅寺派大本山南禅寺は、
1291年亀山上皇によって建立されました。
元々は、臨済宗の京都五山の筆頭でしたが、
室町幕府3代将軍足利義満の政策で、
(相国寺を京都五山に入れた関係で)
鎌倉五山と京都五山とは別格の寺院となりました。
応仁の乱後は一時荒廃しましたが、
江戸時代に以心崇伝が入山すると、また隆盛しました。


357-9.jpg
法堂の前に、こちらの香炉があります。
こちらに100円入れて、線香を立てました。


357-10.jpg
南禅寺法堂の前で、右(南)を向きました。
ここから方丈に向かうのですが、その前に寄り道します。


357-11.jpg
南禅寺法堂の南側にも、東西に伸びる道があります。
(中門から本坊間を貫きます)
ここから約50m先に本坊や方丈が見えますが、
ここではさらに南に進みます。


357-12.jpg
南禅寺法堂南側の道をさらに約30m南に進むと、
赤レンガでできたアーチ状の水道橋が姿を現します。
こちらが、南禅寺の絶景ポイントの一つ「水路閣」です。


~2015年12月11日追記~
番外-13
こちらも、2015年12月10日に再訪した写真です。
ここは2015年11月23日段階でもしっかり染まっていました。


357-13.jpg
水路閣のアーチの隙間から、南へと道が伸びています。
ここから石段を上った先に、南禅院の白壁が見えます。
では、そちらに向かいます。


357-14.jpg
石段を上り、南禅院の白壁で突き当たりました。
そこから右(西)を向くと、さらに上れるようになっています。


357-15.jpg
石段を上りきると、たくさんの方々がいらっしゃいました。
ここから、水路閣の上部を歩くことができます。


357-16.jpg
水路閣の上に乗り、北を向きました。
水路閣は、琵琶湖疎水の水を京都市北部に運んでいます。
実はこの水路閣は、「遺構」ではなく今も「現役」です。
この水は、この後の回で出てくる「哲学の道」を通った後
高野川の下をくぐって、松ヶ崎の浄水場経由で
京都市北部の家庭用水になります。
(こちらのルートを特に「白川疎水」と言います)


357-17.jpg
今度は、水路閣の上部で南を向きました。
水路閣の上部は、このように歩くことができます。
ここをずっと進めば、第355回ブログのインクライン頂上部に
近づくことができます。
ただ、インクライン直前に鉄柵があるので、
ここからインクラインに行くことはできません。


357-18.jpg
では、水路閣上部から南禅院脇に戻ります。
次は、この南禅院に入っていきます。


357-20.jpg
400円払って、南禅院境内に入ってきました。
こちらは、南禅院方丈越しに庭園を見ています。
この南禅院は今では南禅寺の末寺ですが、
1292年に最初に南禅寺が建立された場所です。


357-21.jpg
南禅院方丈から南側に回り込み、方丈庭園を見ています。
池の周囲をカエデの木々が囲んでいます。
方丈内は立ち入り禁止ですが、
内部から見るとおそらくこのような眺めとなります。


357-22.jpg
方丈庭園の東側に、さらに南へ進み山の中に入る道があります。
そちらに向かう前に、このカエデの左(東)側に行きます。
こちらに、南禅寺開山の僧侶大明国師のお墓があります。


357-23.jpg
ただ、大明国師のお墓の前はこのような状態でした。
まぁ、この辺りからの構図もなかなかの絶景でした。


357-24.jpg
これが、その「絶景」です。
手前の紅葉をフレームの上から垂れさせるのがポイントですね。


357-25.jpg
では、山の中(と言っても、池の反対側限定ですが)に入ります。
こちらが、南禅院の泉です。
そういえば、2年半前にここに来たとき、
この上からカエルやらヘビやらが降ってきました。
食うか食われるかの追いかけっこをしていたようでした……


357-26.jpg
山の中に入り込み、先ほどと反対の構図で撮りました。
個人的には、この角度が南禅院ベストポジションと思っています。


357-27.jpg
そして、南禅院方丈の西側から南禅院から出ます。
ここを出ると、また目の前に水路閣が見えます。


357-28.jpg
では、南禅院脇の石段を下ります。
向こうから、黒い犬がやってきますね。
何となくかわいいので撮りました。


357-29.jpg
石段からさらに北に進み、水路閣を下をくぐっています。
カエデ並木の向こうに、南禅寺法堂が見えますね。


357-30.jpg
ただ、南禅寺法堂の前に東西を貫く道があります。
ここから、右(東)を向きます。


357-31.jpg
その場所で、東を向きました。
すると、南禅寺本坊が見えます。
北側に、国宝南禅寺方丈が隣接しています。
ここから南禅寺方丈庭園を眺めに行くのですが、
もうだいぶ写真を貼り付けました。
今回は、ここまでです。

~次回は南禅寺方丈を散策した後、永観堂禅林寺に向かいます~

~追記~
南禅寺のサイトを貼り付けます。
詳しくは、ここをクリックしてください。

~追追記~
法然院で、12月23日に
法話が行われます。

前回ブログでも書きましたが、
法然院では毎月26日に「法然院サンガ」という
念仏勤行と法話が行われていいます。
それが12月は23日に変更されています。
住職の法話は宗教哲学のようなところも網羅していて、
個人的には結構面白かったです。
ただ、この日は自分に仕事が急に入ってしまい、
行けなくなってしまいました……
来年(2016年)1月はまた参加したく思っています。

~さらに追記~
この辺の地図を貼り付けます。
詳しくは、ここをクリックしてください。
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ジャンル : 地域情報

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非公開コメント

こんばんは☆

今年は紅葉を見に行けておらず
こちらで拝見させていただきました(笑)

南禅寺もじっくり散策したことがないので新鮮です
すぐに哲学の道へと歩いてしまったり^^;

あの三連休はホントにすごい人でしたね
でも、まだ暖かったから良かったかも

続きも楽しみにしております^^
いつもありがとうございます♪

Re: こんばんは☆

あっさむさん、こんにちは。
たびたびコメント、ありがとうございます。

自分は南禅寺周辺だけ回って、
哲学の道方面には行かないほうが多いです。
次回ブログの途中から鹿ケ谷通に入りますが、
そこから先はウチのブログ初登場になります。

2年半前に初秋の蹴上を散策したのですが、
その時からいずれ紅葉シーズンも
散策しようと思っていました。
まぁ、今回は欲張りすぎて
蹴上を散々堪能した後哲学の道周辺神社の仏閣にも
訪れています。
その結果、金地院など当初のお目当ての幾つかを
諦めたにもかかわらず、
法然院の開門時間に間に合いませんでした……
(銀閣は遅くまで開いているので、間に合いました)
結局、法然院には別日に再訪しました。
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ぴのぴな

Author:ぴのぴな
ぴのぴなと申します。
生まれたときから50数年
ずっと京都住まいです。
中2のころから
自宅近くを中心に
寺社巡りをしてきました。
このブログで,
本当に京都に来たような
そんな気分を
味わってください。

リンク・カテゴリの説明
いい加減複雑になったので、
サイドバーの説明をします。
☆リンク
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京都市内の今の天気と
天気予報が分かります。

「京都桜100景」
ブログ用に
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新たに撮ったものを加え
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100選びました。
少しずつ更新して
ゆっくり完成させます。

「祇園祭の歩き方」
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こちらも利用して、
祇園祭宵山で回る
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バス停や駅の位置以外に、
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市バスを検索できます。
各系統の停留するバス停や
バス停別時刻表が
貼り付けてあります。
京都観光に来られる前に、
今一度確認してください。

「嵐電(京福電気鉄道)」
京福電車(嵐電)のサイトを
そのまま貼り付けました。
電車の情報もありますが、
嵯峨野嵐山など
沿線の観光情報が
詳しく書いてあります。

「きょうもいろいろ」
ここと同じ
京都観光のブログです。
許可をいただいたので、
リンクさせて
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「ひまわりパパの
ときたま日記」
ご家族のことを書かれた
ブログです。
こちらも
許可をいただいて
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「アマランサス☆
だいあり~」
いろいろなことを
書かれたブログです。
こちらも、
許可をいただいて
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「写真缶」
京都周辺の写真と
短いコメントの
写真ブログです。
こちらも、
許可をいただいて、
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「子連れ京都旅行」
ウチと同じ京都の
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「幼児連れで
便利な店と
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詳しく
書かれています。
こちらは、
自分がお願いして
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いただきました。

「京都パワースポット
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連載されています。
こちらも、
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「京都散歩
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三毛猫ブログ」
飼い猫と京都観光地の
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ブログです。
こちらも許可をいただいて
リンクしました。

「京都に夢中!
古都・京都
お祭りナビ」
これから始まる
京都のお祭りや
イベントの
情報が載っています。
こちらも許可をいただいて
リンクしました。

布袋山保存会
祇園祭前祭の布袋山の
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宵山でここに訪れて、
ここの方と親しくなって、
そのまま相互リンク
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写真家さんが
運営されています。
こちらからお願いして、
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「春夏秋冬 京のくらし」
京都の季節の様子や
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この度、相互リンクさせて
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☆カテゴリ
これまでの記事を
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記事は順番通り
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観光コースをそのまま
追いかけられます。

「京のお店 今日のお品」
緊急事態宣言後の
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さまざまなお店と
その商品を
紹介して宣伝します。

「未分類」
京都を書いては
いるのですが、
他の「道ブログ」とは
趣旨が違うものが
入ります。

「ここって、
何のブログなの?」
このブログの説明です。
記念すべき第1回です。

「限定公開」
パスワードがないと、
閲覧できません。
うちの家族の
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こうなりました。
京都サンガの応援に、
東京に行った記事です。
(国立競技場と明治神宮)

「京都」
どのカテゴリにも
入らない記事です。

「京都サンガ」
Jリーグクラブの
京都サンガの 試合観戦や
イベントの様子を
記事にしました

「東福寺と泉涌寺」
ウチの近所なので、
一番よく行きます。

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ウチの氏神様です。
初詣など
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独立させました。

「清水寺から平安神宮」
京都の東山周辺です。
京都観光の
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これから京都観光を
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ここをご覧ください。

「京都紅葉散策」
紅葉の季節にあちこち
散策してきました。
毎年11月23日に行く
紅葉散策は含まれません。
そういうものに含まれない
短いものを集めました。

「京都桜案内」
桜の季節にあちこち
花見に行きました。
毎年少しずつ増えます。

「祇園散策」
花見小路の花街や
八坂神社・建仁寺など
祇園各地の散策です。

「祇園祭宵山散策」
祇園祭宵山を
毎年更新した記録です。
ゆっくり回ったので、
次に祇園祭に来られた時の
参考にしてください。

「節分」
毎年少しずつ増えます。

「京都のお祭り」
春から初夏を中心に
京都市内各地のお祭りを
記録したものです。

「松尾散策」
地蔵院や鈴虫寺、
松尾大社や法輪寺など
松尾を散策します。

「嵯峨野嵐山」
嵯峨野嵐山周辺散策です。

「京都駅前散策」
京都駅から
五条通にかけて
あちこち回りました。

「蹴上・鹿ヶ谷散策」
南禅寺のある蹴上や
哲学の道がある鹿ケ谷を
散策しています。

「太秦散策」
蚕ノ社や広隆寺、
映画村など太秦周辺を
散策しました。

「花園散策」
JR「花園」駅から
北側の衣笠山手前の
「きぬかけの路」に
かけて散策しました。
妙心寺や等持院など
並んでいます。

「松原通東から西」
清水寺~西小路間の
松原通を東から西へと
写真で追いかけます。
京都盆地を輪切りにして、
地域ごとの違いを
楽しんでください。

「松原通東から西」EX
松原通が終わる西小路から
京都盆地の西の端の
松尾までを書いています。
松原通の記事と
併せて読むと、
京都盆地の東西の様子が
よく分かります。

「三条通西から東」
嵐山から始まり、
名神高速道路
京都東インターまでの
三条通を西から東に
書いていきます。

「本町通北から南」
京都盆地の東側を通る
本町通を南から北に
進みます。

「寺町通南から北」
河原町通の1本西
寺町通を
五条通から北大路通まで
散策します。
[六原」経由で、
「本町通編」と
つながっています。

「烏丸通北から南」
「寺町通編」の最終回
今宮通から南に
十条通まで続きます。

「大和大路南から北」
本町通より1本東にある
大和大路を北上します。

「鞍馬口通東から西」
室町時代に
京都最北端の道だった
鞍馬口通を下鴨神社から
金閣寺まで進みます。

「きぬかけの路散策」
その金閣寺から西に
龍安寺や仁和寺経由で
北嵯峨まで進みます。

「塩小路東から西」
京都駅前の北側を
東西に貫く塩小路を
東端の智積院から
西端の梅小路公園まで
進みました。
そのあと、
七本松~佐井西通間の
{西塩小路編」も
続きます。

「千本通南から北」
平安時代の中心
旧朱雀大路である
千本通を
七条通から、
鷹峯まで進みます。

「高倉通南から北」
京都中心街を縦断する
烏丸通と河原町通の
中間を貫く高倉通を
北上していきます。
神社仏閣よりも、
飲食店の取材が中心に
なってしまいました。

「上立売通東から西」
今出川通の北側に伸びる
東西の道を散策します。
京都市街地屈指の
桜がきれいな通りです。

「若宮通南から北」
西本願寺と東本願寺の
中間点を通る小路を
北上しました。
京町家と古い商店街の
京都らしい町並みです。

「若宮通南から北」EX
「若宮通編」の最後から
三条通まで
若宮通の真北の通りを
北上していきます。

「釜座通南から北」
若宮通を真北に
延長した先の釜座通で
三条通~京都府庁間を
北上しました。
途中、二条城に
立ち寄りました。

「錦小路東から西」
四条通の1本北に伸びる
錦小路を東から西に
進みます。
錦市場から祇園祭鉾町へ
最終的に住宅街に
移動していきます。

「五辻通東から西」
上立売通と今出川通の
中間に伸びる五辻通を
東から西へと進みます。

「正面通東から西」
脳卒中のリハリビがてら、
比較的ウチに近い
正面通を
東から西に進みます。
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