第392回 光悦寺から見下ろす~鷹峯桜散策~その2

[光悦寺] ブログ村キーワード
392-1.jpg
千本通最北端から西に進み、源光庵の前で西を向いています。
この源光庵周辺に、鷹峯を代表する寺院が並んでいます。
今回はこの急な上り坂を進み、光悦寺を散策します。
撮影日は、2016年4月5日火曜日午後2時半。
今回は、この写真しか「桜」が出てきません。


392-2.jpg
源光庵のほぼ南向かいに、浄土真宗遣迎院派本山遣迎院があります。
元々は、鎌倉時代初期に建立された浄土宗西山派の寺院でした。
それが京都市内を転々とし、1955年に現在の位置に移ってきました。
一時期天台宗だったこともありましたが、現在の位置に移った際
浄土真宗の独自宗派の本山となりました。
(同じ宗派に、三十三間堂回りの養源院があります)
ご本尊が快慶作の阿弥陀如来像で、庭園も見事らしいのですが
残念ながらこの寺院は非公開です。


392-3.jpg
遣迎院の向かいには、こちらの京町屋があります。
鷹峯には、こういう家屋がたくさん残っているのが面白いですね。
この写真は、クリックすると拡大されます。


392-4.jpg
その京町屋の前で、西を向きました。
この辺りから、上り坂は少し緩やかになります。
右(北)側の石垣と白壁は、京都市立鷹峯小学校のものです。


392-5.jpg
さらにこの道を西に進めば、京都市立鷹峯小学校の校門が見えます。
校舎自体は普通なのですが、塀や校門はかなり凝っています。


392-6.jpg
京都市立鷹峯小学校の前から、西を向いています。
千本通から突き当りの約300mに、様々な寺院が集中しています。


392-7.jpg
京都市立鷹峯小学校から、西に約5m進み南を向きました。
枯れ枝並木の向こうに、門が見えます。
こちらはカエデ並木で、秋には紅葉に囲まれます。
では、この門の先にある光悦寺に入っていきます。
ここから光悦寺境内の写真は、クリックすると全て拡大されます。


392-8.jpg
門をくぐっても、暫くはカエデの枯れ枝並木が続きます。
ここは元々本阿弥光悦の自宅ですから、
光悦もこのカエデ並木を毎日歩いたのでしょうね。


392-9.jpg
光悦寺のカエデ並木は多少西へ蛇行しますが、
基本的には南へ南へと直進します。
その途中に、こちらの鐘楼があります。


392-10.jpg
ずっと南進した後、突き当りに寺務所があります。
インターフォンを鳴らして、待つこと数分。
こちらで300円(安い!)支払って、先に進みます。
写真撮影の許可をここで求めたところ、
「ここは三脚などを使わなければ、撮り放題です」
そうおっしゃいました。
とは言え屋内には基本入れませんので、
事実上境内のみ撮影可能です。


392-11.jpg
寺務所の西側に、日蓮宗太虚山光悦寺本堂があります。
ただし、そちらは非公開です。

江戸時代の初期、徳川家康からこの鷹峯を拝領した本阿弥光悦は、
自宅の脇に題目を唱えるための草庵を建立しました。
そして光悦の死後の1656年、光悦の自宅跡と題目の草庵を基に
この光悦寺が建立されました。
生前の本阿弥光悦は熱心な日蓮宗信者だったので、
この寺院も日蓮宗となりました。


392-12.jpg
その場所で、南を向きました。
寺務所と本堂を結ぶ渡り廊下をくぐって、さらに南進が可能です。
では、ここから先に進んでいきます。
……と言いますか、ここから本格的な光悦寺散策です。


392-13.jpg
渡り廊下をくぐり南進すると、まずはこちらの茶室が目に入ります。
光悦寺庭園には、この三巴亭を含めて7つの茶室があります。


392-14.jpg
三巴亭を通り過ぎ、光悦寺庭円をさらに南進します。
この庭園には、このような狭い道が迷路状に張り巡らされています。


392-15.jpg
光悦寺庭園の途中に、花が咲いていました。
こちらは……「ユキヤナギ」でしょうか?


392-16.jpg
その花の向かい(西)側に、こちらの茶室がありました。
本阿弥光悦の居室と同じ名前の太虚庵ですが、
こちらは1945年に建てられました。
(ここの茶室は、全て近年のものです)
ちなみに、この垣根は「光悦垣」と言って
途中でどんどん高さが変わっていくこの寺院独特のものです。


392-17.jpg
太虚庵の南側は、四辻になっています。
順路は決まっていませんが、とりあえず右(西)に進みます。


392-18.jpg
すると、すぐに了寂軒という茶室に出ます。
こちらも、中には入れません。


392-19.jpg
そして、その南隣がこの自得庵という茶室です。
この茶室が、光悦寺の南西端です。
ここより南は、急な崖になっています。


392-20.jpg
自得庵の東脇に、こちらのお墓が並んでいます。
こちらは、どうも本阿弥一族の誰かのお墓のようです。
ここは日蓮宗寺院なので、
きちんと「南無妙法蓮華経」と書いてありますね。


392-21.jpg
そのお墓の前で、東を向きました。
右(南)側は崖ですが、生垣できちんと仕切られています。


392-22.jpg
先ほどのお墓の東側に、また茶室があります。
こちらは、本阿弥庵ですね。


392-23.jpg
本阿弥庵の前で、南東を向きました。
生垣の向こうは崖ですが、そこから京都市街地が一望できます。
右側の茶色い建物は、たぶん佛教大学です。
中央の緑地は、船岡山でしょうね。
向こう側の山地は東山で、市街地が山の奥まで続いているのは
蹴上付近の三条通です。


392-24.jpg
同じ場所で南西を向きました。ここから鷹峯三山が見えます。
左が鷹峯で、右が鷲ヶ峰、中央の頂上だけ見えるのが天ケ峰です。
花札の「芒」(すすき)のモデルがこれらの山です。
3山合わせて「鷹峯」とも呼びますが、
地名としては「京都市北区衣笠」に属します。
鷹峯三山の南隣が左大文字山で、
左大文字山南麓に金閣寺があります。


392-25.jpg
お墓と本阿弥庵との間に、北に戻る道があります。
そこを約20m進むと、太虚庵脇の四辻に戻ります。


392-26.jpg
その四辻で、東を向きました。(西と南はもう進みました)
次は、この細長い道を進みます。


392-27.jpg
その細長い道は、約50m先で突き当ります。
卒塔婆の前にある石碑が、本阿弥光悦のお墓です。
では、こちらにお参りします。


392-28.jpg
本阿弥光悦のお墓の北側の生垣越しに、お墓が見えます。
こちらには、寺務所の辺りの東から入れます。


392-29.jpg
本阿弥光悦のお墓の前で、西を向きました。
では、ここから四辻に戻ります。


392-30.jpg
本阿弥光悦のお墓の前から、西に約50m進みました。
T字路に見えますが、ここは筋違いの四辻です。
次は、ここを右(北)に進みます。


392-31.jpg
その四辻で、北を向きました。
すぐ先に太虚庵への脇道がありますが、ここは直進します。


392-32.jpg
そのように北上すると、渡り廊下の前に戻って来られます。
では、その渡り廊下をくぐってさらに北上します。


392-33.jpg
さらに北上すると、こちらの門があります。
この門をくぐると、光悦寺を出て今回ブログ最初の道に出ます。
クリックすれば写真が拡大されるのは、ここまでです。


392-34.jpg
光悦寺を出て、東西に伸びる道に出ました。
光悦寺の北向かいに、大きな寺院があります。
こちらは、日蓮宗清雲山圓成寺です。

天津岩戸別稚姫命(あまついわとわけつわかひめのみこと)という
北山がご神体の山神様の神社が、元々ここにいらっしゃいました。
それが平安時代以降、平安京を守護する北山神の信仰が勢力を持ち、
妙見菩薩の信仰と習合した後、ここは日蓮宗寺院になりました。
明治時代に入って神仏分離令によって衰退しましたが、
近年になってまた再興しています。


392-35.jpg
先ほどの門から約10m北上しました。
圓成寺に参拝しようとしたところ、足許の表札を見つけました。


392-36.jpg
こちらの表札によると、撮影が一切不可のようです。
その代わり境内の立ち入りは認められているので、
一切撮影せずに参拝だけ済ませました。
神仏習合寺院なので、
ここは寺院というよりは山岳信仰の神社みたいでした。
境内中央の滝が、とても荘厳でした。
桜が見ごろで綺麗でしたが……写真は1枚もありません。


392-37.jpg
光悦寺と圓成寺の前から、西を向きました。
こちらの道はもう少し続きがあるので、先を進みます。


392-38.jpg
光悦寺の西隣の家の脇に、お地蔵さんがいらっしゃいました。
そうそう、こちらにもほんの少し桜が咲いています。
(今回ブログも、最初以外にも桜が咲いていました)


392-39.jpg
そのお地蔵さんの前で、西を向きました。
右(北)側に材木屋さんがいらっしゃいますが、
この辺りは北山杉の生産地の一つです。


392-40.jpg
「鷹峯」交差点から西に進み、約300mでこの道は突き当たります。
この先は急な下り坂になっていて、
南に大きくカーブしてそこから鏡石通が始まります。
つまり、そこをずっと進めば金閣寺の前に出られます。
また、右(北)側には「然林坊」というホテルがあります。
西に進むのはここまでにして、この後は東に進んで
「鷹峯」交差点東側にある常照寺に向かいます。
ただ、もうだいぶ写真を貼り付けたので、今回はここまでです。

~次回は、常照寺を散策します。
こちらのソメイヨシノは、この日(2016年4月5日)が満開でした~
~追記~
この辺の地図を貼り付けます。
詳しくは、ここをクリックしてください。
光悦寺を起点にしています。

~追追記~
「京都桜100景」のうち、
「桜のこみち」を改訂しました。

今までは昔のブログの写真を使っていましたが、
この度一から撮り直したものに差し替えました。
記事の文面も、だいぶ書き換えました。
詳しくは、ここをクリックしてください。

~さらに追記~
「京都桜100景」の記事を追加しました。
詳しくは、この下をクリックしてください。
JR「二条」駅【二条】
平野神社【上七軒】
関連記事
スポンサーサイト

テーマ : 京都道案内
ジャンル : 地域情報

コメントの投稿

非公開コメント

コメントありがとうございました

ぴのぴなさま
先日、ブログにコメントいただいたこととんです。
その節はありがとうございました。

そちらではお返事をさせていただいたのですが、ぴのぴなさんの
こちらのブログに来るのが遅くなって申し訳ありません。

いろんなところを回られているんですね。
また京都についてご教示いただければうれしいです。

Re: コメントありがとうございました

こととんさん、こんにちは。
コメント、ありがとうございます。

……と言いますか、コメントの承認が遅れました。
どうも、すみません。

こちらは「道ブログ」で、1本の道を延々歩いていく内容です。
「実際に歩いているような気分で読めるブログ」
を目指しています。
実は有名な観光地を取材したときよりも、
その辺の道の町並みを取材したときの方が
閲覧数は多いのです。
検索フォーム
プロフィール

ぴのぴな

Author:ぴのぴな
ぴのぴなと申します。
生まれたときから50数年
ずっと京都住まいです。
中2のころから
自宅近くを中心に
寺社巡りをしてきました。
このブログで,
本当に京都に来たような
そんな気分を
味わってください。

リンク・カテゴリの説明
いい加減複雑になったので、
サイドバーの説明をします。
☆リンク
「京の天気」
京都市内の今の天気と
天気予報が分かります。

「京都桜100景」
ブログ用に
今まで撮った写真に
新たに撮ったものを加え
独断と偏見で桜の名所を
100選びました。
少しずつ更新して
ゆっくり完成させます。

「祇園祭の歩き方」
YAHOO知恵ノートを
こちらも利用して、
祇園祭宵山で回る
ポイントを書きました。
実際に回るときの
参考にしてください。

「京都市バス路線図」
京都市交通局発行の
京都市バスと市営地下鉄の
路線図を貼り付けました。
バス停や駅の位置以外に、
各観光地の位置関係も
これで分かります。

「京都市バス検索」
系統(「5系」とか)別に
市バスを検索できます。
各系統の停留するバス停や
バス停別時刻表が
貼り付けてあります。
京都観光に来られる前に、
今一度確認してください。

「嵐電(京福電気鉄道)」
京福電車(嵐電)のサイトを
そのまま貼り付けました。
電車の情報もありますが、
嵯峨野嵐山など
沿線の観光情報が
詳しく書いてあります。

「きょうもいろいろ」
ここと同じ
京都観光のブログです。
許可をいただいたので、
リンクさせて
いただきました。

「ひまわりパパの
ときたま日記」
ご家族のことを書かれた
ブログです。
こちらも
許可をいただいて
リンクさせて
いただきました。

「アマランサス☆
だいあり~」
いろいろなことを
書かれたブログです。
こちらも、
許可をいただいて
リンクさせて
いただきました。

「写真缶」
京都周辺の写真と
短いコメントの
写真ブログです。
こちらも、
許可をいただいて、
リンクさせて
いただきました。

「子連れ京都旅行」
ウチと同じ京都の
観光ブログです。
「幼児連れで
便利な店と
不便な点」を
詳しく
書かれています。
こちらは、
自分がお願いして
リンクさせて
いただきました。

「京都パワースポット
体験」
京都の様々な情報を
連載されています。
こちらも、
許可を頂いて
リンクをしました。

「京都散歩
日々の出来事と
三毛猫ブログ」
飼い猫と京都観光地の
様子を書かれた
ブログです。
こちらも許可をいただいて
リンクしました。

「京都に夢中!
古都・京都
お祭りナビ」
これから始まる
京都のお祭りや
イベントの
情報が載っています。
こちらも許可をいただいて
リンクしました。

布袋山保存会
祇園祭前祭の布袋山の
サイトです。
宵山でここに訪れて、
ここの方と親しくなって、
そのまま相互リンク
することにしました。

One-Shot Photo Blog
北関東と東京の下町の
写真ブログです。
自分の大ファンの
写真家さんが
運営されています。
こちらからお願いして、
リンクさせて
いただきました。

「春夏秋冬 京のくらし」
京都の季節の様子や
ご自身が経営されている
カフェの様子を
書かれたブログです。
この度、相互リンクさせて
いただきました。

☆カテゴリ
これまでの記事を
テーマ別に分けました。
記事は順番通り
並んでいますので、
観光コースをそのまま
追いかけられます。

「未分類」
京都を書いては
いるのですが、
他の「道ブログ」とは
趣旨が違うものが
入ります。

「ここって、
何のブログなの?」
このブログの説明です。
記念すべき第1回です。

「限定公開」
パスワードがないと、
閲覧できません。
うちの家族の
個人情報満載なので、
こうなりました。
京都サンガの応援に、
東京に行った記事です。
(国立競技場と明治神宮)

「京都」
どのカテゴリにも
入らない記事です。

「東福寺と泉涌寺」
ウチの近所なので、
一番よく行きます。

「伏見稲荷大社」
ウチの氏神様です。
初詣など
こちらも多くなります。

「ゑびす神社」
毎年参拝しているので、
独立させました。

「清水寺から平安神宮」
京都の東山周辺です。
京都観光の
一番有名なコースです。
これから京都観光を
考えておられる方は、
ここをご覧ください。

「京都桜案内」
桜の季節にあちこち
花見に行きました。
毎年少しずつ増えます。

「祇園散策」
花見小路の花街や
八坂神社・建仁寺など
祇園各地の散策です。

「祇園祭宵山散策」
祇園祭宵山を
毎年更新した記録です。
ゆっくり回ったので、
次に祇園祭に来られた時の
参考にしてください。

「節分」
毎年少しずつ増えます。

「京都のお祭り」
春から初夏を中心に
京都市内各地のお祭りを
記録したものです。

「松尾散策」
地蔵院や鈴虫寺、
松尾大社や法輪寺など
松尾を散策します。

「嵯峨野嵐山」
嵯峨野嵐山周辺散策です。

「京都駅前散策」
京都駅から
五条通にかけて
あちこち回りました。

「蹴上・鹿ヶ谷散策」
南禅寺のある蹴上や
哲学の道がある鹿ケ谷を
散策しています。

「松原通東から西」
清水寺~西小路間の
松原通を東から西へと
写真で追いかけます。
京都盆地を輪切りにして、
地域ごとの違いを
楽しんでください。

「松原通東から西」EX
松原通が終わる西小路から
京都盆地の西の端の
松尾までを書いています。
松原通の記事と
併せて読むと、
京都盆地の東西の様子が
よく分かります。

「三条通西から東」
嵐山から始まり、
名神高速道路
京都東インターまでの
三条通を西から東に
書いていきます。

「本町通北から南」
京都盆地の東側を通る
本町通を南から北に
進みます。

「寺町通南から北」
河原町通の1本西
寺町通を
五条通から北大路通まで
散策します。
[六原」経由で、
「本町通編」と
つながっています。

「烏丸通北から南」
「寺町通編」の最終回
今宮通から南に
十条通まで続きます。

「大和大路南から北」
本町通より1本東にある
大和大路を北上します。

「鞍馬口通東から西」
室町時代に
京都最北端の道だった
鞍馬口通を下鴨神社から
金閣寺まで進みます。

「きぬかけの路散策」
その金閣寺から西に
龍安寺や仁和寺経由で
北嵯峨まで進みます。

「塩小路東から西」
京都駅前の北側を
東西に貫く塩小路を
東端の智積院から
西端の梅小路公園まで
進みました。
そのあと、
七本松~佐井西通間の
{西塩小路編」も
続きます。

「千本通南から北」
平安時代の中心
旧朱雀大路である
千本通を
七条通から、
鷹峯まで進みます。

「高倉通南から北」
京都中心街を縦断する
烏丸通と河原町通の
中間を貫く高倉通を
北上していきます。
神社仏閣よりも、
飲食店の取材が中心に
なってしまいました。

「上立売通東から西」
今出川通の北側に伸びる
東西の道を散策します。
京都市街地屈指の
桜がきれいな通りです。
サイトやブログのリンク
シリーズごと読むなら、こちらから
最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
最新トラックバック
ブログの訪問者数
 
現在の訪問者数
現在の閲覧者数:
カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
RSSリンクの表示
Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ

ランキング参加バナー
ブログ村ポイント
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文: