第41回 松尾大社の山吹~松尾散策~その4

月読神社の境内から、鳥居の反対側を見ています。
向かいの児童公園の桜並木が、一斉に満開です。
今回は、ここから北隣の松尾大社を参拝します。
撮影日は、2012年4月15日日曜日午後1時半。
相変わらずのぽかぽか陽気です。

月読神社の鳥居の前で、左(北)を向きました。
右(東)側の児童公園には桜以外にカエデの木もあり、
春以上に秋も絶景になるはずです。
このまま北に向かい、松尾大社に向かいます。

月読神社の鳥居前から、50mほど北に進みました。
また、お地蔵さんの祠がいらっしゃいました。
いつも通り撮らせていただきました。

お地蔵さんの祠の上は、「松尾幼稚園」になっています。
そういえば、月読神社の鳥居の前からでも
この幼稚園の黄色いバスが見えていました。
この日は日曜日なので、だれもいらっしゃらないようです。

「松尾幼稚園」から、約50m北に移動しました。
左(西)側の金網の向こうは、松尾大社の駐車場です。
(つまり、松尾大社の境内です)
金網付近の木々は、愛子桜という品種です。
ソメイヨシノよりも散るのが早いようですね。

先ほどの場所から北に10mほど進みました。
松尾大社の駐車場の中央を細い川が貫いています。
実は、わかりにくいのですがこの道の横を
時折この川が沿うように流れています。

さらに北に約50m進みました。いよいよ松尾大社の鳥居の前です。

今、西を向いています。これが、松尾大社の鳥居です。
ここをくぐり、中を参拝したいと思います。

鳥居をくぐりました。松尾大社の山門の前に来ました。
ここもくぐり、いよいよ松尾大社の中に入っていきます。

松尾大社の手水所です。亀の形をしています。
そういえば、松尾大社のあちこちに亀の像があります。
ここが水神であることと関係があるのでしょうか?

手水所の西側です。さらに西に、拝殿や本殿があります。
桜がここも満開ですが、その下の山吹も満開です。
4月上旬は桜 4月下旬は山吹
これが松尾大社の特徴なのですが、
今年は桜が遅れたので、同時に咲いています。
異常気象万々歳ですね。次は、末社参りです。

本殿の南側に来ました。ここに、椋の大樹の株があります。
この椋は御神木だったのですが、落雷で倒れてしまいました。

椋の大樹の西側に、末社の祠が4柱いらっしゃいます。
左から、祖霊社・金比羅社・一挙社・衣手社です。
衣手社は、第32回ブログで出てきた松尾大社と関係のある神社です。

拝殿越しから見た松尾大社の本殿です。
松尾大社は、奈良時代以前からあるとても古い神社です。
主神は大山咋神<と市杵島媛命の2柱で、
もともとは秦氏の氏神でした。
とはいえ、ここは「近くを流れる桂川の氾濫を鎮めるための神社」
という役割が大きかったようです。
(中世以降は、「酒造りの神様」の役割も大きいのですが)
ですから、神道が体系化される以前の古い形式を残していますし、
桂川に松尾大社 鴨川に下鴨神社
というように、平安京の二大神社の一つだったのです。

本殿の北側に行き、松尾大社の奥を拝観します。
この先で拝観料を払いますが、入り口はここではありません。

先ほどの写真の位置から西を向きました。
渡り廊下をくぐり、ここから中に入ります。

渡り廊下をくぐった後、すぐに右(北)に曲がります。
もう一度渡り廊下をくぐると、この曲水の庭の前に出ます。
この庭を見ながら前の廊下の所まで行きます。

庭の北側の廊下には、ここから入ります。
ここを左に行けば、「神像館」に行けます。
松尾大社の御神体(!)の神像と、
月読神社と衣手神社の御神体の神像もこちらに安置されています。
残念ながら、中には破損が激しいものもあり(特に、衣手神社のもの)
恐らくは保存目的でこのようなことになっているのでしょう。
このような大きな神社の御神体を見たのは、生まれて初めてです。
(普通、どこの神社も非公開です)
また、目の前の茶室ではお金を払えば抹茶が飲めます。
前々回の鈴虫寺でお茶を飲んでから
まだ1時間しかたっていないのですが、
またここでもいただきました。

曲水の庭を反対側から撮っています。
つまり、今は南を向いています。
こちらの渡り廊下の下をくぐり、西に少し向かいます。

ここは、本殿の裏手(西側)になります。
ここにも、末社の祠がいらっしゃいます。
一つの祠に見えますが、実は二つの祠が合体しています。

さらに西に「滝御前」がいらっしゃいます。
どうやら滝そのものが御神体です。
ここも神道の古い形が残されています。
ちなみに、崖の辺りが天狗の顔に似ているそうです。
(かなりよく見ないと、わかりません)

一通り見たので、松尾大社の山門を出ます。

実は、山門と鳥居の間に小川が流れていました。
その小川の岸に一面の山吹が咲いていました。
写真をクリックしれば、写真を拡大できます。

山吹は、その小川沿いにずっと咲き誇っていました。
ここもクリックすれば、写真を拡大できます。
4月12日くらいから松尾大社では「山吹祭り」と称して、
いろいろなイベントを行っていました。

山吹の花畑の向かい(東)に、お酒の博物館がありました。
ここ松尾大社は酒造りの神様でもあるので、
あちこちに日本全国の酒造メーカーの商標が見られます。

お酒の博物館の売店で買った酒まんじゅうです。
とろろそばと並び、ここ松尾の名物でもあります。
この写真は、帰宅後にこのまんじゅうを食べる前に撮影しました。

鳥居前に戻ってきました。ここをくぐって、帰宅します。

今度は、鳥居から東に向かっています。ここは松尾大社の参道です。
一面の桜並木の脇に、「十三参り」ののぼりが出ています。

桜並木を東に抜けると、南側に派出所がありました。

ちなみに、右(南)側の建物が先ほどの派出所です。
この大きな鳥居の向こうが、物集女街道と四条通の交差点です。
ですから、ここをずっと南に行けば阪急電車「上桂」駅付近に出ます。
東の方に行けばすぐに桂川があり、その先に松尾橋があります。
そしてずっと東に行けば祇園にたどり着き、
第37回ブログに出てきた八坂神社で突き当ります。
四条通は、八坂神社から松尾大社までを結ぶ通り
ということになります。
ここをさらに東に行きます。

四条と物集女街道との交差点の南東角です。
ここに、阪急電車の「松尾」駅があります。
ここから電車に乗って、帰宅します。
今回は、ここまでです。
~次回は、ここから嵐山まで抜ける道を行くか
ゴールデンウィーク中の春祭りに行くかどちらかです~
~追記~
実は松尾大社は、春に大きなお祭りが二つあります。
4月22日の御神輿が松尾大社から
七条千本の御旅所を目指す「神幸祭」と
5月13日の御旅所から松尾大社を目指す「還幸祭」です。
途中このブログでも出てきた衣手神社と月読神社にも寄ります。
この二つを合わせて「松尾祭」といい、京都の春を彩るお祭りです。
詳しくは、松尾大社のサイトをご覧ください。
~追追記~
この周辺の地図を貼り付けます。
詳しくは、ここをクリックしてください。
地図を少し北にスクロールさせると、
松尾橋付近も見ることができます。
阪急電車「松尾」駅へは、
京都駅からは地下鉄烏丸線を利用しましょう。
京都駅から「四条」駅まで乗ります。
そこで阪急電車「烏丸」駅に乗り換えます。
阪急電車も「桂」駅で乗り換え、嵐山行きの電車に乗ればすぐです。
ちなみに、この「松尾散策」シリーズは、
阪急電車「上桂」駅から「松尾」駅の一駅分歩きました。
実は松尾大社は、春に大きなお祭りが二つあります。
4月22日の御神輿が松尾大社から
七条千本の御旅所を目指す「神幸祭」と
5月13日の御旅所から松尾大社を目指す「還幸祭」です。
途中このブログでも出てきた衣手神社と月読神社にも寄ります。
この二つを合わせて「松尾祭」といい、京都の春を彩るお祭りです。
詳しくは、松尾大社のサイトをご覧ください。
~追追記~
この周辺の地図を貼り付けます。
詳しくは、ここをクリックしてください。
地図を少し北にスクロールさせると、
松尾橋付近も見ることができます。
阪急電車「松尾」駅へは、
京都駅からは地下鉄烏丸線を利用しましょう。
京都駅から「四条」駅まで乗ります。
そこで阪急電車「烏丸」駅に乗り換えます。
阪急電車も「桂」駅で乗り換え、嵐山行きの電車に乗ればすぐです。
ちなみに、この「松尾散策」シリーズは、
阪急電車「上桂」駅から「松尾」駅の一駅分歩きました。
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