第449回 極楽浄土の寺院~月輪紅葉散策2016~その12

448-39.jpg
泉涌寺の総門から、泉涌寺道を西に向いています。
泉涌寺への参道から京都市街地に入ったところに
こちらの真言宗泉涌寺派即成院があります。
今回はこちらに参拝した後、JR京阪電鉄「東福寺」駅に戻ります。
撮影日は、2016年11月23日勤労感謝の日の水曜日午後3時半。
今回で、2016年の紅葉散策が終わります。


449-2.jpg
即成院の山門をくぐりました。
こちらは、東西に伸びる細長い境内です。
山門のある最西端に、こちらの地蔵堂があります。
毎年10月に、本堂からこちらまで花道が作られ
「二十五菩薩供養」が行われます。
即成院境内の写真は、クリックすれば全て拡大されます。


449-3.jpg
地蔵堂の前で、東を向きました。
このずっと先に、即成院の本堂が見えますね。


449-4.jpg
本堂の北側に、こちらの花が生けてありました。
そう言えば、前回ブログの丈六戒光寺でも生けてありましたね。


449-5.jpg
靴を脱いで、即成院の本堂に入ってきました。
この左(東)側に、ご本尊がいらっしゃいます。
こちらは、ご本尊以外は撮影可能です。
(「防犯上の理由」とここの寺院の方がおっしゃっていました)


449-6.jpg
即成院のご本尊は撮影不可なので、拝観チケットを撮りました。
阿弥陀仏と25体の菩薩像が、「極楽浄土」を表しています。
このうち11体が平安時代後期に定朝が彫ったもので、
残りが江戸時代に焼失分を定朝の作風で復元したものです。
(如来像と菩薩像のすべてが、重要文化財です)
1体1体がとても大きく、極楽浄土が「復元」されたかのようです。

真言宗泉涌寺派即成院(そくじょういん)の創建には諸説ありますが、
定説では11世紀後半に橘俊綱が建立したとされています。
もともとは伏見(現京都市伏見区南部)の方にあったようですが、
豊臣秀吉が伏見城の築城のために大亀谷に移転しました。
(京阪電鉄「墨染」駅前。第122回ブログの散策地点です)
ところが、明治時代の1868年に廃仏毀釈の影響で廃寺になりました。
その際阿弥陀仏と菩薩像は、泉涌寺預かりとなりました。
それが、この寺院がこの地で復活した最大の理由です。


449-7.jpg
即成院の阿弥陀仏を参拝した後、本堂の北側を向いています。
ここから、本堂のさらに裏(東)側に行くことができます。


449-8.jpg
先程の写真の脇に扉があって、そこからこちらに進めます。
頭上にある通り、この先に那須与一のお墓があります。
右(南)側に石仏が並んでおり、その塀の向こうが泉涌寺道です。


449-9.jpg
先程の上り坂を約50m進みました。こちらが那須与一のお墓です。
では、こちらにもお参りします。


449-10.jpg
では、即成院本堂に戻ります。
手前に小さな小屋が見えますが、あちらは便所です。


449-11.jpg
即成院の本堂に戻ってきました。
この背後に、ご本尊がいらっしゃいます。
では、このまま左側から即成院本堂を出ます。


449-12.jpg
境内を一通り回り、即成院の山門まで戻ってきました。
ではここを出て、泉涌寺道に戻ります。


449-13.jpg
……とその前に、山門の屋根の上に注目します。
こちらの天頂に、鳳凰が模られています。
こちらも、「極楽浄土」の象徴ですね。


449-14.jpg
即成院を出て、泉涌寺道を東に向きました。
こちらが、泉涌寺の総門です。前回ブログでも出てきましたね。
クリックすれば拡大されるのは、この写真までです。


449-15.jpg
泉涌寺総門の前で、西を向きました。
ではこの坂道を下り、東大路を目指します。


449-16.jpg
即成院のすぐ脇に、北に伸びる石段があります。
ここを下りしばらくして右(東)に曲がると、
第447回ブログに出てきた朱塗りの橋の下をくぐります。
ちなみに、この辺りは自分が高校生の頃の
体育の授業中のマラソンコースの一つでした。
(他には、「お山」稲荷山の四辻まで行って帰るコースでした)


449-17.jpg
下りの石段の向かい(南)側には、こちらのお店があります。
こちらで、清水焼の陶磁器が売られています。
実は、第444回ブログの勝林寺がある辺りとこの辺りは
直線距離ではかなり近く、
この一帯に清水焼の陶工さんがたくさんおられます。
その関係で、この近くに陶器屋さんや窯元も多くなります。


449-18.jpg
その陶器屋さんの前で、泉涌寺道を西に向いています。
もう完全に、京都市街地のただ中です。
そして、向こうに信号が見えているのが、
東大路と交差する「泉涌寺道」交差点です。


449-19.jpg
その辺りに、こちらの交番があります。
そして、この辺りで坂道が終わり道は平坦になります。


449-20.jpg
即成院の前から、泉涌寺道を西に約300m進みました。
こちらが、「泉涌寺道」交差点です。
向こうに京都タワーが見えるのは、
この泉涌寺道が正確には北北西を向いているからです。
泉涌寺道は、西に約250m先の本町通で突き当たります。
(第144回ブログ参照)


449-21.jpg
「泉涌寺道」交差点で、東大路を北に向いています。
約200m先に大きな薮が見えますが、
あちらが新熊野神社(いまぐまのじんじゃ)ですね。
もしさらに約200m進むと、塩小路と交差します。
この写真は、クリックすると拡大されます。


449-22.jpg
今度は、「泉涌寺道」交差点で東大路を南西に向きました。
このまま泉涌寺道を進んでも駅まで行けるのですが、
今回も第88回ブログ同様、東大路を南下します。


449-23.jpg
「泉涌寺道」交差点南西角に、「泉涌寺道」バス停があります。
この日(2016年11月23日)も、バス待ちの方々がいらっしゃいます。
向こうに、「コロッケ京亭」の看板が見えます。
自分が高校生の頃はここでコロッケを買ったものですが、
この日は祝日なので閉まっていました。
(こちらでは、こんなコロッケを売っています。
味もおいしいのですが、とにかく安いのが魅力です)


449-24.jpg
「泉涌寺道」から、東大路を南西に約150m進みました。
こちらは、京都第一日赤病院です。
向こうに信号が見えますが、あちらが「東福寺」交差点です。


449-26.jpg
第一日赤病院の前から東大路を南西に約50m進み、
「東福寺」交差点まで来ました。
この交差点から大通りは真西に曲がり、陸橋となります。
東福寺の駐車場がに入りきれない観光バスが、
陸橋付近に停まっていますね。
東大路はこの交差点までで、陸橋から九条通に変わります。


449-27.jpg
「東福寺」交差点の北西角に、臨済宗東福寺派万寿寺があります。
今は東福寺の塔頭寺院ですが、
1434年の大火以前は東福寺と同格の「京都五山」の1寺でした。
(第406回ブログ参照)
この写真は、クリックすると拡大されます。


449-28.jpg
万寿寺から、九条通を西に進んでいます。
陸橋の上が九条通ですが、その外側のこの狭い道も九条通です。
向こう(西)に京阪電鉄の特急車両が見えますが、
「東福寺」交差点から西に約100m先に踏切があります。


449-29.jpg
その途中で、こちらのお地蔵さんがいらっしゃいました。
この裏手(北)は、万寿寺の境内です。
この写真も、クリックすると拡大されます。


449-30.jpg
「東福寺」交差点から九条通を西に約80m進むと、
九条通は本町通と交差します。
ここで南に進むと、第438回ブログと同じルートになります。


449-31.jpg
今度は九条通から、本町通を北に向いています。
この日(2016年11月23日)は祝日なので、
レコード屋さんのナカバヤシが閉まっています。
向こうに見える電車のマークの看板がJR京阪電鉄「東福寺」駅で、
そこから帰宅します。

……ただその手前に、京寿司屋さんの「いず松」の看板も見えます。
現時点で2016年11月23日午後4時です。
晩御飯には早いですが、母と相談して寄り道することにしました。


449-32.jpg
「いず松」さんのお許しを得て、店内を撮影しました。
屋内に坪庭があって、
壁には祇園や先斗町の芸妓さんの団扇が並んでいます。
「いず松」店内とお寿司の写真は、クリックすると拡大されます。


449-33.jpg
こちらは頼めば握りずしも作ってくれますが、
何といってもこちらの名物は京寿司です。
大阪寿司同様、木箱で押し固めたものや海苔巻きが中心です。
自分が強く勧めたので、母も京寿司のセットにしました。
他に赤だしと熱燗も頼みました。いつも通りのメニューです。


449-34.jpg
赤だしには、湯葉と紅葉麩・なめこが入っていました。
そうそう、ここでお寿司を食べたのは晩秋でした。
ブログ更新が撮影日から1ケ月ずれているので、感慨深いですね。


449-35.jpg
そして、こちらが京寿司セットです。
手前が左からバッテラ(鯖寿司)・キュウリの巻き寿司・
とろろ昆布の巻き寿司・海苔の巻きずしが並んでします。
どれも、京都ではよく食べられているものです。


449-36.jpg
京寿司セットの後ろ半分は、木箱で押し固めた箱寿司が並びます。
左から、ハモ箱(鱧のそぼろ煮が載っています)、エビと卵の箱寿司・
鯛の酢締・鮭の昆布締の箱寿司です。
一番右は稲荷寿司なので、箱寿司ではありません。
もちろん、中には芥子の実がきちんと入っています。
写真をクリックすると拡大されるのは、ここまでです。


449-37.jpg
「いず松」を出て、本町通を北に向いています。
JR京阪電鉄「東福寺」駅は目の前ですね。


449-38.jpg
帆奈mり通から、JR京阪電鉄「東福寺」駅を見ています。
この路地の左奥に進むとJRの駅へ進む陸橋の下に出ます。
京阪電鉄へは、目の前の改札口をくぐります。
では、今回は京阪電鉄に乗って家に帰ります。
家には、午後5時ごろ着きました。
よく考えたら徒歩で帰っても似た時間なのですが、
まぁそれはご愛嬌ということで……

これで、「月輪紅葉散策2,016年編」の連載を終了します。

~次回から、初詣を連載します。また、伏見稲荷大社を訪れます~



~追記~
今回散策した場所を添付します。
詳しくは、ここをクリックしてください。
「泉涌寺道」交差点が、起点です。
関連記事
スポンサーサイト

テーマ : 京都道案内
ジャンル : 地域情報

コメントの投稿

非公開コメント

検索フォーム
プロフィール

ぴのぴな

Author:ぴのぴな
ぴのぴなと申します。
生まれたときから50数年
ずっと京都住まいです。
中2のころから
自宅近くを中心に
寺社巡りをしてきました。
このブログで,
本当に京都に来たような
そんな気分を
味わってください。

リンク・カテゴリの説明
いい加減複雑になったので、
サイドバーの説明をします。
☆リンク
「京の天気」
京都市内の今の天気と
天気予報が分かります。

「京都桜100景」
ブログ用に
今まで撮った写真に
新たに撮ったものを加え
独断と偏見で桜の名所を
100選びました。
少しずつ更新して
ゆっくり完成させます。

「祇園祭の歩き方」
YAHOO知恵ノートを
こちらも利用して、
祇園祭宵山で回る
ポイントを書きました。
実際に回るときの
参考にしてください。

「京都市バス路線図」
京都市交通局発行の
京都市バスと市営地下鉄の
路線図を貼り付けました。
バス停や駅の位置以外に、
各観光地の位置関係も
これで分かります。

「京都市バス検索」
系統(「5系」とか)別に
市バスを検索できます。
各系統の停留するバス停や
バス停別時刻表が
貼り付けてあります。
京都観光に来られる前に、
今一度確認してください。

「嵐電(京福電気鉄道)」
京福電車(嵐電)のサイトを
そのまま貼り付けました。
電車の情報もありますが、
嵯峨野嵐山など
沿線の観光情報が
詳しく書いてあります。

「きょうもいろいろ」
ここと同じ
京都観光のブログです。
許可をいただいたので、
リンクさせて
いただきました。

「ひまわりパパの
ときたま日記」
ご家族のことを書かれた
ブログです。
こちらも
許可をいただいて
リンクさせて
いただきました。

「アマランサス☆
だいあり~」
いろいろなことを
書かれたブログです。
こちらも、
許可をいただいて
リンクさせて
いただきました。

「写真缶」
京都周辺の写真と
短いコメントの
写真ブログです。
こちらも、
許可をいただいて、
リンクさせて
いただきました。

「子連れ京都旅行」
ウチと同じ京都の
観光ブログです。
「幼児連れで
便利な店と
不便な点」を
詳しく
書かれています。
こちらは、
自分がお願いして
リンクさせて
いただきました。

「京都パワースポット
体験」
京都の様々な情報を
連載されています。
こちらも、
許可を頂いて
リンクをしました。

「京都散歩
日々の出来事と
三毛猫ブログ」
飼い猫と京都観光地の
様子を書かれた
ブログです。
こちらも許可をいただいて
リンクしました。

「京都に夢中!
古都・京都
お祭りナビ」
これから始まる
京都のお祭りや
イベントの
情報が載っています。
こちらも許可をいただいて
リンクしました。

布袋山保存会
祇園祭前祭の布袋山の
サイトです。
宵山でここに訪れて、
ここの方と親しくなって、
そのまま相互リンク
することにしました。

One-Shot Photo Blog
北関東と東京の下町の
写真ブログです。
自分の大ファンの
写真家さんが
運営されています。
こちらからお願いして、
リンクさせて
いただきました。

「春夏秋冬 京のくらし」
京都の季節の様子や
ご自身が経営されている
カフェの様子を
書かれたブログです。
この度、相互リンクさせて
いただきました。

☆カテゴリ
これまでの記事を
テーマ別に分けました。
記事は順番通り
並んでいますので、
観光コースをそのまま
追いかけられます。

「未分類」
京都を書いては
いるのですが、
他の「道ブログ」とは
趣旨が違うものが
入ります。

「ここって、
何のブログなの?」
このブログの説明です。
記念すべき第1回です。

「限定公開」
パスワードがないと、
閲覧できません。
うちの家族の
個人情報満載なので、
こうなりました。
京都サンガの応援に、
東京に行った記事です。
(国立競技場と明治神宮)

「京都」
どのカテゴリにも
入らない記事です。

「東福寺と泉涌寺」
ウチの近所なので、
一番よく行きます。

「伏見稲荷大社」
ウチの氏神様です。
初詣など
こちらも多くなります。

「ゑびす神社」
毎年参拝しているので、
独立させました。

「清水寺から平安神宮」
京都の東山周辺です。
京都観光の
一番有名なコースです。
これから京都観光を
考えておられる方は、
ここをご覧ください。

「京都桜案内」
桜の季節にあちこち
花見に行きました。
毎年少しずつ増えます。

「祇園散策」
花見小路の花街や
八坂神社・建仁寺など
祇園各地の散策です。

「祇園祭宵山散策」
祇園祭宵山を
毎年更新した記録です。
ゆっくり回ったので、
次に祇園祭に来られた時の
参考にしてください。

「節分」
毎年少しずつ増えます。

「京都のお祭り」
春から初夏を中心に
京都市内各地のお祭りを
記録したものです。

「松尾散策」
地蔵院や鈴虫寺、
松尾大社や法輪寺など
松尾を散策します。

「嵯峨野嵐山」
嵯峨野嵐山周辺散策です。

「京都駅前散策」
京都駅から
五条通にかけて
あちこち回りました。

「蹴上・鹿ヶ谷散策」
南禅寺のある蹴上や
哲学の道がある鹿ケ谷を
散策しています。

「松原通東から西」
清水寺~西小路間の
松原通を東から西へと
写真で追いかけます。
京都盆地を輪切りにして、
地域ごとの違いを
楽しんでください。

「松原通東から西」EX
松原通が終わる西小路から
京都盆地の西の端の
松尾までを書いています。
松原通の記事と
併せて読むと、
京都盆地の東西の様子が
よく分かります。

「三条通西から東」
嵐山から始まり、
名神高速道路
京都東インターまでの
三条通を西から東に
書いていきます。

「本町通北から南」
京都盆地の東側を通る
本町通を南から北に
進みます。

「寺町通南から北」
河原町通の1本西
寺町通を
五条通から北大路通まで
散策します。
[六原」経由で、
「本町通編」と
つながっています。

「烏丸通北から南」
「寺町通編」の最終回
今宮通から南に
十条通まで続きます。

「大和大路南から北」
本町通より1本東にある
大和大路を北上します。

「鞍馬口通東から西」
室町時代に
京都最北端の道だった
鞍馬口通を下鴨神社から
金閣寺まで進みます。

「きぬかけの路散策」
その金閣寺から西に
龍安寺や仁和寺経由で
北嵯峨まで進みます。

「塩小路東から西」
京都駅前の北側を
東西に貫く塩小路を
東端の智積院から
西端の梅小路公園まで
進みました。
そのあと、
七本松~佐井西通間の
{西塩小路編」も
続きます。

「千本通南から北」
平安時代の中心
旧朱雀大路である
千本通を
七条通から、
鷹峯まで進みます。

「高倉通南から北」
京都中心街を縦断する
烏丸通と河原町通の
中間を貫く高倉通を
北上していきます。
神社仏閣よりも、
飲食店の取材が中心に
なってしまいました。

「上立売通東から西」
今出川通の北側に伸びる
東西の道を散策します。
京都市街地屈指の
桜がきれいな通りです。
サイトやブログのリンク
シリーズごと読むなら、こちらから
最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
最新トラックバック
ブログの訪問者数
 
現在の訪問者数
現在の閲覧者数:
カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
RSSリンクの表示
Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ

ランキング参加バナー
ブログ村ポイント
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文: