第509回 西本願寺の門前町~若宮通南から北~その4

若宮通から、正面通を西に向いています。
今回はこちらを進み、西本願寺総門を目指します。
撮影日は、2017年9月14日木曜日午後3時半。
よく晴れた過ごしやすい1日でした。

先程の写真で右(北)側に写っていた京町家の2Fに、
「鍾馗様」がいらっしゃいます。
こちらも、京町家の重要な要素ですね。

その鍾馗様の京町家の前から、正面通を西に向いています。
では、また西本願寺総門へと向かいます。

若宮通から、正面通を約30m西に進みました。
正面通の北側に、こちらの祠がいらっしゃいます。
一見するとお地蔵さんですが、こちらは蛭子(えびす)神社です。
こちらにお参りして、先に進みます。

こちらは、その蛭子神社の向かい(南)側です。
「古田仏具所」という石仏屋さんなのですが、
一里塚の上に童子さんが立っていますね。

若宮通から、正面通を西に約50m進みました。
こちらで正面通は、西洞院通と交差します。

正面通から、西洞院通を北に向いています。
目の前の建物は、数年前前まで京都市立植柳小学校でした。
その手前に、市バスの「西洞院正面」バス停が立っています。
こちらは、明治時代に市電が開通した影響でこの道幅です。

今度は、正面通から西洞院通を南に向きました。
かつて西洞院通は、京都駅から
「四条堀川」交差点に抜ける市電の路線でした。
その路線は、最終的に「千本中立売」交差点へ続く北野線でした。
(第350回ブログを参照)

信号が青になったので、横断歩道で西洞院通を西側に渡ります。
この時間帯は小学生が多いのですが、それには理由があります。

西洞院通から、正面通を西に向いています。
右(北)側は、京都市立植柳小学校の元校舎です。
だんだん西本願寺の総門が、大きく見えてきました。

西洞院通から、正面通を西に約30m進みました。
正面通の南側に、児童公園があります。
こちらは、京都市立植柳小学校があったころからありました。

こちらが、その植柳児童公園の内部です。
本当はこの両端にたくさんの小学生が遊んでいて、
たまたま小学生がいないこの辺りだけ撮りました。

植柳児童公園の向かい北)側に、
京都市立植柳小学校の校門だったところが見えます。
この脇の桜は、春になると相当きれいでしょうね。

その脇に、二宮金次郎像が立ってます。
そう言えば、最近の小学校ではあまり見かけませんね。

元京都市立植柳小学校と植柳児童公園の西側で、
正面通はまた小路と交差します。
では、そちらに向かいます。

正面通から、東中筋を北に向いています。
約1㎞先の高辻通~仏光寺通間は、石畳の趣のある道になります。
(第498回ブログを参照)
右(東)側に、旧京都市立植柳小学校が見えます。

東中筋から、正面通を西に歩いています。
こちらは「法衣店」ですが、仏具全般が売られているようです。
西本願寺が近づいてきて、ここから西は仏具店が集中します。

東中筋から、正面通を西に約50m進みました。
ここで、正面通は油小路と交差します。

「正面油小路」の辻の南西角に、赤レンガの洋館があります。
こちらは、重要文化財西本願寺伝道院です。

「正面油小路」の辻から、西本願寺伝道院を撮りました。
現在は浄土真宗本願寺派の僧侶による
教化・修行の場として利用されていますが、
建築当初の1895年頃には浄土真宗門徒を対象にした
生命保険会社の社屋として利用されていました。
こちらは、伊藤忠太の設計を竹中工務店が建設しました。

正面通から、油小路を南に向いています。
ここから約200m先が、「七条油小路」交差点です。
幕末の油小路の変で暗殺された伊藤甲子太郎の遺体が、
新撰組のメンバーによって放置された場所ですね。

油小路から、正面通を西に向いています。
西本願寺総門がだいぶ近くなりましたが、
周囲は仏具屋さんに囲まれた西本願寺門前町となります。

こちらは、その門前町にあった数珠屋さんです。
この辺りには、様々な仏具店が並んでいますね。

油小路から、正面通を西に約30m進みました。
ここで正面通は大通りの堀川通と交差するのですが、
その東側歩道上に、重要文化財西本願寺総門が立っています。
本来はもっと西(つまり堀川通の車道上)にあったのですが、
明治時代の堀川通拡張の際にここに移動しました。

西本願寺総門をくぐり、西を向いています。
では堀川通の信号を渡り、西本願寺御影門に向かいます。

正面通から、堀川通を北に向いています。
堀川通は京都市街地で最も広い6車線の道で、
ゆっくりしていると中央分離帯で信号が変わっています。
写真がちょっと斜めなのは、ご愛嬌ということで……

こちらが、西本願寺の御影門です。
東本願寺とは真逆で、
西本願寺は北に阿弥陀門・南に御影門があります。

西本願寺御影門の手前の橋を渡りながら、南を向いています。
東本願寺とは異なり、こちらの堀は空堀ですね。
向こうの橋の辺りはもう西本願寺ではなくて、
浄土真宗興正寺派本山興正寺へのものです。
さらに約200m先で自動車が通っているのは七条通で、
さらにさらに200m先に塩小路の歩道橋が見えます。

今度は同じ橋の上で、北を向きました。
約150m先に、西本願寺最北端沿いの道の花屋町通があります。

では、西本願寺御影門をくぐり、境内に入ります。
……と言いたいところですが、現在2017年9月14日午後4時です。
いくつかのお堂は閉まっていますし、
次週(2017年9月21日)に再訪すれば、
いろいろ特別展示などもあるそうです。
(この直後に、茶所で聞きました)
そういう訳で、ここから先は次回とします。
今回はここまでです。
~次回は、西本願寺で修復中の飛雲閣を訪れます~
~追記~
この辺りの地図を貼り付けました。
詳しくは、ここをクリックしてください。
正面通の蛭子神社が起点です。
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