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第546回 杉本家のひな祭り~若宮通南から北EX~その1

[杉本家住宅] ブログ村キーワード
2018年も初詣10日ゑびす節分と続いてようやく平常運転です。
昨年(2017年)秋に「若宮通編」を連載した続きから
今回は若宮通の北側を書いていきます。
若宮通の真北に釜座通が伸びていて、
ここから暫くはそちらに移行するまでのつなぎ回です。


546-1.jpg
京都駅北側市バスターミナルから、第283回ブログ掲載の
堂本印象美術館や立命館大学方面の50系市バスに乗って、
そのずっと手前の「西洞院仏光寺」バス停で降りました。
こちらは、文字通り西洞院通と仏光寺通との交差点です。
今回はここから北上して綾西児童公園の東側に回り込み、
そのまま北上して重要文化財京町家杉本家を訪れます。
撮影日は、2018年3月1日木曜日午後4時。
急に花粉が、大量に飛来しております。


546-2.jpg
「西洞院仏光寺」バス停の西洞院通の向かい(東)側を見ています。
ずっと南側に、菅大臣神社の桜の木が見えますね。
あちらに南(京都駅)行きの59系市バスに乗れるバス停がありますが、
第518回ブログでは、最後にあちらから京都駅に戻りました。


546-3.jpg
「西洞院仏光寺」バス停の前で、北を向きました。
こちらが、「仏光寺西洞院」交差点です。
北東角のお蕎麦屋さんは、第518回ブログ最後の写真に出てきます。
では、そのお蕎麦屋さんの前に移動します。


546-4.jpg
「仏光寺西洞院」交差点北東角のお蕎麦屋さんの前で、
西洞院通を北に向いています。
では、ここを北上します。
今回ブログの最初は、第518回ブログの最後から逆行します。


546-5.jpg
「仏光寺西洞院」交差点から、西洞院通を約50m北上しました。
右(東)側の金網越しに、綾西児童公園が見えます。
桜並木がきれいな公園ですが、今は枯れ枝並木です。


546-6.jpg
西洞院通から、綾西児童公園入口を東に向いています。
ここは児童公園の南端なのですが、
このままずっと東に小径が伸びています。
では、次はこちらを進んでいきます。


546-7.jpg
西洞院通から、綾西児童公園南端の小径を約70m進みました。
ですからこの左(北)側には綾西児童公園があって、
そちらではたくさんの小学生が遊んでいます。
取りあえず、写真右側に写るお地蔵さんにお参りします。


546-8.jpg
そのお地蔵さんの裏手から東へは、少し小径がカーブします。
その先に綾西児童公園の南東門があって、その先の小路に続きます。
第518回ブログは若宮通最北端菅大臣神社から小路を北上して、
その突き当りを西に折れこの位置に来ました。


546-9.jpg
同じ位置で、北を向きました。
綾西児童公園東端に北に伸びる小径があります。
この児童公園は、南側と東側に周囲の小路への抜け道があります。
では、この小径を北上していきます。
(ここで、第518回ブログ逆行ルートから分岐します)


546-10.jpg
先程の位置から綾西児童公園東端の小径を約50m北上しました。
ただその辺りには小学校高学年の児童がたくさんいらしたので、
写真はありません。(小学生は、なるべく撮らないようにしています)
ですからその北側に回り込み、さらに北を撮っています。
この先にお地蔵さんがいらして、
その右(東側)にまた綾西児童公園の門があります。


546-11.jpg
綾西児童公園の北東端の門から東に向いて、外に出ます。
目の前にマンションが建っていますが、
ここから左(北)にまだ小路が続きます。


546-12.jpg
そのマンションの前で、北を向きました。
この小路は、約30m北の綾小路まで続きます。
では、その綾小路まで北上します。


546-13.jpg
その小路の突き当りの綾小路沿いに京町家が建っています。
こちらは、かつての呉服店奈良屋つまり重要文化財の杉本家です。
祇園祭では伯牙山の会所ですね。


546-14.jpg
杉本家住宅の前から、綾小路を東に向いています。
ここから約70m先に新町通との辻があって、
その北側に大船鉾が祇園祭後祭に立ち、
逆に綾小路以南には船鉾が祇園祭前祭に立ちます。
そして、ここから綾小路沿いに約100m先に
綾傘鉾が祇園祭に立ちます。
要するに、この辺りは祇園祭山鉾町の中心部です。


546-15.jpg
杉本家邸宅は祇園祭の時期は公開されているのですが、
普段は閉まっています。
ですからこの日(2018年3月1日)も閉まっていると思ったのですが、
驚いたことに戸が開いていました。
どうやら、有料で中に入れるようです。


546-16.jpg
玄関に、このようなものが建っていました。
2018年3月いっぱいの期間に、こちらのひな人形が公開されます。
まぁ杉本家といえば京都の商家でも老舗で、
有形無形を問わずいろいろな古いものが残されています。
ですから、そのような昔のひな人形を公開されているようです。
時間があったので、1500円の拝観料を支払って入ってみます。


546-17.jpg
この杉本家邸宅には祇園祭の際に何回か取材しています。
勝手知ったる場所ですが、一応取材許可を求めました。
やはり、以前の取材と基準は変わりません。
屋内撮影は一切不許可なのですが、
こうしてパンフレットを撮影した写真の許可はもらいました。
また、このブログ名を出した上でブログ掲載許可も貰いました。
一通り手続きをすましたので、中の様子を書いていきます。

今回は祇園祭の際に公開されているときの
半分ほどの場所が公開されていました。
ひな人形は新妻さんがこちらに嫁がれるたびに増えますので、
6セット程飾ってありました。
「三人官女」や「五人囃」は相当新しい風習らしく、
こちらにはいらっしゃいませんでした。
「お内裏様」「お雛様」以外は左大臣右大臣が控えており、
その外側に「左近の桜」「右近の橘」が並びます。
その代わり、こちらのひな人形1セットにつき
市松人形が1体付いてきます。
こちらは「お迎え人形」とも呼ばれて、
お嫁さんがひな人形を持ってくるのに対して、
お婿さんが結婚式直前に市松人形を用意するのだそうです。

ウチはせいぜい100年も続かない商家ですが、
妹のひな人形は「三人官女」「五人囃」付きの7段飾りで、
(つまり、戦後に買った新しいものです)
兵庫県民と結婚したので市松人形は付いてきません。
(そちらに、「お迎え人形」の風習がありません)


546-18.jpg
杉本家邸宅には、約30分いました。
午後5時を回って、閉館時間なので外に出ました。
杉本家邸宅の門前で、綾小路を西に向いています。
約50m先に西洞院通との交差点があって、
その西には祇園祭前祭に芦刈山が立ちます。
ちなみに、その辺りに何故か理髪店が集中します。
(第233回ブログを参照)


546-19.jpg
杉本家邸宅の門から綾小路を約20m西に進み、北に向いています。
杉本家邸宅沿いに、石畳の小路が北に伸びています。
こちらは、「膏薬辻子」(こうやくのずし)という小路です。


546-20.jpg
「膏薬辻子」最南端に、こちらの表札が掛かっていました。
矢田町は、杉本家邸宅がある町内ですね。
ではここから「膏薬辻子」を北上しますが、
切れ目が良いので今回はここまでです。

~次回は「膏薬辻子」を北上し、四条通を目指します~
~追記 その1~
この辺りの地図を貼り付けます。
詳しくは、ここをクリックしてください。
公益法人奈良屋記念杉本家住宅が起点です。

~追記 その2~
杉本家住宅のひな祭りは、
2018年3月31日までです

どうやら、ここ数年こちらでのひな祭りは続いているそうです。
毎週日曜日・月曜日・火曜日が閉館日ですが、
今回ブログ更新日の3月4日は公開されています。
午後1時から午後5時の4時間公開されています。
詳しくは、ここをクリックしてください。
杉本家のサイトに飛びます。

~追記 その3~
この部屋のマントル対流です
546-21.jpg
2018年2月は、例年になく冷え込んだ日が続きました。
暑いのにも寒いのにも苦手なウチのネコは、
少しでも快適な場所を探すのがとても上手です。
最近石油ストーブを灯しだすと、
ウチのネコはすぐに家具をよじ登り、天井付近に移動します。
そして、ここでいつも居眠りします。
(シャッター音のせいで、起きてしまいました)


546-22.jpg
今度は、別の角度から撮りました。
空気は熱せられると軽くなって上に進みます。
そのため、気温は天井付近がいちばん暖かくなります。
そのことに気づいたようで、
ここのところはこの位置がウチのネコのお気に入りです。
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Re: No title

↑が非公開コメントなので、この形で返事を書きます。

コメント、ありがとうございます。
この時期は、河津桜と梅が見ごろです。
(梅は、2月より3月が見ごろです)
河津桜は大阪に名所が多いのですが、
京都では清明神社前の一条戻り橋付近でしょうか?
まぁ梅は京都中にたくさんの名所があります。
この時期は北野天満宮では梅苑で特別公開があります。
(有料の公開です。3月末日まで)
梅昆布茶とお菓子が付いてきます。
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ぴのぴな

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ぴのぴなと申します。
生まれたときから50数年
ずっと京都住まいです。
中2のころから
自宅近くを中心に
寺社巡りをしてきました。
このブログで,
本当に京都に来たような
そんな気分を
味わってください。

リンク・カテゴリの説明
いい加減複雑になったので、
サイドバーの説明をします。
☆リンク
「京の天気」
京都市内の今の天気と
天気予報が分かります。

「京都桜100景」
ブログ用に
今まで撮った写真に
新たに撮ったものを加え
独断と偏見で桜の名所を
100選びました。
少しずつ更新して
ゆっくり完成させます。

「祇園祭の歩き方」
YAHOO知恵ノートを
こちらも利用して、
祇園祭宵山で回る
ポイントを書きました。
実際に回るときの
参考にしてください。

「京都市バス路線図」
京都市交通局発行の
京都市バスと市営地下鉄の
路線図を貼り付けました。
バス停や駅の位置以外に、
各観光地の位置関係も
これで分かります。

「京都市バス検索」
系統(「5系」とか)別に
市バスを検索できます。
各系統の停留するバス停や
バス停別時刻表が
貼り付けてあります。
京都観光に来られる前に、
今一度確認してください。

「嵐電(京福電気鉄道)」
京福電車(嵐電)のサイトを
そのまま貼り付けました。
電車の情報もありますが、
嵯峨野嵐山など
沿線の観光情報が
詳しく書いてあります。

「きょうもいろいろ」
ここと同じ
京都観光のブログです。
許可をいただいたので、
リンクさせて
いただきました。

「ひまわりパパの
ときたま日記」
ご家族のことを書かれた
ブログです。
こちらも
許可をいただいて
リンクさせて
いただきました。

「アマランサス☆
だいあり~」
いろいろなことを
書かれたブログです。
こちらも、
許可をいただいて
リンクさせて
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「写真缶」
京都周辺の写真と
短いコメントの
写真ブログです。
こちらも、
許可をいただいて、
リンクさせて
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「子連れ京都旅行」
ウチと同じ京都の
観光ブログです。
「幼児連れで
便利な店と
不便な点」を
詳しく
書かれています。
こちらは、
自分がお願いして
リンクさせて
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「京都パワースポット
体験」
京都の様々な情報を
連載されています。
こちらも、
許可を頂いて
リンクをしました。

「京都散歩
日々の出来事と
三毛猫ブログ」
飼い猫と京都観光地の
様子を書かれた
ブログです。
こちらも許可をいただいて
リンクしました。

「京都に夢中!
古都・京都
お祭りナビ」
これから始まる
京都のお祭りや
イベントの
情報が載っています。
こちらも許可をいただいて
リンクしました。

布袋山保存会
祇園祭前祭の布袋山の
サイトです。
宵山でここに訪れて、
ここの方と親しくなって、
そのまま相互リンク
することにしました。

One-Shot Photo Blog
北関東と東京の下町の
写真ブログです。
自分の大ファンの
写真家さんが
運営されています。
こちらからお願いして、
リンクさせて
いただきました。

「春夏秋冬 京のくらし」
京都の季節の様子や
ご自身が経営されている
カフェの様子を
書かれたブログです。
この度、相互リンクさせて
いただきました。

☆カテゴリ
これまでの記事を
テーマ別に分けました。
記事は順番通り
並んでいますので、
観光コースをそのまま
追いかけられます。

「京のお店 今日のお品」
緊急事態宣言後の
京都市街地で
コロナ騒動下でも
頑張っておられる
さまざまなお店と
その商品を
紹介して宣伝します。

「未分類」
京都を書いては
いるのですが、
他の「道ブログ」とは
趣旨が違うものが
入ります。

「ここって、
何のブログなの?」
このブログの説明です。
記念すべき第1回です。

「限定公開」
パスワードがないと、
閲覧できません。
うちの家族の
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こうなりました。
京都サンガの応援に、
東京に行った記事です。
(国立競技場と明治神宮)

「京都」
どのカテゴリにも
入らない記事です。

「京都サンガ」
Jリーグクラブの
京都サンガの 試合観戦や
イベントの様子を
記事にしました

「東福寺と泉涌寺」
ウチの近所なので、
一番よく行きます。

「伏見稲荷大社」
ウチの氏神様です。
初詣など
こちらも多くなります。

「ゑびす神社」
毎年参拝しているので、
独立させました。

「清水寺から平安神宮」
京都の東山周辺です。
京都観光の
一番有名なコースです。
これから京都観光を
考えておられる方は、
ここをご覧ください。

「京都紅葉散策」
紅葉の季節にあちこち
散策してきました。
毎年11月23日に行く
紅葉散策は含まれません。
そういうものに含まれない
短いものを集めました。

「京都桜案内」
桜の季節にあちこち
花見に行きました。
毎年少しずつ増えます。

「祇園散策」
花見小路の花街や
八坂神社・建仁寺など
祇園各地の散策です。

「祇園祭宵山散策」
祇園祭宵山を
毎年更新した記録です。
ゆっくり回ったので、
次に祇園祭に来られた時の
参考にしてください。

「節分」
毎年少しずつ増えます。

「京都のお祭り」
春から初夏を中心に
京都市内各地のお祭りを
記録したものです。

「松尾散策」
地蔵院や鈴虫寺、
松尾大社や法輪寺など
松尾を散策します。

「嵯峨野嵐山」
嵯峨野嵐山周辺散策です。

「京都駅前散策」
京都駅から
五条通にかけて
あちこち回りました。

「蹴上・鹿ヶ谷散策」
南禅寺のある蹴上や
哲学の道がある鹿ケ谷を
散策しています。

「太秦散策」
蚕ノ社や広隆寺、
映画村など太秦周辺を
散策しました。

「花園散策」
JR「花園」駅から
北側の衣笠山手前の
「きぬかけの路」に
かけて散策しました。
妙心寺や等持院など
並んでいます。

「松原通東から西」
清水寺~西小路間の
松原通を東から西へと
写真で追いかけます。
京都盆地を輪切りにして、
地域ごとの違いを
楽しんでください。

「松原通東から西」EX
松原通が終わる西小路から
京都盆地の西の端の
松尾までを書いています。
松原通の記事と
併せて読むと、
京都盆地の東西の様子が
よく分かります。

「三条通西から東」
嵐山から始まり、
名神高速道路
京都東インターまでの
三条通を西から東に
書いていきます。

「本町通北から南」
京都盆地の東側を通る
本町通を南から北に
進みます。

「寺町通南から北」
河原町通の1本西
寺町通を
五条通から北大路通まで
散策します。
[六原」経由で、
「本町通編」と
つながっています。

「烏丸通北から南」
「寺町通編」の最終回
今宮通から南に
十条通まで続きます。

「大和大路南から北」
本町通より1本東にある
大和大路を北上します。

「鞍馬口通東から西」
室町時代に
京都最北端の道だった
鞍馬口通を下鴨神社から
金閣寺まで進みます。

「きぬかけの路散策」
その金閣寺から西に
龍安寺や仁和寺経由で
北嵯峨まで進みます。

「塩小路東から西」
京都駅前の北側を
東西に貫く塩小路を
東端の智積院から
西端の梅小路公園まで
進みました。
そのあと、
七本松~佐井西通間の
{西塩小路編」も
続きます。

「千本通南から北」
平安時代の中心
旧朱雀大路である
千本通を
七条通から、
鷹峯まで進みます。

「高倉通南から北」
京都中心街を縦断する
烏丸通と河原町通の
中間を貫く高倉通を
北上していきます。
神社仏閣よりも、
飲食店の取材が中心に
なってしまいました。

「上立売通東から西」
今出川通の北側に伸びる
東西の道を散策します。
京都市街地屈指の
桜がきれいな通りです。

「若宮通南から北」
西本願寺と東本願寺の
中間点を通る小路を
北上しました。
京町家と古い商店街の
京都らしい町並みです。

「若宮通南から北」EX
「若宮通編」の最後から
三条通まで
若宮通の真北の通りを
北上していきます。

「釜座通南から北」
若宮通を真北に
延長した先の釜座通で
三条通~京都府庁間を
北上しました。
途中、二条城に
立ち寄りました。

「錦小路東から西」
四条通の1本北に伸びる
錦小路を東から西に
進みます。
錦市場から祇園祭鉾町へ
最終的に住宅街に
移動していきます。

「五辻通東から西」
上立売通と今出川通の
中間に伸びる五辻通を
東から西へと進みます。

「正面通東から西」
脳卒中のリハリビがてら、
比較的ウチに近い
正面通を
東から西に進みます。
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