第579回 綾傘鉾大原神社~祇園祭前祭散策2018~その2
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室町通を北に向き、仏光寺通を見ています。
左(東)側に、日吉神社脇のお地蔵さんが見えます。
今回は室町通を四条通まで北上し、
その途中にいらっしゃる山鉾を見物します。
撮影日は、2018年7月15日祇園祭宵々山の日曜日午後3時。
そろそろ気温が、体温(37℃)を越えてきました。

室町通から、仏光寺通を東に向いています。
約100m先で烏丸通と交差しており、前回ブログの出発地点です。

今度は室町通から、仏光寺通を西に向きました。
祇園祭では仏光寺通沿いには木賊山(とくさやま)しか立ちませんが、
その木賊山もここから西に約350m離れています。

さらに、仏光寺通から室町通を北に向きました。
では、こちらを進んでいきます。

仏光寺通から室町通を少し北上したところに、
コンビニエンスストアがあります。
こういうお店は、祇園祭になると生ビールとかジュースとか
そういうものを売っている露店を出していて、
それがとても賑わっています。

そちらで、このソルティーライチを買いました。
熱中症対策に、先ずはこの1本です。

そのコンビニエンスストアの向かい(東)側に、
白楽天山の会所があります。
次は、こちらにお邪魔します。

こちらが、白楽天山会所内部の様子です。
会所内部撮影に難色を示されることも多いのですが、
この山では許可を頂いたどころか
こちらにいらした町衆に撮影の角度まで指南いただきました。
白楽天は中国では杜甫や李白と並ぶ漢詩の天才ですが、
小野篁のような様々な伝説の持ち主でもあります。
こちらは道林禅師との禅問答を描いた山ですが、
近年の研究でそれは史実でないことが分かっています。

こちらは、白楽天山会所内に置いてありました。
前回ブログでも書きましたが、各山鉾はそれぞれ独立した神社です。
ですから、各山鉾に様々なご利益があります。
白楽天山のような知識人を祀った山は、
例にもれず学力向上や受験合格のご利益があります。

白楽天山会所の北側に、白楽天山が立っています。
宵山の段階では、胴掛などが付いていない状態で立ちます。

白楽天山から、室町通を北に向いています。
では、またこちらを進みます。

白楽天山から、室町通を約100m北上しました。
目の前で、室町通は綾小路と交差しています。
その北側に、鶏鉾が立っていますが……

室町通から、綾小路を西に向いています。
綾小路以北の室町通に行く前に、先にこちらに寄り道します。
「綾小路室町」交差点南西角には、
自分が小学生だったころから遊技場ができています。
当時何度か射的とかしたのですが……
お小遣いを全額使っても全く当たりませんでした……

ちょっと昔が懐かしくなって、(ここ数十年素通りでしたので)
大学生以来約30年ぶりにスマートボールに挑戦します。
こちらはパチンコやピンボールの原型と考えられる遊技で、
日本には大正時代からあったようです。

スマートボールのボードは白かったのですが、
テントの色が写り込んで赤く見えています。
こちらのご主人に400円支払うと、台の下にビー玉が並べられます。
一つだけ色違いですが、「単にビー玉が足りなかっただけ」と
ここのご主人がおしゃっていました。
(色違いのビー玉だけ特別ルールがあるとか、
そういうものではないそうです)

先ずは台の左下の穴に、ビー玉を入れます。
穴の奥にビリヤードのキューが付いていて、
バネで固定されています。
そのバネの力で、このビー玉をボードに打ち出します。

キューに打ち出されたビー玉は、
この台の上で釘に当たってりしながらこの穴に入ります。
下手に打つと、いちばん下の大きな穴に回収されます。
どの穴に入れるかは、キューを打つ時の力加減が全てです。
その辺は、パチンコと同じです。
そして単にこの穴に入れたら良いだけではなく、
ビー玉を縦・横・斜めに並べなければいけません。
自分は右端の上から2番目を狙っていたのですが、
なかなかそちらには入りません。

そして、これが自分が打った最終形態です。
途中で横から斜めに狙いを変えたのですが、
ビー玉が1個足りずゲームオーバーです。
もし列を並べられるといったんリセットされますが、
さらに10個ビー玉が増えます。
(同時に2列揃えると、ビー玉が20個)
そうやってビー玉を増やして、
最終的には後ろに飾ってある景品がポイントに応じてもらえます。
自分が学生時代にはこれを何個も増やして
1コインで2時間以上遊んでいられました。
当時は自分はこのゲームが大得意だったのですが……
30年ぶりに遊ぶと隔世の感は否めません。

自分の「過去の栄光」を知らないここの主人には、
「意外と上手やん。惜しかった、惜しかった」
と慰めて頂きました。
そして残念賞として、この飴玉を1個もらいました。

その遊技場から、綾小路を西に向いています。
次は、向こうに立っている鉾に向かいます。

遊技場から、綾小路を約50m西に進みました。
こちらに、綾傘鉾が立っています。
「傘」と言っても雨傘とは異なる形状で、
葵祭巡行で女房に差し掛けられていたものに近いですね。

綾傘鉾から西に向きました。目の前に小さな神社がありますね。
次は、その小さな神社に向かいます。

こちらが、その小さな神社大原神社です。
京都府福知山市の大原神社が勧請したものです。
ご祭神は伊弉諾尊(いなざぎのみこと)で、安産のご利益があります。
そしてこの神社自体が、綾傘鉾の会所です。

では、大原神社境内に入って参拝します。
先ずは、こちらの手水舎で手を浄めます。

大原神社手水舎から、境内の奥(北)側を向いています。
こちらに、末社の稲荷社と本殿があります。
次は、こちらにお参りです。

大原神社境内の西側に社務所があって、
そちらが祇園祭の期間中は綾傘鉾の会所に変わります。
こちらで粽などを購入できるほか、
「牛頭天王」の掛け軸にお参りも出します。
その掛け軸の手前にお面が奉納されていますが、
山鉾巡行の際の棒振り踊りに使われます。

大原神社を出て、綾小路を東に向きました。
では、ここから室町通まで戻ります。

大原神社から綾小路を約50m進み、室町通まで戻ってきました。
交差点の北西角に、先ほどの遊技場の赤いテントが見えますね。

綾小路から、室町通を北に向いています。
ここから北の室町通は4車線の大通りですが、
祇園祭見物の方々が多くて帰って歩きにくいですね。
と言いますのも、こちらに鶏鉾が立っていて
多くの方々がこちらを訪れるからです。

鶏鉾など鉾や大きな曳山は、有料で中に入れます。
ところがこちらは満員で、中に入るのはまた別の年にします。
鶏鉾がなぜ「鶏」なのか諸説ありますが、まだ定説はありません。
ですから、取材した物語なども不明です。
(祇園祭の山鉾の中で、今も取材ネタ不明なのはここだけです)
見送りに重要文化財のベルギー製タペストリを使用していますが、
後祭の鯉山のものとは元は同一でした。
ただし、そちらは宵山の段階では会所の奥に安置されていました。

鶏鉾の北側から、室町通を北に向きました、
あと100m北上すれば四条通ですね。
ここから四条通沿いの山鉾を回っていくのですが、
今回もだいぶ写真を貼り付けましたので、ここまでとします。
~次回は、四条通の山鉾を巡ります~

室町通を北に向き、仏光寺通を見ています。
左(東)側に、日吉神社脇のお地蔵さんが見えます。
今回は室町通を四条通まで北上し、
その途中にいらっしゃる山鉾を見物します。
撮影日は、2018年7月15日祇園祭宵々山の日曜日午後3時。
そろそろ気温が、体温(37℃)を越えてきました。

室町通から、仏光寺通を東に向いています。
約100m先で烏丸通と交差しており、前回ブログの出発地点です。

今度は室町通から、仏光寺通を西に向きました。
祇園祭では仏光寺通沿いには木賊山(とくさやま)しか立ちませんが、
その木賊山もここから西に約350m離れています。

さらに、仏光寺通から室町通を北に向きました。
では、こちらを進んでいきます。

仏光寺通から室町通を少し北上したところに、
コンビニエンスストアがあります。
こういうお店は、祇園祭になると生ビールとかジュースとか
そういうものを売っている露店を出していて、
それがとても賑わっています。

そちらで、このソルティーライチを買いました。
熱中症対策に、先ずはこの1本です。

そのコンビニエンスストアの向かい(東)側に、
白楽天山の会所があります。
次は、こちらにお邪魔します。

こちらが、白楽天山会所内部の様子です。
会所内部撮影に難色を示されることも多いのですが、
この山では許可を頂いたどころか
こちらにいらした町衆に撮影の角度まで指南いただきました。
白楽天は中国では杜甫や李白と並ぶ漢詩の天才ですが、
小野篁のような様々な伝説の持ち主でもあります。
こちらは道林禅師との禅問答を描いた山ですが、
近年の研究でそれは史実でないことが分かっています。

こちらは、白楽天山会所内に置いてありました。
前回ブログでも書きましたが、各山鉾はそれぞれ独立した神社です。
ですから、各山鉾に様々なご利益があります。
白楽天山のような知識人を祀った山は、
例にもれず学力向上や受験合格のご利益があります。

白楽天山会所の北側に、白楽天山が立っています。
宵山の段階では、胴掛などが付いていない状態で立ちます。

白楽天山から、室町通を北に向いています。
では、またこちらを進みます。

白楽天山から、室町通を約100m北上しました。
目の前で、室町通は綾小路と交差しています。
その北側に、鶏鉾が立っていますが……

室町通から、綾小路を西に向いています。
綾小路以北の室町通に行く前に、先にこちらに寄り道します。
「綾小路室町」交差点南西角には、
自分が小学生だったころから遊技場ができています。
当時何度か射的とかしたのですが……
お小遣いを全額使っても全く当たりませんでした……

ちょっと昔が懐かしくなって、(ここ数十年素通りでしたので)
大学生以来約30年ぶりにスマートボールに挑戦します。
こちらはパチンコやピンボールの原型と考えられる遊技で、
日本には大正時代からあったようです。

スマートボールのボードは白かったのですが、
テントの色が写り込んで赤く見えています。
こちらのご主人に400円支払うと、台の下にビー玉が並べられます。
一つだけ色違いですが、「単にビー玉が足りなかっただけ」と
ここのご主人がおしゃっていました。
(色違いのビー玉だけ特別ルールがあるとか、
そういうものではないそうです)

先ずは台の左下の穴に、ビー玉を入れます。
穴の奥にビリヤードのキューが付いていて、
バネで固定されています。
そのバネの力で、このビー玉をボードに打ち出します。

キューに打ち出されたビー玉は、
この台の上で釘に当たってりしながらこの穴に入ります。
下手に打つと、いちばん下の大きな穴に回収されます。
どの穴に入れるかは、キューを打つ時の力加減が全てです。
その辺は、パチンコと同じです。
そして単にこの穴に入れたら良いだけではなく、
ビー玉を縦・横・斜めに並べなければいけません。
自分は右端の上から2番目を狙っていたのですが、
なかなかそちらには入りません。

そして、これが自分が打った最終形態です。
途中で横から斜めに狙いを変えたのですが、
ビー玉が1個足りずゲームオーバーです。
もし列を並べられるといったんリセットされますが、
さらに10個ビー玉が増えます。
(同時に2列揃えると、ビー玉が20個)
そうやってビー玉を増やして、
最終的には後ろに飾ってある景品がポイントに応じてもらえます。
自分が学生時代にはこれを何個も増やして
1コインで2時間以上遊んでいられました。
当時は自分はこのゲームが大得意だったのですが……
30年ぶりに遊ぶと隔世の感は否めません。

自分の「過去の栄光」を知らないここの主人には、
「意外と上手やん。惜しかった、惜しかった」
と慰めて頂きました。
そして残念賞として、この飴玉を1個もらいました。

その遊技場から、綾小路を西に向いています。
次は、向こうに立っている鉾に向かいます。

遊技場から、綾小路を約50m西に進みました。
こちらに、綾傘鉾が立っています。
「傘」と言っても雨傘とは異なる形状で、
葵祭巡行で女房に差し掛けられていたものに近いですね。

綾傘鉾から西に向きました。目の前に小さな神社がありますね。
次は、その小さな神社に向かいます。

こちらが、その小さな神社大原神社です。
京都府福知山市の大原神社が勧請したものです。
ご祭神は伊弉諾尊(いなざぎのみこと)で、安産のご利益があります。
そしてこの神社自体が、綾傘鉾の会所です。

では、大原神社境内に入って参拝します。
先ずは、こちらの手水舎で手を浄めます。

大原神社手水舎から、境内の奥(北)側を向いています。
こちらに、末社の稲荷社と本殿があります。
次は、こちらにお参りです。

大原神社境内の西側に社務所があって、
そちらが祇園祭の期間中は綾傘鉾の会所に変わります。
こちらで粽などを購入できるほか、
「牛頭天王」の掛け軸にお参りも出します。
その掛け軸の手前にお面が奉納されていますが、
山鉾巡行の際の棒振り踊りに使われます。

大原神社を出て、綾小路を東に向きました。
では、ここから室町通まで戻ります。

大原神社から綾小路を約50m進み、室町通まで戻ってきました。
交差点の北西角に、先ほどの遊技場の赤いテントが見えますね。

綾小路から、室町通を北に向いています。
ここから北の室町通は4車線の大通りですが、
祇園祭見物の方々が多くて帰って歩きにくいですね。
と言いますのも、こちらに鶏鉾が立っていて
多くの方々がこちらを訪れるからです。

鶏鉾など鉾や大きな曳山は、有料で中に入れます。
ところがこちらは満員で、中に入るのはまた別の年にします。
鶏鉾がなぜ「鶏」なのか諸説ありますが、まだ定説はありません。
ですから、取材した物語なども不明です。
(祇園祭の山鉾の中で、今も取材ネタ不明なのはここだけです)
見送りに重要文化財のベルギー製タペストリを使用していますが、
後祭の鯉山のものとは元は同一でした。
ただし、そちらは宵山の段階では会所の奥に安置されていました。

鶏鉾の北側から、室町通を北に向きました、
あと100m北上すれば四条通ですね。
ここから四条通沿いの山鉾を回っていくのですが、
今回もだいぶ写真を貼り付けましたので、ここまでとします。
~次回は、四条通の山鉾を巡ります~
~追記 その1~
この辺の地図を貼り付けます。
詳しくは、ここをクリックしてください。
今回ブログ冒頭の大原神社が、起点です。
~追記 その2~
レールも歪む、この暑さ
2018年の京都は西日本集中豪雨が止んだ瞬間に梅雨明けし、
そこから一転して晴れの日が続いています。
そうなると気温の上昇が著しいのですが、
日本各地の気温の上昇が止まりません。
「夏は温蔵庫 冬は冷蔵庫」
と呼ばれる京都盆地に住むこと50年以上の自分は、
「35℃以上で、初めて暑く感じる」のですが、
祇園祭前祭散策の撮影日以来6日連続で38℃を越えました。
これは「体温越え」ではなく「インフルエンザ中の体温」です。
ちなみに、今回ブログ更新日(2018年7月19日)の京都は
最高気温が39.8℃でした。
ここまでの高温続きは、気象庁発足以来初だそうです。
それでも日が沈むと結構楽になるのですが、
(ブログ撮影日も、そうでした)
日中は外に出るだけで熱中症になりそうです。
何より自分が出勤しようとすると、京都駅近辺のJRが
新快速などの間引き運転を始めています。
(または、30分程度の遅延)
なんでも普通に電車を運行させると、熱でレールが歪むらしいです。
このようなことは、50年以上京都で暮らしていて初めてです。
~追記 その3~
猛暑中のウチのネコ

そんな猛暑が続く中、ウチのネコを撮りました。
……って、どこにいるか分かりますか?

正解は、こちらです。
テーブルの陰に隠れて、こちらに避難していました。

理由、この扇風機です。
さらに後ろにエアコンがあって、その冷気が扇風機に運ばれます。
日光に当たるなんて、このネコには考えられないのでしょうね。
この辺の地図を貼り付けます。
詳しくは、ここをクリックしてください。
今回ブログ冒頭の大原神社が、起点です。
~追記 その2~
レールも歪む、この暑さ
2018年の京都は西日本集中豪雨が止んだ瞬間に梅雨明けし、
そこから一転して晴れの日が続いています。
そうなると気温の上昇が著しいのですが、
日本各地の気温の上昇が止まりません。
「夏は温蔵庫 冬は冷蔵庫」
と呼ばれる京都盆地に住むこと50年以上の自分は、
「35℃以上で、初めて暑く感じる」のですが、
祇園祭前祭散策の撮影日以来6日連続で38℃を越えました。
これは「体温越え」ではなく「インフルエンザ中の体温」です。
ちなみに、今回ブログ更新日(2018年7月19日)の京都は
最高気温が39.8℃でした。
ここまでの高温続きは、気象庁発足以来初だそうです。
それでも日が沈むと結構楽になるのですが、
(ブログ撮影日も、そうでした)
日中は外に出るだけで熱中症になりそうです。
何より自分が出勤しようとすると、京都駅近辺のJRが
新快速などの間引き運転を始めています。
(または、30分程度の遅延)
なんでも普通に電車を運行させると、熱でレールが歪むらしいです。
このようなことは、50年以上京都で暮らしていて初めてです。
~追記 その3~
猛暑中のウチのネコ

そんな猛暑が続く中、ウチのネコを撮りました。
……って、どこにいるか分かりますか?

正解は、こちらです。
テーブルの陰に隠れて、こちらに避難していました。

理由、この扇風機です。
さらに後ろにエアコンがあって、その冷気が扇風機に運ばれます。
日光に当たるなんて、このネコには考えられないのでしょうね。
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