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第593回 夕立前の西本願寺~京都駅から島原~その3

592-35.jpg
「堀川正面」交差点で、西を向きました。
ここで正面通はいったん突き当たり、
西本願寺御影門が聳え立ちます。
今回は、このまま西本願寺境内を散策します。
撮影日は、2018年8月13日月曜日午後2時半。
急に雲行きが怪しくなりました。


593-2.jpg
西本願寺御影門をくぐると、すぐに白壁が立ちはだかります。
ちょっと見るとここで突き当りに見えますが、
本堂に当たる御影堂や阿弥陀堂はこの塀の向こうにあります。


593-3.jpg
西本願寺御影堂をくぐった地点で、北を向きました。
この先に、総合案内所があります。
西本願寺境内を参拝する際は、ここが起点になります。
こちらは各施設への案内も行いますが、
参拝前にちょっと休憩するスペースがあって、
さらにたびたび行われる「境内案内ツアー」の起点にもなります。
(境内のツアーの詳細は、第510回ブログ参照)
ですから今回もこちらに向かいますが、
空が急に厚い雲に覆われだしました。


593-4.jpg
西本願寺総合案内所を北に抜けました。
この総合案内所では自動販売機でジュースを買って、
中の縁台に座って5分ほど休憩しました。
右(東)側が、西本願寺阿弥陀門です。
西本願寺のもう一つの正門ですね。


593-5.jpg
西本願寺境内で阿弥陀門の前に立って、西を向きました。
石畳の道のずっと先に、西本願寺阿弥陀門が見えます。
では、この石畳の道を進んでいきます。


593-6.jpg
その石畳の道を西に進み、西本願寺阿弥陀堂の前に来ました。
この階段を上れば堂内に入ることができますが、
この中は撮影禁止です。

西本願寺に限らず、東本願寺佛光寺など浄土真宗の本山は、
阿弥陀如来を祀る阿弥陀堂と親鸞を祀る御影堂と
本堂が二つあるのが特徴です。


593-7.jpg
西本願寺阿弥陀堂で、阿弥陀如来像に参拝しました。
午後3時が近づき法要と講話が始まるのですが、
それに参加したら午後4時を回ります。
そうすれば島原輪違屋の特別公開が終わってしまいます。
ですから、泣く泣く阿弥陀堂を去りました。

西本願寺阿弥陀堂を出て、廊下を撮っています。
こちらに、板の木目が腐ったところを修理した跡があります。
大工さんがその際、遊び心で様々な形にしています。


593-8.jpg
他の浄土真宗の本山同様、
西本願寺も二つの本堂が渡り廊下でつながっています。
では西本願寺阿弥陀堂からその渡り廊下を南下して、
もう一つの本堂御影堂に向かいます。


593-11.jpg
西本願寺御影堂も、内部は撮影禁止です。
御影堂は、親鸞像と「見真」という扁額が祀ってあります。
(親鸞は、「見真大師」とも呼ばれます)
御影堂で参拝した後、御影堂を南側に抜けました。
その辺りの欄干越しに、さらに南を見ています。
門徒の読経・参拝施設の龍虎殿が右(東)側に見えます。
目の前の塀の向こう(南)側は、
北小路越しに興正寺があります。


593-12.jpg
同じ場所で、南東側を撮りました。
あちらが国宝の飛雲閣ですすが、現在修復中です。
第510回ブログでは修復の様子が公開されていましたが、
この日(2018年8月13日)は非公開でした。


593-13.jpg
今度は、東の方を向きました。
ずっと向こうに、今回ブログ最初の御影門が見えますね。


593-14.jpg
回廊を歩き、西本願寺御影堂の東側に回り込んできました。
では階段を下りて、石畳の道に戻ります。


593-15.jpg
御影堂の階段を下りて、西本願寺境内を東に歩いています。
塀の手前に銀杏の木が立っていますが、
こちらは天明の大火にも耐えた樹齢300年以上の古木です。
京都市下京区の象徴が銀杏の葉なのは、こちらに由来します。


593-16.jpg
さらに西本願寺境内を東に進みました。
目隠し塀と呼ばれる白壁(こちらも重要文化財)の向こうは、
今回ブログ最初に出て来た西本願寺御影門です。
これで、西本願寺境内を1周しました。
では、こちらから西本願寺を出ます。


593-17.jpg
西本願寺御影門を出て、堀川通を北に向いています。
前回ブログで紹介させていただいた通り、
この辺りは西本願寺の門前町なのですが、
こうも雲が厚いと何が何やら訳が分かりません。
実は、撮影中もゴロゴロ雷が鳴り続けていました。
夕立が間近なようです。


593-18.jpg
西本願寺御影門から、堀川通を約100m北上しました。
こちらに、先ほど出て来た西本願寺阿弥陀門があります。


593-19.jpg
西本願寺阿弥陀門から西を向き、西本願寺境内を見ています。
先程のここをほぼ真西に進み、阿弥陀堂に向かいました。


593-20.jpg
その西本願寺阿弥陀門から北を向き、
堀川通沿いにある市バスの「西本願寺前」バス停を見ています。
今回の連載記事ではここから花屋町通を西に進み
島原大門前に至るのですが、
この時点で夕立が降ってきました。
雨傘を持っていたので自分の体やカメラは無事だったのですが、
分厚い雲の下では明度が低く写真が真っ黒けになってしまいました。
(つまり、このブログで採用できる写真は撮れませんでした)
仕方ないのでこの日(2018年8月13日)の写真撮影を諦め、
ここから先は後日に撮り直しました。
ですから、今回はここまでです。

~次回は、島原商店街経由で島原に入ります~



~追記 その1~
この辺りの地図を貼り付けます。
詳しくは、ここをクリックしてください。
西本願寺御影堂が、起点です。

また、西本願寺のサイトもこちらに貼り付けておきます。
詳しくは、ここをクリックしてください。

~追記 その2~
当初は、前回ブログと今回ブログで1回分でした
ウチのブログは、一回の記事で20枚~40枚の写真を載せます。
今回は20枚載せているのでまぁその範囲内ですが、
平均的に見れば圧倒的に短い記事になりました。
(他の方が書かれる通常のブログと比べると、相当長いですが)
本当は前回ブログと今回ブログで1回分のはずでした。
(前回ブログ20枚で、今回ブログも20枚)
それが前回記事がどうあっても写真20枚どころか30枚を越えて、
独立しないといけない状況になり、
今回の記事を単独で独立させました。
それが、今回の記事がアンバランスな写真枚数に
なった最大の理由です。

~追記 その3~
島原の特別公開は、2018年9月末まで
かつて京都の花街の一つであった島原関連施設
置屋の輪違屋と揚屋の角屋特別公開は、2018年9月末までです。
京都市が主催する「京の夏の旅」の一環ですね。

~追記 その4~
祝!「京の道 今日の道」7周年!
2011年8月31日に新連載を始めた「京の道 今日の道」は、
2018年8月31日を以って7周年を迎えました。
近年は、年間延べ1万人以上の方々に閲覧して頂いております。
これも皆様方のご愛顧のおかげです。
どうもありがとうございます
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Re: No title

↑の方が非公開コメントなので、こういう形で返事します。

前略
たびたびコメント、ありがとうございます。

現時点では商店街の撮影はもう終了しています。
実は日曜日に撮ったので、
まるで「シャッター商店街」のように
大半が閉まっていました……
ただこの日以外に都合がつかなかったので
強行したのですが、
和菓子屋さんくらいしか開いていませんでした……
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ぴのぴな

Author:ぴのぴな
ぴのぴなと申します。
生まれたときから50数年
ずっと京都住まいです。
中2のころから
自宅近くを中心に
寺社巡りをしてきました。
このブログで,
本当に京都に来たような
そんな気分を
味わってください。

リンク・カテゴリの説明
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☆リンク
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京都市内の今の天気と
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新たに撮ったものを加え
独断と偏見で桜の名所を
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少しずつ更新して
ゆっくり完成させます。

「祇園祭の歩き方」
YAHOO知恵ノートを
こちらも利用して、
祇園祭宵山で回る
ポイントを書きました。
実際に回るときの
参考にしてください。

「京都市バス路線図」
京都市交通局発行の
京都市バスと市営地下鉄の
路線図を貼り付けました。
バス停や駅の位置以外に、
各観光地の位置関係も
これで分かります。

「京都市バス検索」
系統(「5系」とか)別に
市バスを検索できます。
各系統の停留するバス停や
バス停別時刻表が
貼り付けてあります。
京都観光に来られる前に、
今一度確認してください。

「嵐電(京福電気鉄道)」
京福電車(嵐電)のサイトを
そのまま貼り付けました。
電車の情報もありますが、
嵯峨野嵐山など
沿線の観光情報が
詳しく書いてあります。

「きょうもいろいろ」
ここと同じ
京都観光のブログです。
許可をいただいたので、
リンクさせて
いただきました。

「ひまわりパパの
ときたま日記」
ご家族のことを書かれた
ブログです。
こちらも
許可をいただいて
リンクさせて
いただきました。

「アマランサス☆
だいあり~」
いろいろなことを
書かれたブログです。
こちらも、
許可をいただいて
リンクさせて
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「写真缶」
京都周辺の写真と
短いコメントの
写真ブログです。
こちらも、
許可をいただいて、
リンクさせて
いただきました。

「子連れ京都旅行」
ウチと同じ京都の
観光ブログです。
「幼児連れで
便利な店と
不便な点」を
詳しく
書かれています。
こちらは、
自分がお願いして
リンクさせて
いただきました。

「京都パワースポット
体験」
京都の様々な情報を
連載されています。
こちらも、
許可を頂いて
リンクをしました。

「京都散歩
日々の出来事と
三毛猫ブログ」
飼い猫と京都観光地の
様子を書かれた
ブログです。
こちらも許可をいただいて
リンクしました。

「京都に夢中!
古都・京都
お祭りナビ」
これから始まる
京都のお祭りや
イベントの
情報が載っています。
こちらも許可をいただいて
リンクしました。

布袋山保存会
祇園祭前祭の布袋山の
サイトです。
宵山でここに訪れて、
ここの方と親しくなって、
そのまま相互リンク
することにしました。

One-Shot Photo Blog
北関東と東京の下町の
写真ブログです。
自分の大ファンの
写真家さんが
運営されています。
こちらからお願いして、
リンクさせて
いただきました。

「春夏秋冬 京のくらし」
京都の季節の様子や
ご自身が経営されている
カフェの様子を
書かれたブログです。
この度、相互リンクさせて
いただきました。

☆カテゴリ
これまでの記事を
テーマ別に分けました。
記事は順番通り
並んでいますので、
観光コースをそのまま
追いかけられます。

「京のお店 今日のお品」
緊急事態宣言後の
京都市街地で
コロナ騒動下でも
頑張っておられる
さまざまなお店と
その商品を
紹介して宣伝します。

「未分類」
京都を書いては
いるのですが、
他の「道ブログ」とは
趣旨が違うものが
入ります。

「ここって、
何のブログなの?」
このブログの説明です。
記念すべき第1回です。

「限定公開」
パスワードがないと、
閲覧できません。
うちの家族の
個人情報満載なので、
こうなりました。
京都サンガの応援に、
東京に行った記事です。
(国立競技場と明治神宮)

「京都」
どのカテゴリにも
入らない記事です。

「京都サンガ」
Jリーグクラブの
京都サンガの 試合観戦や
イベントの様子を
記事にしました

「東福寺と泉涌寺」
ウチの近所なので、
一番よく行きます。

「伏見稲荷大社」
ウチの氏神様です。
初詣など
こちらも多くなります。

「ゑびす神社」
毎年参拝しているので、
独立させました。

「清水寺から平安神宮」
京都の東山周辺です。
京都観光の
一番有名なコースです。
これから京都観光を
考えておられる方は、
ここをご覧ください。

「京都紅葉散策」
紅葉の季節にあちこち
散策してきました。
毎年11月23日に行く
紅葉散策は含まれません。
そういうものに含まれない
短いものを集めました。

「京都桜案内」
桜の季節にあちこち
花見に行きました。
毎年少しずつ増えます。

「祇園散策」
花見小路の花街や
八坂神社・建仁寺など
祇園各地の散策です。

「祇園祭宵山散策」
祇園祭宵山を
毎年更新した記録です。
ゆっくり回ったので、
次に祇園祭に来られた時の
参考にしてください。

「節分」
毎年少しずつ増えます。

「京都のお祭り」
春から初夏を中心に
京都市内各地のお祭りを
記録したものです。

「松尾散策」
地蔵院や鈴虫寺、
松尾大社や法輪寺など
松尾を散策します。

「嵯峨野嵐山」
嵯峨野嵐山周辺散策です。

「京都駅前散策」
京都駅から
五条通にかけて
あちこち回りました。

「蹴上・鹿ヶ谷散策」
南禅寺のある蹴上や
哲学の道がある鹿ケ谷を
散策しています。

「太秦散策」
蚕ノ社や広隆寺、
映画村など太秦周辺を
散策しました。

「花園散策」
JR「花園」駅から
北側の衣笠山手前の
「きぬかけの路」に
かけて散策しました。
妙心寺や等持院など
並んでいます。

「松原通東から西」
清水寺~西小路間の
松原通を東から西へと
写真で追いかけます。
京都盆地を輪切りにして、
地域ごとの違いを
楽しんでください。

「松原通東から西」EX
松原通が終わる西小路から
京都盆地の西の端の
松尾までを書いています。
松原通の記事と
併せて読むと、
京都盆地の東西の様子が
よく分かります。

「三条通西から東」
嵐山から始まり、
名神高速道路
京都東インターまでの
三条通を西から東に
書いていきます。

「本町通北から南」
京都盆地の東側を通る
本町通を南から北に
進みます。

「寺町通南から北」
河原町通の1本西
寺町通を
五条通から北大路通まで
散策します。
[六原」経由で、
「本町通編」と
つながっています。

「烏丸通北から南」
「寺町通編」の最終回
今宮通から南に
十条通まで続きます。

「大和大路南から北」
本町通より1本東にある
大和大路を北上します。

「鞍馬口通東から西」
室町時代に
京都最北端の道だった
鞍馬口通を下鴨神社から
金閣寺まで進みます。

「きぬかけの路散策」
その金閣寺から西に
龍安寺や仁和寺経由で
北嵯峨まで進みます。

「塩小路東から西」
京都駅前の北側を
東西に貫く塩小路を
東端の智積院から
西端の梅小路公園まで
進みました。
そのあと、
七本松~佐井西通間の
{西塩小路編」も
続きます。

「千本通南から北」
平安時代の中心
旧朱雀大路である
千本通を
七条通から、
鷹峯まで進みます。

「高倉通南から北」
京都中心街を縦断する
烏丸通と河原町通の
中間を貫く高倉通を
北上していきます。
神社仏閣よりも、
飲食店の取材が中心に
なってしまいました。

「上立売通東から西」
今出川通の北側に伸びる
東西の道を散策します。
京都市街地屈指の
桜がきれいな通りです。

「若宮通南から北」
西本願寺と東本願寺の
中間点を通る小路を
北上しました。
京町家と古い商店街の
京都らしい町並みです。

「若宮通南から北」EX
「若宮通編」の最後から
三条通まで
若宮通の真北の通りを
北上していきます。

「釜座通南から北」
若宮通を真北に
延長した先の釜座通で
三条通~京都府庁間を
北上しました。
途中、二条城に
立ち寄りました。

「錦小路東から西」
四条通の1本北に伸びる
錦小路を東から西に
進みます。
錦市場から祇園祭鉾町へ
最終的に住宅街に
移動していきます。

「五辻通東から西」
上立売通と今出川通の
中間に伸びる五辻通を
東から西へと進みます。

「正面通東から西」
脳卒中のリハリビがてら、
比較的ウチに近い
正面通を
東から西に進みます。
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