第612回 渉成園の紅葉は……

前回ブログで参拝した東本願寺御影門から、東を見ています。
まだまだ午前中ですので、どんどん参拝者が来られますね。
今回は、東本願寺の東にある渉成園に向かいます。
撮影日は、2018年11月15日木曜日午前11時半。
終始快晴の一日でした。

東本願寺御影堂の前で、烏丸通を北に向いています。
左(西)側に東本願寺の堀が見えますが、
この風景は約200mほど続きます。
その花屋町通から京都御苑のある丸太町通まで
烏丸通はオフィスビル街になります。
(第212回ブログを参照)

東本願寺御影門前の信号が、青に変わりました。
では、烏丸通を西に渡ります。

上珠数屋町通~下珠数屋町通間の烏丸通に、
東西幅約30m、南北の長さ約200mの中央分離帯があります。
1976年まで、烏丸通には市電が走っていました。
こちらは、市電時代「東本願寺前」停留所だった場所です。
かつて相当数の門徒がこちらに参拝に来られたため、
安全のためにこちらの停留所が巨大化しました。
ちなみに、目の前の噴水は停留所だったころからありました。

その中央分離帯で、南を向きました。
現在の中央分離帯は公園になっていて、
春には桜、秋には銀杏並木がきれいですね。
自分は幼稚園時代、よくここでギンナンを採りに来ました。
桜は完全に紅葉から落葉に変わってきましたが、
カエデが見ごろになるのは桜の葉が完全に落ちてからです。
イチョウに至っては、まだまだ青葉ですね。
約200m先に「七条烏丸」交差点が見えていますが、
その先に京都タワーも見えます。
前回ブログでは、京都駅からこの辺りまで来ました。

では信号が青になりましたので、烏丸通東側歩道まで渡ります。
こちら側の烏丸通は、自動車が多く通るので賑やかですね。

横断歩道を渡り切って、烏丸通を北に向きました。
この辺りは、仏具屋さんと旅館が多いですね。
では、目の前の正面通に向かいます。

烏丸通から、正面通を東に向いています。
この辺りも、仏具屋さんが多いですね。
数珠や法衣など、僧侶が日常的に使われるものも売られています。
では、こちらを進んでいきます。

烏丸通から、正面通を東に約50m進みました。
こちらの数珠屋さんのように仏具を売る店が多いのは、
この辺りが東本願寺の門前町だからでしょうね。
その先(東)で、正面通は東洞院通と交差します。

正面通から、東洞院通を南に向いています。
左(西)側の倉庫に見えるお店はテントなどを貸し出していて、
ウチの町内でも地蔵盆でお世話になっています。
約200m先の「七条東洞院」交差点に、飲食店が増えてきました。
自分も、たまにそちらに寄らせていただきます。

今度は正面通から、東洞院通を北に向きました。
すぐ先に、並河商店というなかなかおいしい豆腐屋さんがあります。
自分はたまに自転車でここまで来て、豆腐を買います。

さらに東の法院通から、正面通を東に向いています。
正面通は、あと約50mで渉成園で突き当たります。

東洞院から、正面通を東に歩いています。
左(北)側は表具屋さんで、仏壇に飾る仏画を売っています。
右(南)側は東本願寺の社宅で、僧侶とその家族が住んでいます。
正面通は渉成園の前でいったん突き当たり、間之町通と交差します。

正面通から、間之町通を南に向いています。
もし東本願寺を経由せずに京都駅に行くのであれば、
この道が近道ですね。

間之町通沿いで、正面通の突き当りから渉成園に入れます。
渉成園は、東本願寺の庭園ですね。
ここを入ったらすぐに、受付で500円納めて奥に進みます。

受付から、真北を向きました。
渉成園の中に入る前に、ちょっとここに寄り道します。

先程の位置から北に進むと、こちらに突き当たります。
自動販売機があって、休憩用の椅子も用意されています。

その椅子に座って、ジュースを片手にこちらを見ています。
これから何時間も歩き続けるので、休めるときに休みます。
では、受付に戻って先を進みます。

受付の東に、こちらの枝垂桜があります。
こちらは、正面通や間之町通からでも見えますね。
ある意味、渉成園の象徴ですね。

その枝垂桜の東側にはこちらの石垣があって、
その手前に小さなカラタチ並木が続きます。
カラタチは漢字で枳殻と書き、
京都の地元民はこの渉成園を「枳殻邸」(きこくてい)と呼びます。

その位置から、石垣伝いに50mほど北に向かいました。
これ以上北に進むと、渉成園の駐車場に入ってしまいます。

その位置から、東を向きました。
では、こちらを通って渉成園内部に入っていきます。

渉成園内部に入ってきました。
庭園入り口をくぐり、先ずは北を向きます。

庭園入口から北に向かうと、すぐに臨池亭があります。
池を臨む茶室ですね。
第349回ブログではこちらでお茶とお菓子を頂きましたが、
普段はこのように非公開で中には入れません。

臨池亭から南東部は、渉成園屈指の桜並木です。
この日(2018年11月15日)の桜は、紅葉から落葉に転じていました。
ただ、これは例年よりは紅葉の進みが遅いです。

その桜並木の先に、傍花閣が建っています。
2F建ての楼閣ですね。現在も茶室などに利用されていますね。

傍花閣の南東に、印月池に架かる侵雪橋が見えます。
この印月池の北東岸にカエデ並木が続きます。
……ところが、こちらのカエデは完全に青葉です。
この様子なら、11月23日でも紅葉の盛りにはならないでしょうね。
2018年の紅葉は、12月初旬でも十分に楽しめそうですね。

印月池沿いに、東に進んでいきました。
そろそろ回棹廊という屋根の付いた橋が見えるはずなのですが……
その回棹廊は修復中で、渡ることができませんでした。
2018年は大きな台風がいくつも京都市街を直撃して、
多くの文化財が修復しなければならなくなりました。
こちらも、その一つです。

同じ位置で、渉成園内部を西に振り返りました。
これ以上東に進めないので、こちらに見える侵雪橋に戻ります。
……しかし結構日が当たっているのですが、
2018年11月上旬の気温が平年より高かったこともあり、
2018年の紅葉は例年より大幅に遅れているようです。

印月池沿いに西に戻り、侵雪橋の袂まで来ました。
では、ここから印月池を渡ります。

侵雪橋を歩いて、印月池を渡りました。
この先は、印月池に浮かぶ島に辿り着きます。
ここから渉成園散策の後半ですが、だいぶ写真を貼り付けました。
ですから、今回はここまでです。
~追記 その1~
この辺りの写真を貼り付けます。
詳しくは、ここをクリックしてください。
渉成園が、起点です。
~追記その2~
今回連載記事は、
「2018年紅葉散策」という表題になりました。
いろいろ悩んで、こんな平凡なタイトルになりました。
目的地を一切入れないこと、何をしているかは分かること、
この2点が条件で付けた表題です。
前回ブログを含めて、そちらに移設します。
まぁ渉成園周辺は京都駅前の範疇ですが、
そのうちそこからだいぶ離れていくので、
それがどこかはお愉しみということで……
~追記 その3~
だいぶ強くなってきました
2018年11月16日金曜日に、男子サッカーの日本は
ベネズエラ代表と対戦し、1-1で引き分けました。
正直勝てた試合だったのでいろいろ課題も残りますが、
「仕上げは上々」と言える結果だと思います。
つい最近までのJリーガーは、欧州で活躍している選手とぶつかると
精神面で負けてしまって、なかなか試合にも勝てませんでした。
ところが最近の広島の佐々木選手とか柏の伊東選手とか
Jリーガーの堂々としたプレーが頼もしく見えたりします。
いざというときに精神的に逃げないというのは、
誰にもできることではありません。
一方ベネズエラ代表はとても戦術的で、
両ボランチのマークを厳しくして、
そこからボールを奪おうとしていました。
実際、遠藤選手も柴崎選手も相当苦戦していました。
それでも運動量と周囲の選手カバーで、
それを打開したのは大きいです。
結果は引き分けでしたが、今のところ上々ですね。
~追記 その3~
結局、19位で終わりました
2018年11月17日土曜日にJ2リーグ最終節が行われ、
アウェイで京都は讃岐に0-2と快勝しました。
これで京都の最終順位は24クラブ中19位となりました。
まぁJ1昇格には全然届かない順位ですが、
取りあえずはこの苦境でもJ2残留を確保しました。
これは、チーム事情を考えれば上々です。
京都サンガは本拠地を西京極から亀岡市に移転するため、
早々のJ1昇格が望まれていますが、
現状から考えてそれはあまりにも厳しく、
まずは足元から固めるようにしていかないと
来シーズンこそJ3リーグに降格してしまいます。
先ずは何人今年の主力選手が残ってくれるかです。
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