第635回 壬生寺に参拝~壬生節分散策2019~その2

壬生寺東側の正門から壬生寺境内を見ています。
今回は、節分会の壬生寺を参拝します。
撮影日は、2019年2月3日日曜日午後1時45分。
この時点では、まだ雨は降っていません。

壬生寺の門をくぐる前に……
こちらは、先程写っていたたこ焼きの露店です。
たこ焼き5個300円!
給料日前で、金欠気味の自分にはかなりの朗報です。
(京都市内の相場なら、5個500円です)
……という訳で、こちらに立ち寄ります。

それで、こちらがそのたこ焼きです。
あまりに安いので、下手したら
蛸が入っていないかとも思ったのですが、
そんなことはありませんでした。
しかも「粉」はしっかり出汁で溶いていましたし、
キャベツも入っていましたし、
決して「手抜き料理」ではありませんでした。
これで、採算が取れるのでしょうか?
そんな心配もしてしまいました。

たこ焼きは中がトロトロだったので、
口内に火傷しないためにゆっくり頂きました。
先程の写真から約10分経って、再び壬生寺門前です。
いよいよ壬生寺境内に入っていきます。

壬生寺の門の北脇に、一夜天神堂がいらっしゃいます。
この辺りの壬生寺境内に末社や塔頭寺院が多いのですが、
この日(節分)には境内に露店が多く立つので、
夜泣き地蔵などには参拝に行けませんでした。
(普段の壬生寺は、第318回ブログ参照)

その一夜天神堂の向かい(南)側に
壬生寺経営の老人ホームがありますが、
この日(節分)はその手前に屋台村ができていました。
沿道側には広島風お好み焼きと焼きそばの露店があり、
(京都人は、通常大阪風のお好み焼きを食べます)
その奥のベンチとテーブルで食事できます。

一夜天神堂と屋台村の前で、壬生寺境内を西に向いています。
先程の門からこの参道をまっすぐ西に進むと、
律宗壬生寺の本堂の正面に突き当たります。
ですから、おそらく先程の門が壬生寺の正門でしょう。

先程の位置から、壬生寺参道を西に約50m進みました。
この左(南)側に塔頭寺院の中院があり、
そちらから老人ホームに回れます、
また表札にある通り、こちらでも「厄除けほうらく」を買えます。

その中院前で、なぜか恵方巻が売られていました。
自分は恵方巻を近所の寿司屋の出前で済ませましたが、
(前回ブログの追記参照)
こちらも結構売れていました。

そして、こちらが中院です。(恵方巻販売所の裏です)
ご本尊の観音様が、開帳されていますね。

中院の西側に、薬師如来がいらっしゃいます。
こちらは、京都十二薬師霊場の一体です。
京都には江戸時代ごろから京都市街地を巡り、
特定の仏様を参拝し続ける風習がありました。
「京の道 今日の道」では、このうち平等寺(因幡堂とも言います)
水薬師(第307回ブログの初めに出て来た保育園です)
福勝寺(第346回ブログの「出水七不思議」の1寺です)
地福寺(第347回ブログの追記の「出水七不思議」の1寺です)
薬師院(第573回ブログの「こぬか薬師」のことです)
永福寺(第158回ブログ最後の「蛸薬師」のことです)
さらにこの壬生寺と計7寺に訪れています。

中院西側の薬師堂のさらに西隣に、壬生寺の手水舎があります。
ただ、節分期間中はプラスチック製の塀に囲まれています。

その手水舎の向かい(北)側に、仏様が何体かいらっしゃいます。
次は、そちらに向かいます。

先程の写真のテントで、蝋燭と線香が売られていました。
それぞれそちらで購入して、蝋燭はこちらに並べました。

そして、線香はこちらに立てました。
端の方ばかり残っていたので中央に立てたのですが、
その際、手首付近がちょっと火傷しました。

その北側に、水掛地蔵がいらっしゃいます。
その名の通りこちらは大きな水桶の中にいらして、
柄杓でお地蔵さんに水を掛けながらお祈りします。
大阪の法善寺では勢いよく掛けていきますが、
こちらはおとなしくゆっくりと水を掛けます。

水掛地蔵の東隣に、弁財天がいらっしゃいます。
こちらは通常秘仏なのですが、節分期間中は御開帳されます。
そのため、こちらに参拝された方々は
最後にいちいち中の弁財天を覗いていかれます。
この右(東)隣には阿弥陀堂があってそこから壬生塚に行けますが、
(新撰組関連施設があります)
そちらへは、次回ブログで回ります。

壬生寺参道に戻ってきました。
この先(西側)が、壬生寺の本堂です。

壬生寺本堂参拝前に、先に本堂南側を散策します。
本堂脇に、「千体仏塔」がいらっしゃいます。
いろいろ調べたのですが、こちらは比較的新しく
壬生寺に持ち込まれた石仏(多くは祀られなくなったお地蔵さん)を
東南アジアのパゴダ状に並べた仏塔です。
こちらはとても大きいので、JR嵯峨野線の電車の中から見えます。

その「千体仏塔」の前で、さらに南を向きました。
こちらは壬生寺の南門で、その先が仏光寺通です。
第318回ブログでは、こちらから壬生寺に入りました。

「千体仏塔」の手前に、焙烙焼の奉納所があります。
あちこちで願い事を書いた焙烙はこちらで集められて、
壬生狂言の際に演者によって叩き割られます。

では、いよいよ壬生寺本堂に参拝です。
……ただ、その前に目の前のプレハブで線香を求めます。

「線香は通常3本くらい持っていかれます」
そうおっしゃるので、自分も線香を3本頂きました。
そちらを西側の火に近づけました。

目の前の炉の上に線香を置くと、ゆっくりと火が点いてきました。
これを持って、本堂に向かいます。

先程の線香は、こちらに並べます。
何人もの方々がここに線香を並べるので、
すぐに辺りが煙だらけになります。
こちらの煙を浴びると無病息災のご利益があるのですが、
まぁ煙ですからここにいるだけで咳が止まりません。
それでも全身にこの煙をかけて、本堂に向かいます。

では煙まみれになりながら、壬生寺本堂に向かいます。
いよいよ本堂に参拝します。
壬生寺は、京都では珍しい律宗寺院です。
(律宗の総本山は、奈良県の唐招提寺です)
ご本尊は大地蔵菩薩なのですが、
1962年の火災の際にいったん焼失しました。
現在のご本尊は、総本山の唐招提寺から移設したものです。
壬生寺は平安時代初期の991年に創建されましたが、
鎌倉時代に始まった壬生狂言と幕末の新撰組との関連で有名です。
壬生寺の境内で新撰組の練兵が行われたり、
大阪相撲の興行を新撰組主催で壬生寺で行ったりしました。

壬生寺本堂前で、境内を北に向きました。
目の前でおでんや土手焼きの露店が、「屋台村」を形成しています。
壬生寺境内の露店は、この辺りがいちばん混み合います。
では、壬生寺境内の北側を散策します。

壬生寺本堂の北側には、桜並木が続きます。
(実は、こちらは隠れた桜の名所です)
そのさらに北側に、壬生寺の寺務所があります。
御朱印を求める方々が、行列を作られています。

壬生寺事務所の前で、境内を北に向いています。
この辺りは、露店が多いですね。
左(西)側に高齢者向けのマンションがあって、
右(東)側に壬生寺が経営する保育園があります。
このまま北上すると壬生寺北門があって、
そこから出ると綾小路に達します。

同じ場所で、壬生寺境内を南に向きました。
では、ここから壬生寺本堂前に戻ります。

先程の位置から、壬生寺本堂前に戻ってきました。
これで、壬生寺散策の約8割を終えました。
ここから残りを回りますが、もうだいぶ写真を貼り付けました。
ですから、今回はここまでです。
~次回は、壬生の新撰組関連施設を回ります~
~追記 その1~
この辺りの地図を貼り付けます。
詳しくは、ここをクリックしてください。
律宗壬生寺が、起点です。
~追記 その2~
ウチのネコ 最近の様子

最近はずっと寒くて、ウチのネコは不機嫌です。
なんか近づいてくるので、ご飯をあげても
無視して椅子の上で大声で鳴いています。
ちなみに、最近のご飯はネコ缶とドライフードを混ぜたものです。

そのとき、外に自動車が通り過ぎました。
すると、顔を上げて暫く固まっていました。
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