第654回 本丸はツツジが満開~GWの二条周辺~その2

二条城二の丸庭園最西端の扉から、
さらに西の二条城本丸を見ています。
今回は、こちらの二条城本丸を散策します。
撮影日は、2019年5月2日木曜日午後2時。
ポカポカ陽気の散策日和でした。

二条城内で、二の丸庭園からさらに西の道に出ました。
こちらの道は、二条城内を南北に貫いています。
その道で、北を向いています。
左(西)は堤防の先が堀で、たくさんの水を湛えています。
右(東)は、二の丸庭園ですね。(前回ブログで訪れました)
向こう(北)側の門の先が、次回ブログで訪れる清流園庭園です。

同じ場所で、南を向きました。
こちらに、「コイのエサ」の自動販売機がありました。
お金を入れると、ここから固形のコイのエサが出てきます。

本丸を取り囲むように、二条城内堀が掘られています。
こちらは滔々と水を湛えており、たくさんのコイが泳いでいます。

二条城内堀の上に人影が見えると、コイがたくさん寄ってきます。
多分、先程の「コイのエサ」目当てでしょうね。
実際、多くの方々が先程のエサを放り投げておられます。
……しかし、ここのコイは本当に太くて大きいですね。

そうこうしていると、こんな錦鯉が現れました。
背中の模様が、きれいですね。ちなみに、体長は50㎝位です。

二条城二の丸庭園と本丸の間の道の上で、西を向きました。
では内堀に架かる橋を渡り、こちらから二条城本丸に入ります。
本丸の門の上が不自然に大きいですが、
こちらは彦根城などにもある「隠し狭間」(かくしさま)です。
江戸時代などにここまで攻め込まれたなら、
目の前の鉄門扉を閉め、門の上から鉄砲で撃ち返します。
そのため、門の上の壁は鉄砲が配置される位置だけ
すぐに削れるように薄くなっています。

鉄門扉をくぐり、本丸に入ってきました。
こちらは、その門の裏側です。
「隠し狭間」に行ける梯子が用意されていますね。
先程の写真には、よく見ると石垣に穴が開いています。
実はこちらも「狭間」で、鉄砲を撃つことができます。
……ここの防備が、一番厚いですね。

先程の鉄門扉をくぐり、二条城本丸を西に進みます。
石垣で囲まれた場所を進んでいきます。

鉄門扉から本丸の道は、蛇行しながら西に向かいます。
そしてこちらの急な石段を上ります。

石段を上り東を向き、本丸内から鉄門扉を撮りました。
鉄門扉を何とか突破した二条城を攻める軍勢がいたとして、
勢いよく攻め込むと曲がり切れずにこの真下で渋滞してしまいます。
すると、二条城の守備隊がここで相手の軍勢を囲み
そちらに向けて一斉射撃ができます。
例え後続の部隊が無傷でも、
前衛の部隊の死体が邪魔で前進できません。
そうして渋滞した後続部隊も、
先程の狭間から一斉射撃で倒すことができます。
……このような城の普請は、二条城に限らず
日本の多くの城の標準装備です。
ですから、本丸の城攻めは正面から攻めないのが鉄則です。

同じ位置で、南西を向きました。
では、こちらを進んでいきます。

本丸内の庭園を南西に進みながら、南を向きました。
こちらの公園では、ツツジが満開ですね。

本丸庭園を南西に歩いています。
右(北)側に見える本丸御殿は、現在修復中です。

本末庭園をさらに南西に歩いています。
周囲の芝生は、通常立ち入り禁止です。

本丸庭園の南西への道は、この三叉路で終わります。
では、ここから左(南)へ続く道を進みます。

その道を進むと、すぐに二条城本丸庭園南西端に着きます。
そこからは、急な石段ですね。

その石段を上っています。
とても急なので、滑り落ちたら大変ですね。
石段で、約10m上に登ります。

急な石段を上りきりました。
すると10㎡ほどの空間が広がり、中央にベンチがあります。
こちらに、元々二条城天守閣が建っていました。
(明治維新で取り壊されました)
今では、こちらは公園になっています。

二条城天守閣址から、北を向いています。
ここは二条城の中でもいちばん高いところで、
京都タワーが無かったころは、ここが京都市街地で
いちばん高いところの一つです。
(尤も京都盆地は平らではなく、東寺の五重塔の天頂部と
北大路の地面は同じ高さですが……)
ですから、こちらは展望台としての役割もあります。

では、こちらから二条城本丸庭園に戻ります。
また、この急な石段を利用します。

二条城天守閣址地から、急な石段で下りています。
気のせいか、上りよりも下りの方が石段を急に感じますね。
滑落しないように気を付けながら、こちらを下ります。

急な石段を下り切りました。
こちらにも、満開のツツジが見えますね。
ここから、修復中の二条城本丸御殿がよく見えますね。

すると、目の前に先程の三叉路が現れます。
先程は右側から来ましたので、今度は左側に進みます。

その三叉路で、左(西)を向きました。
向こうの塀を越えると、本丸庭園を出ます。

二条城本丸御殿を出て、その塀より西側の様子です。
すると、二条城本丸御殿が鉄壁と足場に囲まれており、
まるで工事現場でした。(ある意味、工事現場なのですが……)

こちらが、二条城本丸御殿です……完全に工事現場ですが。
普段の二条城本丸御殿の様子は、こんな感じです。
(第569回ブログを参照)

まぁ二条城本丸御殿は非公開なので、普段も素通りです。
では、他の方々と一緒に順路通り本丸を出ます。

二条城本丸御殿から、蛇行しながら西に進んでいます。
石垣から見る高さやこの蛇行する様子も、先程の正面と同じですね。
やはり、軍事的な理由でこうなっているのでしょうね。

二条城本丸御殿から、蛇行しながらも西に向いています。
では、この内堀に架かる橋を渡ります。
ここも内堀なのですから、先程のコイが大量にいるはずです。
ただ、こちらにはコイの姿はありませんでした。
餌をあげる方々の数が、そのままコイの数なのでしょうね。

二条城本丸御殿前から内堀に架かる橋を渡り、
そのまま西を向いています。
目の前の枝垂桜は、GW中になると完全な葉桜ですね。
二条城の南西部は、京都屈指の桜の名所です。
このまま西に進むと、大きな休憩所とトイレがあります。
ちょうどこの辺りが、二条城散策の中間点です。

先程の場所から、北を向きました。
桜並木は完全に葉桜ですが、植え込みのツツジは満開です。
二条城には何種類もの花々が植えてありますが、
GW中はツツジが見ごろですね。
ということは、嵐山の天龍寺辺りも綺麗でしょうね。

こちらは、道端に咲く満開のツツジとその周辺です。
桜並木の間は芝生ですが、よく見るとタンポポも満開ですね。
こちらは意図して植えられたのではなく、自生しているものです。
二条城は、こういう花々も見ていて飽きません。

ツツジやタンポポを堪能しつつ、二条城内堀の脇道を北上します。
内堀とこちらの道との間に、細長い土蔵が建っています。
こちらは重要文化財の米蔵です。この周辺には土蔵が多いですね。

そうこうしているうちに、二条城内の北西端まで来ました。
こちらから北西は立ち入り禁止ですが、
この先に重要文化財の物見櫓が建っています。
ここからは見えませんが、「竹屋町美福」交差点ならよく見えます。

二条城北西端から、東を向いています。
ここから二条城の周囲を北側から大手門を目指しますが、
もうだいぶ写真を貼り付けましたので、今回はここまでです。
~次回は、二条城の休憩所でまた抹茶パフェを戴きます~
~追記 その1~
この辺りの地図を貼り付けます。
詳しくは、ここをクリックしてください。
二条城本丸御殿が、起点です。
~追記 その2~
GW中のウチのネコ

2019年4月28日日曜日午後5時ごろ、
自分が西京極から帰った直後のウチのネコです。
伏見稲荷大社下之社の御神輿がウチの家の前に来たときは
恐がってパニックになったようですが、
今は落ち着いて(疲れて)眠っています。

角度を変えて撮影しても、全然起き上がりません。
余程眠いのでしょうね。本当によく眠っています。
~追記 その3~
横浜FCには勝ちました。
自分はダゾーンに加入していないので結果しか知りませんが、
2019年5月5日こどもの日の日曜日J2リーグ第12節で、
京都サンガは横浜FCに1-3で快勝しました。
FWの得点者は大野選手だけで、それ以外の得点者は
仙頭選手や重廣選手といったMFの選手でした。
その辺が、京都らしいですね。
これで京都は勝ち点7差の6位。
首位の水戸が最後まで走るとは考えにくく、
京都にもさらなる上位が狙えるチャンスがあります。
正直山形以外のJ2リーグ上位は「団栗の背比べ」なので、
(たぶん山形が頭一つ抜けています)
ここ数節が京都の正念場ですね。
とは言え、次節はホームの対岡山戦です。
元京都のイ・ヨンジェ選手が在籍するが強敵ですね。
この辺りの地図を貼り付けます。
詳しくは、ここをクリックしてください。
二条城本丸御殿が、起点です。
~追記 その2~
GW中のウチのネコ

2019年4月28日日曜日午後5時ごろ、
自分が西京極から帰った直後のウチのネコです。
伏見稲荷大社下之社の御神輿がウチの家の前に来たときは
恐がってパニックになったようですが、
今は落ち着いて(疲れて)眠っています。

角度を変えて撮影しても、全然起き上がりません。
余程眠いのでしょうね。本当によく眠っています。
~追記 その3~
横浜FCには勝ちました。
自分はダゾーンに加入していないので結果しか知りませんが、
2019年5月5日こどもの日の日曜日J2リーグ第12節で、
京都サンガは横浜FCに1-3で快勝しました。
FWの得点者は大野選手だけで、それ以外の得点者は
仙頭選手や重廣選手といったMFの選手でした。
その辺が、京都らしいですね。
これで京都は勝ち点7差の6位。
首位の水戸が最後まで走るとは考えにくく、
京都にもさらなる上位が狙えるチャンスがあります。
正直山形以外のJ2リーグ上位は「団栗の背比べ」なので、
(たぶん山形が頭一つ抜けています)
ここ数節が京都の正念場ですね。
とは言え、次節はホームの対岡山戦です。
元京都のイ・ヨンジェ選手が在籍するが強敵ですね。
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