FC2ブログ

第658回 斎王代列北上~葵祭 2019~その2

658-1.jpg
黄色いツツジの造花が付いた傘が、
ここ「丸太町河原町」交差点を通過します。
現在「丸太町河原町」交差点北東角で、
北西角の辺りに向いています。

葵祭巡行行列本列はこの黄色いツツジの傘で終了しました。
平安時代ならこれで終わりなのですが、
1960年ごろから、女性を中心にした「斎王代列」が
「本列」の後から続きます。
今回は、葵祭巡行行列後半の「斎王代列」を取材します。
撮影日は、2019年5月15日水曜日午前11時半。
お祭り日和の快晴でした。


658-2.jpg
葵祭本列と斎王代列の間が毎年大分空いている印象があるのですが、
2019年はその間が約100mもないようです。

斎王代列の先頭は、弓矢で武装された検非違使隊列です。
検非違使は平安時代の警察官で、近衛兵でもあります。
つまり、斎王代列の先頭も男性による隊列です。
その後に、白丁(従者役の方々)が
傘持ちをされている隊列が続きます。


658-3.jpg
その白丁が傘を差しかけているのは、
平安時代の采女の扮装をされた女性です。
ですから、衣裳も十二単ではなく采女衣裳です。


658-4.jpg
その後を傘持ちを伴わない女房(女官)姿の女性が、
徒歩で通過されていかれます。
葵祭巡行の男性は烏帽子に葵の葉を付けていらっしゃいますが、
女性は誰も葵の葉を身に付けていらっしゃいません。

……だんだんと後方の斎王代が載られた輿が
「丸太町河原町」交差点に近づいてまいりました。


658-5.jpg
さらに、斎王代を載せた輿が近づいてこられました。
その手前に徒歩で行進される女房(女官)がいらっしゃいますが、
白い小袖を着こなされておられるのは白拍子でしょうか?


658-6.jpg
こうして見ると、女房(女官)一人に
複数の男性が付いているのが分かりますね。
葵祭斎王代は、「丸太町河原町」交差点目前にいらっしゃいます。


658-7.jpg
いよいよ葵祭巡行行列のメイン斎王代の輿が、
「丸太町河原町」交差点に入ってきました。
斎王代が載っておられる輿の周囲を
小学校高学年くらいの方々が取り囲まれています。


658-8.jpg
丸太町通を東進されてきた斎王代を載せた輿が、
この交差点で河原町通を北上されていきます。
輿を担がれておられる方々は、そのまま方向転換されます。
祇園祭のように、交差点で輿を持ち上げて
クルクル回転されることはありません。
(第408回ブログを参照)
まぁそんなことをされては、斎王代が目を回されてしまいますが……


658-9.jpg
斎王代を載せた輿が、河原町通を北上していきます。
こちらの輿は祇園祭の「山」より小さいので、
担がれる人数も少なめです。


658-10.jpg
斎王代を載せた輿の後から、こちらが続かれます。
多分小学校低学年のお稚児さんです。


658-11.jpg
斎王代を載せた輿の後は、こちらの女房(女官)が徒歩で来られます。
こちらの女房は、先程よりも采女装束の色合いが派手ですね。


658-12.jpg
まだ少し徒歩の女房が続かれます。
その中心に、白拍子姿の方々が2名いらっしゃいます。


658-13.jpg
さらに、その後ろを騎乗姿の采女装束の方々が通過されます。
馬に乗った采女衣裳はかなり映えるのですが、
2014年のように大雨が降ると目も当てられないことになります……
(総額数千万円分もの衣裳が、全廃棄になりました)


658-14.jpg
騎乗の女房の脇を岡持ちを担いだ白丁が随行されます。
槍を持った白丁もいらっしゃいますが、
それも騎乗の女房のものという設定でしょうか?
(巴御前のような女性の侍は、当時は例外中の例外です)


658-15.jpg
その後を徒歩の女房が、通過されます。
写真中央の槍は、前を歩く検非違使のものという設定なのでしょう。


658-16.jpg
采女衣裳の女房が、集団で
「丸太町河原町」交差点に徒歩で入ってきました。
その集団の中心に、白拍子がいらっしゃいます。
……ただ、これで女性の隊列は終了です。
斎王代列もあと少しですが、残りは全員男性で占められています。


658-17.jpg
先程の白拍子装束の女性の後から、
臙脂色の束帯姿の男性の集団が通過します。
彼らは、皆手に楽器を持っております。
多分下鴨神社や上賀茂神社で、雅楽を演奏されるのでしょうね。


658-18.jpg
さらに、臙脂色の束帯装束を身に付けた方々が通過されます。
手にされているのは……分かりにくいですがでしょうか?


658-19.jpg
臙脂色の束帯姿の集団の最後尾に、大きな太鼓があります。
この後ろの牛車が、葵祭巡行行列の最後尾です。


658-20.jpg
いよいよ斎王代列最後尾、と言いますか
葵祭巡行行列最後尾の牛車が「丸太町河原町交差点」に現れました。


658-21.jpg
「丸太町河原町」交差点で、牛車が方向転換しています。
前回ブログ同様、藤の造花がきれいですね。
また、牛の轡はお稚児さんが引かれているところも同じですね。


658-22.jpg
牛車の後を、また別の牛が通過します。
こちらは、先程の牛が疲れたときの予備の牛です。


658-23.jpg
さらに、その後を束帯姿の検非違使が追いかけます。
これで葵祭巡行行列が、一通り終わりました。
その後を様々な自動車が続きます。


658-24.jpg
自動車の先頭は、こちらの軽トラックです。
路上でたれ流された牛や馬の糞をスコップで掬い、
それを荷台の袋に詰めます。
やはり、糞の放置はいけません。


658-25.jpg
軽トラックの後は、こちらの2台が通過しました。
葵祭の氏子衆の役員やお祭り関係者が乗る自動車と
信号などを管理する消防署の自動車ですね。


658-26.jpg
その後の青い自動車は、京都市役所の広報のものです。
「Do you Kyoto? 」は、京都市観光局PRのためのコピーです。


658-27.jpg
最後に、警察のパトロールカーが通過します。
こちらが通過した直後、この交差点は徐々に通常に戻っていきます。


658-28.jpg
徐々にコーンなどが取り除かれますが、すぐには通常に戻れません。
河原町通北行き車道も直進できるのですが、
つい先ほどまで直進禁止だったこともあり、右折車両ばかりです。


658-29.jpg
「丸太町河原町」交差点で、東を向きました。
では、自分もそろそろ帰宅します。


658-30.jpg
「丸太町河原町」交差点から、丸太町通を約50m東に進みました。
いつもはもっと交差点寄りの市バスバス停です。
葵祭関係で、多少遅れています。ただ、バスの中は満員ですね。
葵祭巡行行列を1日追いかけられる方も、相当いらっしゃいます。


658-31.jpg
バス停の前で、丸太町通を東に向いています。
右(南)側の洋館は、地域スーパーのフレスコですね。
では、ここを東に進みます。


658-32.jpg
「丸太町河原町」交差点から、丸太町通を東に約150m進みました。
こちらから、鴨川を渡ります。
この辺りから、「京都市上京区」から「京都市左京区」に移ります。


658-33.jpg
鴨川に架かる丸太町橋を東に渡っています。
すると、丸太町橋の中央にテラスが見えます。
おそらく、観光客が鴨川を眺めるためのものでしょう。


658-34.jpg
そのテラスの先端に立ちました。鴨川の上流側を見ています。
毎年8月16日の晩に、ここから「大」と「妙法」の文字が見えます。


658-35.jpg
もうすぐ鴨川に架かる丸太町橋を渡り切ます。
その先に、京阪電鉄「神宮丸太町」駅に続く
地下道への入り口が見えます。
ではそちらから京阪電鉄に乗り、帰宅します。

これで、2019年の葵祭巡行行列の観覧を終了します。

~次回から、また別の道の連載を始めます~



~追記~
この辺りの地図を貼り付けます。
詳しくは、ここをクリックしてください。
「丸太町河原町」交差点が、起点です。
関連記事
スポンサーサイト

テーマ : 京都道案内
ジャンル : 地域情報

コメントの投稿

非公開コメント

検索フォーム
プロフィール

ぴのぴな

Author:ぴのぴな
ぴのぴなと申します。
生まれたときから50数年
ずっと京都住まいです。
中2のころから
自宅近くを中心に
寺社巡りをしてきました。
このブログで,
本当に京都に来たような
そんな気分を
味わってください。

リンク・カテゴリの説明
いい加減複雑になったので、
サイドバーの説明をします。
☆リンク
「京の天気」
京都市内の今の天気と
天気予報が分かります。

「京都桜100景」
ブログ用に
今まで撮った写真に
新たに撮ったものを加え
独断と偏見で桜の名所を
100選びました。
少しずつ更新して
ゆっくり完成させます。

「祇園祭の歩き方」
YAHOO知恵ノートを
こちらも利用して、
祇園祭宵山で回る
ポイントを書きました。
実際に回るときの
参考にしてください。

「京都市バス路線図」
京都市交通局発行の
京都市バスと市営地下鉄の
路線図を貼り付けました。
バス停や駅の位置以外に、
各観光地の位置関係も
これで分かります。

「京都市バス検索」
系統(「5系」とか)別に
市バスを検索できます。
各系統の停留するバス停や
バス停別時刻表が
貼り付けてあります。
京都観光に来られる前に、
今一度確認してください。

「嵐電(京福電気鉄道)」
京福電車(嵐電)のサイトを
そのまま貼り付けました。
電車の情報もありますが、
嵯峨野嵐山など
沿線の観光情報が
詳しく書いてあります。

「きょうもいろいろ」
ここと同じ
京都観光のブログです。
許可をいただいたので、
リンクさせて
いただきました。

「ひまわりパパの
ときたま日記」
ご家族のことを書かれた
ブログです。
こちらも
許可をいただいて
リンクさせて
いただきました。

「アマランサス☆
だいあり~」
いろいろなことを
書かれたブログです。
こちらも、
許可をいただいて
リンクさせて
いただきました。

「写真缶」
京都周辺の写真と
短いコメントの
写真ブログです。
こちらも、
許可をいただいて、
リンクさせて
いただきました。

「子連れ京都旅行」
ウチと同じ京都の
観光ブログです。
「幼児連れで
便利な店と
不便な点」を
詳しく
書かれています。
こちらは、
自分がお願いして
リンクさせて
いただきました。

「京都パワースポット
体験」
京都の様々な情報を
連載されています。
こちらも、
許可を頂いて
リンクをしました。

「京都散歩
日々の出来事と
三毛猫ブログ」
飼い猫と京都観光地の
様子を書かれた
ブログです。
こちらも許可をいただいて
リンクしました。

「京都に夢中!
古都・京都
お祭りナビ」
これから始まる
京都のお祭りや
イベントの
情報が載っています。
こちらも許可をいただいて
リンクしました。

布袋山保存会
祇園祭前祭の布袋山の
サイトです。
宵山でここに訪れて、
ここの方と親しくなって、
そのまま相互リンク
することにしました。

One-Shot Photo Blog
北関東と東京の下町の
写真ブログです。
自分の大ファンの
写真家さんが
運営されています。
こちらからお願いして、
リンクさせて
いただきました。

「春夏秋冬 京のくらし」
京都の季節の様子や
ご自身が経営されている
カフェの様子を
書かれたブログです。
この度、相互リンクさせて
いただきました。

☆カテゴリ
これまでの記事を
テーマ別に分けました。
記事は順番通り
並んでいますので、
観光コースをそのまま
追いかけられます。

「未分類」
京都を書いては
いるのですが、
他の「道ブログ」とは
趣旨が違うものが
入ります。

「ここって、
何のブログなの?」
このブログの説明です。
記念すべき第1回です。

「限定公開」
パスワードがないと、
閲覧できません。
うちの家族の
個人情報満載なので、
こうなりました。
京都サンガの応援に、
東京に行った記事です。
(国立競技場と明治神宮)

「京都」
どのカテゴリにも
入らない記事です。

「京都サンガ」
Jリーグクラブの
京都サンガの 試合観戦や
イベントの様子を
記事にしました

「東福寺と泉涌寺」
ウチの近所なので、
一番よく行きます。

「伏見稲荷大社」
ウチの氏神様です。
初詣など
こちらも多くなります。

「ゑびす神社」
毎年参拝しているので、
独立させました。

「清水寺から平安神宮」
京都の東山周辺です。
京都観光の
一番有名なコースです。
これから京都観光を
考えておられる方は、
ここをご覧ください。

「京都紅葉散策」
紅葉の季節にあちこち
散策してきました。
毎年11月23日に行く
紅葉散策は含まれません。
そういうものに含まれない
短いものを集めました。

「京都桜案内」
桜の季節にあちこち
花見に行きました。
毎年少しずつ増えます。

「祇園散策」
花見小路の花街や
八坂神社・建仁寺など
祇園各地の散策です。

「祇園祭宵山散策」
祇園祭宵山を
毎年更新した記録です。
ゆっくり回ったので、
次に祇園祭に来られた時の
参考にしてください。

「節分」
毎年少しずつ増えます。

「京都のお祭り」
春から初夏を中心に
京都市内各地のお祭りを
記録したものです。

「松尾散策」
地蔵院や鈴虫寺、
松尾大社や法輪寺など
松尾を散策します。

「嵯峨野嵐山」
嵯峨野嵐山周辺散策です。

「京都駅前散策」
京都駅から
五条通にかけて
あちこち回りました。

「蹴上・鹿ヶ谷散策」
南禅寺のある蹴上や
哲学の道がある鹿ケ谷を
散策しています。

「太秦散策」
蚕ノ社や広隆寺、
映画村など太秦周辺を
散策しました。

「花園散策」
JR「花園」駅から
北側の衣笠山手前の
「きぬかけの路」に
かけて散策しました。
妙心寺や等持院など
並んでいます。

「松原通東から西」
清水寺~西小路間の
松原通を東から西へと
写真で追いかけます。
京都盆地を輪切りにして、
地域ごとの違いを
楽しんでください。

「松原通東から西」EX
松原通が終わる西小路から
京都盆地の西の端の
松尾までを書いています。
松原通の記事と
併せて読むと、
京都盆地の東西の様子が
よく分かります。

「三条通西から東」
嵐山から始まり、
名神高速道路
京都東インターまでの
三条通を西から東に
書いていきます。

「本町通北から南」
京都盆地の東側を通る
本町通を南から北に
進みます。

「寺町通南から北」
河原町通の1本西
寺町通を
五条通から北大路通まで
散策します。
[六原」経由で、
「本町通編」と
つながっています。

「烏丸通北から南」
「寺町通編」の最終回
今宮通から南に
十条通まで続きます。

「大和大路南から北」
本町通より1本東にある
大和大路を北上します。

「鞍馬口通東から西」
室町時代に
京都最北端の道だった
鞍馬口通を下鴨神社から
金閣寺まで進みます。

「きぬかけの路散策」
その金閣寺から西に
龍安寺や仁和寺経由で
北嵯峨まで進みます。

「塩小路東から西」
京都駅前の北側を
東西に貫く塩小路を
東端の智積院から
西端の梅小路公園まで
進みました。
そのあと、
七本松~佐井西通間の
{西塩小路編」も
続きます。

「千本通南から北」
平安時代の中心
旧朱雀大路である
千本通を
七条通から、
鷹峯まで進みます。

「高倉通南から北」
京都中心街を縦断する
烏丸通と河原町通の
中間を貫く高倉通を
北上していきます。
神社仏閣よりも、
飲食店の取材が中心に
なってしまいました。

「上立売通東から西」
今出川通の北側に伸びる
東西の道を散策します。
京都市街地屈指の
桜がきれいな通りです。

「若宮通南から北」
西本願寺と東本願寺の
中間点を通る小路を
北上しました。
京町家と古い商店街の
京都らしい町並みです。

「若宮通南から北」EX
「若宮通編」の最後から
三条通まで
若宮通の真北の通りを
北上していきます。

「釜座通南から北」
若宮通を真北に
延長した先の釜座通で
三条通~京都府庁間を
北上しました。
途中、二条城に
立ち寄りました。

「錦小路東から西」
四条通の1本北に伸びる
錦小路を東から西に
進みます。
錦市場から祇園祭鉾町へ
最終的に住宅街に
移動していきます。

「五辻通東から西」
上立売通と今出川通の
中間に伸びる五辻通を
東から西へと進みます。
サイトやブログのリンク
シリーズごと読むなら、こちらから
最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
最新トラックバック
ブログの訪問者数
 
現在の訪問者数
現在の閲覧者数:
カレンダー
07 | 2019/08 | 09
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
RSSリンクの表示
Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ

ランキング参加バナー
ブログ村ポイント
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文: