第672回 智積院は紫陽花の迷路

前回ブログからウチの近所の智積院を訪れています。
前回ブログではいつもよく行く北側の大書院を庭園を訪れましたが、
今回は目の前(東側)に見える本堂の周囲を散策します。
撮影日は、2019年7月4日木曜日正午。
ずっと曇ってましたが、最後まで雨は降りませんでした。
最近、こんな天候が続きます。

東大路から参道をずっと東に進むと、智積院本堂があります。
その参道の前で、北を向きました。
先に、こちらを散策します。

智積院本堂の北側に、紫陽花が一面に咲いています……
と書きたいのですが、ちょっと少ないですね。
まぁこの辺りの紫陽花は智積院全体の1割程度なのですが、
それにしても少ないです。
(第487回ブログと比べてみてください)

その紫陽花を大写しにしました。
この辺の紫陽花は、赤いものが多い気がします。
まぁ紫陽花の色は、時間帯で変わるのですが……

その紫陽花畑の北側に、東に伸びる小径があります。
こちらを進むと新日吉神社や京都女子大学など、
鳥辺山中腹の方に抜けられます。

その赤い紫陽花の前で、智積院境内を南に向きました。
次は、先程の智積院本堂に向かいます。

こちらが、真言宗智山派総本山智積院本堂です。
真言宗ですから、ご本尊は大日如来です。
寺紋の「桔梗」が映えますね。
こちらは、元々金剛峰寺のある高野山の近隣にあった
根来寺の塔頭寺院でした。
それが紀州征伐で豊臣秀吉にいったん根来寺が焼き討ちされた際、
こちらもいったん焼き討ちされました。
江戸時代に入ってから徳川家康が鶴松の菩提寺祥雲寺を廃寺にし、
(前回ブログの智積院大書院は、その祥雲寺の遺構です)
その地にこの智積院を再興させました。
それが、この寺院の沿革です。

智積院本堂では、ご本尊の大日如来にお祈りをしました。
その本堂から出ると、真西に参道が伸びています。
こちらを進むと帰宅コースですが、今回は先に行く所があります。

本堂を出て、南を向きました。
こちらにも参道が続いていて、その先には明王堂があります。
では、目の前の十字路を目指します。

その十字路で、東を向きました。
智積院本堂と明王堂の間に、東に伸びる小径があります。
ここからそちらに進んでいきますが、
実はここが今回ブログのメインだったりします。

その小径と明王堂の間に、こちらの池があります。
もう少ししたら、蓮とか綺麗でしょうね。

その池と小径の東側を撮りました。
池には、その東側から小川の水が流れ込んできていますね。
では、その小川沿いにさらに小径を東に進みます。
この先が、青紫色に染まっていますね。

先程の十字路から、この小径を約50m東に移動しました。
小径の両側が、一面の紫陽花です。
……とは言え、これで普段の半分程度です。
ちなみに、普段はこんな感じです。(第487回ブログ参照)

さらに、小径の東側の見ています。
先程の位置から、小径沿いにずっと紫陽花が咲いています。
では、この小径なりに暫く東に進みます。

この小径は、やがて上りの石段へと変わります。
その石段沿いにも、紫陽花が咲き誇ります。

その石段を東に上り続けます。
この辺りは立派に東山山中ですので、
東に進むほど標高は高くなります。
石段を上り始めて約30mで、いったん石段が途切れます。

石段を上りきり、北を向きました。
どうも、この先にもさらに上りの石段が続くようです。

もう少しだけ石段は東に上っていますが、
その先は住宅地に入っていきます。
こちらに、京都女子大学の校舎が並びます。
ですから、この小径と石段は
京都女子大学と東大路(市バスのバス停)を結ぶ近道でもあります。
そして、ここから東にはもう紫陽花は植えてありません。
ですから、これ以上東には進みません。

最初の石段に戻り、西を向いています。
では、こちらの石段を下りていきます。

その石段を下りています。
紫陽花が、ずっと並んでいますね。
紫陽花は青紫色が多いですが、
この石段付近には様々な色が見られますね。
それは、以前こちらに訪れたときから変わりません。
(第487回ブログを参照)

先程の位置から西に進み、石段を下り切りました。
この辺りが、紫陽花がいちばん濃いですね。

その位置で、北を向きました。
ここからこの紫陽花畑の中心に向かっていくのですが……
実はこの周囲に植木職人さんが何人もいらして、
紫陽花を引っこ抜いては手前のブルーシートに並べられています。
「萎れてきた紫陽花を処分されているのと違う?」
同行してきたウチの母がそう言っていましたが、
あながち外れていないような気がします。

先程の位置から、智積院境内を北上しています。
この辺りの紫陽花は例年もっと背が高くて、
まるで迷路のような錯覚を覚えるのですが、
紫陽花の背が低いので遠くまで見渡せます。
では、この小径の先まで進みます。

その小径の突き当りまで来ました。
おそらくこの先は、智積院の墓地です。
こちらの紫陽花園は、智積院本堂と墓地の間にあります。

智積院墓地を背にして、紫陽花園で西を向いています。
では、向こうの智積院本堂近くまで移動します。

こちらの小径は、だんだん南下していきます。
今年(2019年)の紫陽花は少し背が低くて先まで見えますが、
例年はもっと背が高いのでもっと迷路のようです。
(例年の様子は、第487回ブログ参照)

さらに小径を進むと、先程の本堂と明王堂の間に戻ってきました。
では、この紫陽花園を出て先程の十字路に戻ります。

再び十字路に戻ってきました。
この先に見えるのは、智積院の鐘楼です。

智積院鐘楼の屋根を大写しにしました。
その上に、京都タワーが見えますね。
第591回ブログでは、京都タワーから智積院を見ていました。

その十字路で、南を向きました。
次は、この先の智積院明王堂に向かいます。

こちらが、智積院明王堂です。
その名の通り、こちらには不動明王がいらっしゃいます。
真言宗では、智積院のご本尊大日如来とこちらの不動明王は
同じ仏様と考えられています。
そのため、こちらの不動明王も一種のご本尊なのでしょうね。

智積院明王堂への参拝を終え、その明王堂を背に西に向いています。
目の前の蝋燭立てに、お賽銭を納めて蝋燭を建てます。

その蝋燭立ての前で、北を向きました。
では、何度か通過している十字路をまたまた目指します。

今度はその十字路で、西を向きました。
(この背に、先程の紫陽花園があります)
では、こちらを蛇行しながら西に進んでいきます。

十字路から蛇行sながらも、全体的には西に進んでいます。
こちらが、智積院鐘楼です。
秋にはこの辺りが紅葉の絶景ポイントになるのですが、
この時期でも碧紅葉がきれいですね。

智積院鐘楼から、西を向いています。
この辺は、緩やかな下り坂が続きます。
碧紅葉を眺めながら、ゆっくり散策します。

碧紅葉の小径を抜けると、急に辺りが開けてきます。
この先は東大路で、智積院の外です。

先程の位置で、南を向きました。
昨年(2018年)こちらに訪問した際、
第610回ブログではこの位置に智積院会館が建っていました。
こちらの食事は結構好評だったのですが、どうなるのでしょうか?

その位置から、さらに西に向いています。
向こうの壁は、東大路沿いの養源院です。
では智積院を出て、東大路に向かいます。

智積院を出て、北を向いています。
では目の前のバス停から京都駅に戻り、帰宅します。
……という設定ですが、
このバス停で市バスに乗ったら東福寺に着いてしまいます。
本当は、このまま歩いて帰宅しました。
今回ブログは、ここまでです。
~次回以降、祇園祭関連の記事を連載します~
~追記 その1~
この辺りの地図を貼り付けます。
詳しくは、こちらをクリックしてください。
真言宗智山派総本山智積院本堂が、起点です。
起点の東側に、紫陽花園が広がります。
~追記 その2~
夏は、水無月ですね

七条通を通って帰宅する途中で、
「七条本町」交差点北西角の七条甘春堂七条店に立ち寄りました。
そちらで、水無月を買いました。「夏の京菓子」の定番ですね。
個人的には、水無月は冷茶を添えるのが好みです。

こちらが、水無月2個です。
売られているときは正方形ですがそれで2個分で、
食べるときは直角二等辺三角形(半分)にします。
通常の水無月は奥の方で、手前は黒糖が入っています。
この他、緑色の抹茶入りがあります。
水無月は毎年6月30日に食べる和菓子ですが、
京都では夏の間中(正確には店ごと違います)販売されます。
~追記 その3~
え?首位?どこが?
2019年7月13日土曜日に、J2リーグ第22節が行われました。
我らが京都サンガは、アウェイで山形と対戦し、
0-1と一美選手の決勝点で勝利しました。
今シーズンの山形と大宮は絶好調で、
多分京都は歯が立たないと思っていました。
それが……何とアウェイで勝ってしまいました!
これで、京都は勝ち点が40です。
その山形と柏と同点ですが、得失点差で
京都が首位です!!
2016年4月29日金鳥スタジアムでC大阪に快勝した日、
自分が聞いたある京都サポーターの呟きを思い出します。
「あかん。勘違いしたらあかん」
J1リーグ昇格が現実味を帯びてくれば、
却って「勝って兜の緒を締め直さないと」いけないですね。
~追記その4~
結局アメリカがヨーロッパを蹂躙する
2019年7月7日日曜日に、
2019女子サッカーW杯フランス大会が終わりました。
決勝トーナメントは「アメリカvsヨーロッパ」の図式でしたが、
1回戦スペイン、準々決勝フランス、準決勝イングランドを
撃破していったアメリカが、
決勝でヨーロッパチャンピオンのオランダを粉砕して
2大会連続で優勝しました。
確かにアメリカは今大会頭一つ抜けた国でしたが、
日程や試合会場で不利に立たされていました。
ところが……アメリカにはそんなこと関係なかったようです。
とにかく決勝は2-0と普通の試合の点差でしたが、
実はオランダはほとんどシュートを打っていません。
それどころか、シュートを打てる位置に
ボールを運ぶことができませんでした。
それくらい、決勝戦は一方的な試合でした。
まぁヨーロッパの悲願は女子サッカーの主流を
日本・アメリカから奪うことでしたが、
何とかなでしこ日本を撃沈したものの
アメリカには実力差を見せつけられ
世界の勢力図は大きくは変わりませんでした。
ただ、なでしこ日本は来年の東京五輪次第では
「強豪国」の座から滑り落ちる可能性もあります。
今大会で見せた幾つかの課題を何としないと、
相当危険な状態であるのは事実です。
まぁその上で自分は高倉監督継続を支持します。
今の状態を打開できるのは「勝者のメンタリティー」を持つ
経験のある監督が絶対条件ですが、
そうなると佐々木前監督の復活か、
17歳以下のW杯優勝経験監督の高倉監督以外にはありません。
佐々木監督復活は現実味がないので、
何とか高倉監督を継続するしか、東京五輪は戦えません。
~2019年7月16日に追記~

2019年の祇園祭宵山散策は、後祭中心です。
前祭はほとんど回っていませんが、
今年のお札と粽は必要なので、ちょっとだけ散策しました。
こちらは、錦小路沿いの霰天神山の会所です。
細長いウナギの寝床の先にあります。

こちらが、その霰天神山会所です。
ご神体を中心に胴掛などが展示され、
お札や粽などが販売されています。

よく見ると、CDが売られていました。
祇園祭の各山鉾町会所では、祇園祭期間中小学生による
各種販売が行われます。
こちらは、その販売の際に歌われるわらべ歌を収めたものです。
まぁ分かりやすく言うと販売の際の呼び込みが
わらべ歌になっています。

こちらが、霰天神山のご神体です。
こちら自体が小さな神社で、このような神社の社が
山鉾のご神体になる場合は、他にもあります。

では、霰天神山会所を出ます。
細長いウナギの寝床を出たら、
外には浸みだれ肉まんを待つ行列が並んでいました。
(浸みだれ肉まんは、霰天神山会所の西隣で販売)

霰天神山では旧年中のお札を納めて、
今年(2019年)のお札を買い求めました。
こちらは、火の用心のご利益があります。

次は、郭巨山に向かいました。
四条通沿いなので、交通量が多いですね。

同じ位置で、南を向きました。
膏薬辻子との角に、郭巨山会所があります。

郭巨山会所では、こちらの粽を買い求めました。
商売繁盛のご利益があるので、店先に飾っています。
先日の「天神さん」で買い求めた「茅の輪」も写りました。
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