第736回 大黒町の枝垂桜~上京桜散策~その6

前回ブログで真言宗北向山雨宝院に参拝し、
西側の智恵光院通から上立売通を西に向いています。
左(南)側に第734回ブログで訪れた本隆寺の塀が伸びており、
背後(東側)に、雨宝院が建っています。
今回はこの智恵光院通から約50m西に伸びる浄福寺通を北上し、
大黒町に広がる京町家の街並みを散策します。
撮影日は、2020年3月29日日曜日午後2時15分。
この日は日曜日だったので、織機の音がしませんでした。

西側の智恵光院通から、上立売通を約30m西に進みました。
ちょうど先程写っていた公衆便所の裏に回り込んだところです。

先程の位置で、上立売通から北を向いています。
一見するときれいな住宅街ですが、
後述しますがこちらは西陣織の工房です。
先ずはこちらを約10m北上し、目の前の小さな神社にお参りします。

こちらが、その岩上神社です。第484回ブログ以来の参拝ですね。
ご神体の大岩は元々「二条堀川」交差点付近にいらしたのですが、
二条城築城の際現在の中山神社の位置に移られました。
と言いますか、こちらの大岩が中山神社の元々のご神体でした。
中山神社前が「岩上通」なのは、その名残です。
ご神体が移転されたのは江戸時代初期で、
今から約100年前に祠が立てられて神社化しました。
(江戸時代、この辺りには大きな寺院が建っていました。
こちらのご神体は、そちらに奉納されていました)

その岩上神社の前で、南に向きました。
ではまた上立売通に戻ります。

岩上神社から上立売通に戻り、西を向いています。
この少し先で、上立売通は浄福寺通と交差しています。

上立売通から、浄福寺通を南に向いています。
左(東)側に第734回ブログで訪れた本隆寺の塀が伸びていますが、
約50m先にも本隆寺西門があります。
ちょうど桜の木が満開でしたね。
また300m先に、「今出川浄福寺」バス停が立っています。

ちょうどバスケットボールで遊んでおられる親子がいらしたので、
(取材日は、2020年3月29日日曜日でした)
浄福寺通から約10m西にズレて上立売通を西に向きました。
このまま西に進むと、第485回ブログと同じコースですね。

さらに、上立売通から浄福寺通を北に向きました。
左(西)側に自動販売機が並んでいるのは、
この辻の北西角がタバコ屋さんだからです。
浄福寺通は上立売通以北が石畳の道です。
ここから寺之内通までの浄福寺通を、特に「大黒町」と呼びます。
堀川通以西の上京区内は「西陣」と呼ばれ、
西陣織の一大生産地ですが、
この大黒町には西陣織の工房が特に集中します。
では、第484回ブログ以来の大黒町散策を始めます。

上立売通から、浄福寺通を約10m北上しました。
では、京町家脇のお地蔵さんにお参りします。
その左(南)側の枝垂桜は、この日(2020年3月29日)が満開でした。

そのお地蔵さんの向かい(東)側の様子です。
「渡文研究院」と書かれた石碑が立っていますが、
こちらは西陣織の工房で先程の岩上神社の北側に当たります。
周囲の桜並木も、ちょうどこの日が満開でした。

渡文研究所の向かい(西)側と言いますか、
先程のお地蔵さんと枝垂桜の北側に、織成館が建っています。
こちらは西陣織の博物館みたいな場所で、
西陣織メーカー渡文(わたぶん)の施設です。
まだ開館時間だったのですが、
この時点で上京桜散策の半分も回っていませんので、
今回は泣く泣く素通りです。

その織成館の北側に、こちらの販売所があります。
西陣織でできた様々なグッズが、たくさん売られています。
こちらも、この時刻(午後2時20分ごろ)は開いていました。

織成館から、浄福寺通を北に向いています。
こちらが、京都市上京区西陣大黒町の様子です。
浄福寺通は約150m先の寺之内通で突き当たりますが、
その間に建っている京町家など家屋の大半が西陣織の工房です。
平日なら夕方まで西陣織の織機の音が鳴り響くのですが、
この日(2020年3月29日)は日曜日なので
ほとんどの工房がお休みですね。

大黒町のほぼ南半分を踏破し、北を向いています。
ここから北には桜の木々はありませんが、
古い京町家の割合が増えてきます。
この辺りは、古い京町家も新しい住宅も全て西陣織の工房です。

さらに大黒町内(浄福寺通)を北上しています。
こちらの両脇の京町家は、どちらも西陣織の工房です。
写真中央のブリキ製の表札には、
「京都市上京区浄福寺通上立売通上る大黒町」
そう書かれていました。

さらに、大黒町を北上しています。
こちらの京町家には、大根が描かれた表札が付いています。
もちろん八百屋さんではなく、こちらも西陣織の工房です。

その京町家の向かい(東)側にも、こちらの京町家が建っていました。
ちょっと見ごたえのある形の京町家なのですが、
うっかり屋根の一部が見切れた写真になってしまいました。

その京町家の一部を大写ししています。
やはり、こちらも西陣織の工房ですね。
写真右側のブリキ製の表札には
「京都市上京区浄福寺通上立売通上る大黒町」と書かれています。
明らかに、上立売通より寺之内通の方が近いのですが……

さらにその京町家の前で、大黒町を北に向きました。
浄福寺通が寺之内通に突き当たるまで、あと50mもありません。

こちらの京町家には、消火器のそばでばったり床几が下りています。
写真では字がはっきり写っていませんが、
消火器とばったり床几の間のプラスチック製表札には、
「京都市上京区浄福寺通寺之内通下る大黒町」と書かれていました。

さらに大黒町を北上すると、浄福寺通は寺之内通で突き当たります。
大黒町最北端は両脇とも西陣織の工房ではなく、あられ屋さんです。
また右(東)側のお店「宋禅」は、あられを出す茶店でもあります。
(詳細は、第484回ブログ参照)

浄福寺通から、寺之内通を西に向いています。
こちらを約100m西に進むと、称念寺が建っています。
通称「ネコ寺」で、有名ですね。

今度は浄福寺通から、寺之内通を東に向きました。
右(南)側に、あられ屋さんの「宋禅」の正面口が見えますね。
この日(2020年3月29日)は「欠品あられの安売り日」のようで、
たくさんのお客さんがおられました。

浄福寺通から、寺之内通を約50m東に進みました。
ここで寺之内通は、西側の智恵光院通と交差します。

寺之内通から、西側の智恵光院通を南に向いています。
約200m先の上立売通で、こちらの智恵光院通は突き当たります。
つまり、そこが今回ブログ最初の地点ですね。

今度は寺之内通から、西側の智恵光院通を北に向きました。
このまま北上すると約350m先で鞍馬口通と交差し、
(第249回ブログを参照)
約1㎞先で北大路と言いますか大徳寺で突き当たります。

さらに西側の智恵光院通から、寺之内通を東に向いています。
では、こちらをそのまま東に進んでいきます。

西側の智恵光院通から、寺之内通をさらに約50m東に進みました。
ここで寺之内通は、東側の智恵光院通とT字路を形成します。

寺之内通から、東側の智恵光院通を南に向いています。
ここが、東側の智恵光院通の最北端です。
約350m南下すると、第732回ブログの首途八幡宮や
第733回ブログで訪れた桜井公園に辿り着きます。

東側の智恵光院通から、寺之内通を東に向いています。
上京桜散策はこのまま小川通まで寺之内通を東に進み、
そこからまた北上する予定です。
とは言え、次回ブログでもまだまだ堀川通までしか進みません。
ですから上京桜散策は後半程桜並木が広がるのですが、
それはまだまだ先の話です。
取りあえずだいぶ写真を貼り付けましたので、今回はここまでです。
~次回は、妙蓮寺を参拝します~
~追記 その1~
この辺りの地図を貼り付けます。
詳しくは、ここをクリックしてください。
京都市上京区西陣大黒町が、起点です。
京都駅北側市バスターミナルからなら、
9系市バスに乗り「堀川今出川」バス停でいったん降ります。
そこから西行きの市バスに乗り(201系などがあります)、
「今出川浄福寺」バス停で降り、
そのまま約200m北上すれば大黒町の最南端に辿り着きます。
~追記 その2~
却って更新ペースが落ちています
2020年4月17日に日本全国に緊急事態宣言が拡大され、
京都府も特別警戒都道府県に指定されました。
新型コロナウィルスの猛威は留まることを知らず、
自分が務める会社も2020年5月6日まで休業となりました、
まぁ自分は勤続20年以上ですし、
今まで溜めていた有給休暇を一気に消費することで、
今月は何とかいつも通りの収入を得られそうです。
(5月以降は、下手したら無収入ですが……)
この間自宅に留まっていて、自分には時間だけはたくさんあります。
普通に考えればこのブログの更新ペースを上げられるのですが、
ついつい睡眠時間とネットゲームの時間が増えてしまい、
気付けばブログの各時間をダラダラ別のことで費やしています。
そのような自堕落なことが原因で、
ここ最近のブログ更新が遅れています……
現在連載中の「上京桜散策編」は前半の西半分がほぼ終了して、
北東部の寺之内通と小川通沿いの後半が残っています。
それがさらに6回ほど続きます。
~追記 その3~
稲荷祭が居祭になりました
ウチの氏神様であらせられる伏見稲荷大社は、
毎年5月3日に「稲荷祭」という例祭を行います。
(第309回ブログを参照)
その直前の毎年4月最終日曜日に、
伏見稲荷大社からいらしたお神輿がウチの町内を巡行されます。
ところが2020年は新型コロナウィルスによる肺炎の影響で、
この稲荷祭が居祭になりました。
「居祭」とは神輿巡行などは一切行わなわず、
本殿内で神職のみで神事を行うお祭りで、
非公開のため自分たちは拝観することができません。
そうは言っても神事を行う限り経費が出ますので、
この間町内会で寄付金は例年通り納めさせていただきました。
2020年は、いろいろ例外ずくめですね。
この辺りの地図を貼り付けます。
詳しくは、ここをクリックしてください。
京都市上京区西陣大黒町が、起点です。
京都駅北側市バスターミナルからなら、
9系市バスに乗り「堀川今出川」バス停でいったん降ります。
そこから西行きの市バスに乗り(201系などがあります)、
「今出川浄福寺」バス停で降り、
そのまま約200m北上すれば大黒町の最南端に辿り着きます。
~追記 その2~
却って更新ペースが落ちています
2020年4月17日に日本全国に緊急事態宣言が拡大され、
京都府も特別警戒都道府県に指定されました。
新型コロナウィルスの猛威は留まることを知らず、
自分が務める会社も2020年5月6日まで休業となりました、
まぁ自分は勤続20年以上ですし、
今まで溜めていた有給休暇を一気に消費することで、
今月は何とかいつも通りの収入を得られそうです。
(5月以降は、下手したら無収入ですが……)
この間自宅に留まっていて、自分には時間だけはたくさんあります。
普通に考えればこのブログの更新ペースを上げられるのですが、
ついつい睡眠時間とネットゲームの時間が増えてしまい、
気付けばブログの各時間をダラダラ別のことで費やしています。
そのような自堕落なことが原因で、
ここ最近のブログ更新が遅れています……
現在連載中の「上京桜散策編」は前半の西半分がほぼ終了して、
北東部の寺之内通と小川通沿いの後半が残っています。
それがさらに6回ほど続きます。
~追記 その3~
稲荷祭が居祭になりました
ウチの氏神様であらせられる伏見稲荷大社は、
毎年5月3日に「稲荷祭」という例祭を行います。
(第309回ブログを参照)
その直前の毎年4月最終日曜日に、
伏見稲荷大社からいらしたお神輿がウチの町内を巡行されます。
ところが2020年は新型コロナウィルスによる肺炎の影響で、
この稲荷祭が居祭になりました。
「居祭」とは神輿巡行などは一切行わなわず、
本殿内で神職のみで神事を行うお祭りで、
非公開のため自分たちは拝観することができません。
そうは言っても神事を行う限り経費が出ますので、
この間町内会で寄付金は例年通り納めさせていただきました。
2020年は、いろいろ例外ずくめですね。
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