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第815回 西福寺と六波羅蜜寺~大黒町通南から北~その7

「京のお店 今日のお品」カテゴリートップに
進みたい方は、ここをクリックしてください。

814-25.jpg
第814回ブログで、大黒町通最北端に到達しました。
これで大黒町通を踏破したわけですが、
今回からは目の前で大黒町通と交差する松原通を東に進み、
「清水道」バス停まで連載します。
要するに、東山区六波羅地区(六原地区)をあちこち巡ります。
撮影日は、2022年3月3日木曜日午後3時半。
この辺りは、観光地に囲まれていますね。


815-1.jpg
大黒町通から、松原通を西に向いています。
目の前に川魚店の「のと正」がありますが、
松原通を約100m西に進むと花街の宮川町で
精肉店や豆腐屋さんなど高級食材店がここに建ち並びます。


815-2.jpg
今度は大黒町通から、松原通を東に向きました。
すると、目の前で大和大路と交差しています。
第814回ブログの途中から大黒町通が北北東に曲がったため、
大黒町通と大和大路の距離が縮んでいます。
ここからは、このまま松原通を東に進みます。


815-3.jpg
松原通から、大和大路を南に向いています。
約500m先に豊国神社がいらっしゃいます。
第224回ブログでは、豊国神社からここまで大和大路を北上しました。


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今度は松原通から、大和大路を北に向きました。
約80m先から、右(東)に八坂通が伸びています。
(詳細は、第102回ブログ参照)
ちなみに、その八坂通以北が東山区祇園地区です。


815-5.jpg
そして大和大路から、松原通を東に向いています。
この辺りは小売店舗と有名な神社仏閣が混在し、
観光客と地元民が入り混じる地域です。
では、松原通をさらに東に進みます。


815-6.jpg
大和大路から松原通を東に進むと、少しずつ東南東に進路を変えます。
左(北)側に松原交番が見えますが、
もともとは東山区祇園地区を所轄に持つ松原警察署でした。
確か、現在は堀川警察署の所轄ですね。
第20回ブログでは松原署の脇にあった
千歳湯という公衆浴場が更地になっています。


815-7.jpg
ただ、千歳湯の東隣の京町家はまだ残っています。
とは言え売り家になっているので、暫くしたらここも更地でしょうね。


815-8.jpg
千歳湯跡の前で、松原通を東南東に向いています。
この辺りの住宅は、京町家の看板建築が建ち並んでいます。
では、ここを進みます。


815-9.jpg
大和大路から松原通を東北東に約100m進み、北を向きました。
こちらの路地周辺が、愛宕念仏寺跡です。
愛宕念仏寺は奈良時代にここに建立されたのですが、
平安時代に鴨川の氾濫で流されて、いったん廃寺になりました。
そして、鎌倉時代に現在の位置に移転しました。

「愛宕」を「あたご」と読むと京都盆地の北西部を指しますが、
「おたぎ」と読むと現在の京都市東半分と宇治市などを指します。


815-10.jpg
愛宕念仏寺跡の向かい(南)側に、こちらの路地が伸びています。
どうやら、「弓矢薬師路地」と言うらしいです。
そういえば、大和大路との交差点からこの辺りは「弓矢町」ですね。
この奥にお地蔵さんがいらっしゃるのですが、
軽トラックもいらっしゃるのでちょっと中には入れません。


815-11.jpg
「弓矢薬師路地」の前で、松原通を東北東に向きました。
東山区六原地区の観光名所は、この先に集中します。


815-12.jpg
「弓矢薬師路地」の前から、松原通を東北東に約50m進みました。
ここで、松原通は「六道の辻」と言う交差点に出ます。


815-13.jpg
さらに松原通を東北東に進み、「六道の辻」に到達しました。
清水寺の西側に広がる鳥辺野地区は、古代からの埋葬地でした。
そして、さらに西側のこの辺りまで埋葬地が広がりました。
「六道の辻」とはこの世とあの世の境目で、
鳥辺野や六原で埋葬する際はこの「六道の辻」で
野辺送り(要するに、お葬式)をしてその後埋葬されたようです。
ちなみに、「六道の辻」は六道珍皇寺境内にもあります。
そちらには、次回ブログで立ち寄ります。


815-14.jpg
「六道の辻」南西角に、浄土宗桂光山西福寺があります。
埋葬地としての「六道の辻」関連寺院ですね。
では、こちらにお邪魔します。


815-15.jpg
西福寺境内に入ってきました。
境内左(東)側にお地蔵さんや石仏が並び、
右(西)側に西福寺本堂があります。



815-16.jpg
続いて、西福寺境内東側の末広不動尊にお参りました。
こちらには、お地蔵さんや石仏が多く祀られています。


815-17.jpg
末広不動尊の北側に、子育て地蔵が祀られています。
空海が製作されたと伝わるお地蔵さんですね
その周囲に、お地蔵さんや石仏が数多く並びます。
ちなみに、石仏は大昔のお墓です。
先述の通りこの辺りは古代から中世の埋葬地で、
このような石仏が今でもたくさん残っています。


815-18.jpg
こちらが、浄土宗桂光山西福寺本堂です。
ご本尊は、浄土宗ですから阿弥陀如来です。
ただ平安時代初期から、この位置には
空海が制作された子育て地蔵の祠がいらっしゃいました。
そのお地蔵さんを壇林皇后が熱心に信仰されたこともあって、
祠しかなかったのが次第に大きな寺院へと変わりました。
それが、こちらの沿革です。
元々この辺に捨て置かれたご遺体が多く、
空海がそれを悼んで子育て地蔵を制作されました。
ですから、こちらの寺院は
死後の世界に通じる「六道の辻」近くにあります。
そのため、毎年お盆には「六道参り」が盛大に行われます。


815-19.jpg
浄土宗桂光山西福寺を出て、「六道の辻」を東に向きました。
西福寺の左(北)側は子育て飴本舗で、
東側は中華料理店の六波羅飯店です。
どちらも自分の馴染みのお店ですが、次回ブログで立ち寄ります。


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「六道の辻」で、松原通から南を向きました。
ここからは、こちらの道を南下します。


815-21.jpg
浄土宗桂光山西福寺の東側に回り込んで、撮影しました。
ちょうど紅梅が、見ごろでした。


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その辺りの塀に、こちらの表札が掛かっていました。
今まで知らなかったのですが、「六原本通」と言うらしいです。
ですから、これ以降この道をそう呼びます。


815-23.jpg
再び松原通から、六原本通を南に向いています。
西福寺の南隣に、長い間建設中だった建物が完成していました。


815-24.jpg
それが、こちらの京都市立開晴小学校六原分校です。
その開晴小学校自体は、約100m南下した場所にあります。
もともとこちらは、京都市立六原小学校でした。


815-25.jpg
京都市立開晴小学校六原分校の南隣は、真言宗智山派六波羅蜜寺です。
本山は、ウチの近所の智積院です。
次は、そちらに向かいます。


815-26.jpg
六原本通をさらに約50m南下しました。
では、ここから真言宗智山派六波羅蜜寺に入ります。


815-27.jpg
六波羅蜜寺と言えば、宝物館の木像群が素晴らしいですね。
慶派の仏師らによる空也上人像平清盛像など、
学校の教科書に載る木像が数多く展示されていました。
ただ2022年のGW明け(2022年5月8日日曜日)まで、
東京国立博物館でこちらの木像が展示されています。
つまり、この日(2022年3月3日)はここにいらっしゃいません。
さらに再び展示される予定の2022年5月22日日曜日まで、
その宝物殿の新装工事がこちらで行われています。
ですから六波羅蜜寺境内のあちこちが、現在立ち入り禁止です。

六波羅蜜寺の門をくぐり、右(北)側を向きました。
では、目の前のマニ車を回して奥に進みます。


815-28.jpg
六波羅蜜寺境内に、こちらの石碑が立っていました。
「この付近六波羅第跡 六波羅探題跡」と書かれています。
六波羅第とは平清盛が政治を取り仕切る場所のことで、
平氏一門の邸宅がこちらに集中していました。
以前も書きましたが、後白河上皇法住寺殿の北隣に
平清盛が政務の中心を造営したのは意図的なのでしょうね。
またこの付近に鎌倉時代の六波羅探題が設置されたのも、
平氏がいなくなった六波羅第を利用してのことでした。


815-29.jpg
六波羅蜜寺境内最北端に、水掛不動尊の祠があります。
さすがに仏像そのものは撮影禁止ですので、この辺りから撮影します。


815-30.jpg
その位置で、六波羅蜜寺境内を西を向きました。
こちらに、真言宗智山派六波羅蜜寺本堂が建っています。
ご本尊は、十一面観音(国宝)です。
六波羅蜜寺は、平安時代前半の951年空也上人が建立しました。
空也上人は浄土教布教に尽力して、
平安時代中期に浄土教は国風文化で花開きました。
1567年~1577年の応仁の乱で六波羅蜜寺は焼失しましたが、
こちらの僧侶らが持ち運んだため木像の大半は無事でした。
ただ、その際もこの本堂だけは焼失を免れています。


815-31.jpg
六波羅蜜寺を出て、六原本通を南に向いています。
約30m先で、六原本通は六波羅裏門通と交差しています。
(六波羅裏門通の詳細は、第814回ブログ参照)
さらに南に、京都市立開晴小学校が建っていますね。


815-32.jpg
真言宗智山派六波羅蜜寺の門前で、六原本通を北に向きました。
ここから松原通に戻ってさらに松原通を東に進みますが、
もうだいぶ写真を貼り付けました。
ですから、今回はここまでです。

~次回は、六道珍皇寺にお邪魔します~



~追記 その1~
この辺りの地図を貼り付けます。
詳細は、ここをクリックしてください。
浄土宗桂光山西福寺が、起点です。

~追記 その2~
リンクなど、整理します
特に前回ブログと今回ブログの絡みなのですが、
リンクなどいろいろ矛盾が出ているので、
そこを近日中に整理します。
それまで、少々混乱しています。

~追記 その3~
「霊場」としての六原
本当にしつこいのですが、東山区六原地区をこのブログに書くたびに
追記に同じことを書いています。
西福寺や六波羅蜜寺がある場所は、
六原の中でも「轆轤町」(ろくろちょう)と呼ばれています。
ただ豊臣秀吉による町名変更以前は、
この辺りは「髑髏町」(どくろちょう)と呼ばれていました。
まぁそれくらいこの辺りには白骨死体が散乱していたのですが、
それは別にホラーな理由があったわけではありません。
通常はお亡くなりになった方々は埋葬されますが、
当時は貧しい方が多く、埋葬する費用がない遺族たちは
ご遺体をその辺に放置してここを去りました。
つまり、事実上の風葬が常態化していました。
ただ、それを面白おかしく書けば脚色次第でホラーを描けます。
その辺は「表現の自由」と言えばそれまでなのですが、
この辺の住人としては古代や中世の人々の
日常生活が歪められているようで、それに嫌悪を感じます。
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生まれたときから50数年
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嵯峨野嵐山周辺散策です。

「京都駅前散策」
京都駅から
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あちこち回りました。

「蹴上・鹿ヶ谷散策」
南禅寺のある蹴上や
哲学の道がある鹿ケ谷を
散策しています。

「太秦散策」
蚕ノ社や広隆寺、
映画村など太秦周辺を
散策しました。

「花園散策」
JR「花園」駅から
北側の衣笠山手前の
「きぬかけの路」に
かけて散策しました。
妙心寺や等持院など
並んでいます。

「松原通東から西」
清水寺~西小路間の
松原通を東から西へと
写真で追いかけます。
京都盆地を輪切りにして、
地域ごとの違いを
楽しんでください。

「松原通東から西」EX
松原通が終わる西小路から
京都盆地の西の端の
松尾までを書いています。
松原通の記事と
併せて読むと、
京都盆地の東西の様子が
よく分かります。

「三条通西から東」
嵐山から始まり、
名神高速道路
京都東インターまでの
三条通を西から東に
書いていきます。

「本町通北から南」
京都盆地の東側を通る
本町通を南から北に
進みます。

「寺町通南から北」
河原町通の1本西
寺町通を
五条通から北大路通まで
散策します。
[六原」経由で、
「本町通編」と
つながっています。

「烏丸通北から南」
「寺町通編」の最終回
今宮通から南に
十条通まで続きます。

「大和大路南から北」
本町通より1本東にある
大和大路を北上します。

「鞍馬口通東から西」
室町時代に
京都最北端の道だった
鞍馬口通を下鴨神社から
金閣寺まで進みます。

「きぬかけの路散策」
その金閣寺から西に
龍安寺や仁和寺経由で
北嵯峨まで進みます。

「塩小路東から西」
京都駅前の北側を
東西に貫く塩小路を
東端の智積院から
西端の梅小路公園まで
進みました。
そのあと、
七本松~佐井西通間の
{西塩小路編」も
続きます。

「千本通南から北」
平安時代の中心
旧朱雀大路である
千本通を
七条通から、
鷹峯まで進みます。

「高倉通南から北」
京都中心街を縦断する
烏丸通と河原町通の
中間を貫く高倉通を
北上していきます。
神社仏閣よりも、
飲食店の取材が中心に
なってしまいました。

「上立売通東から西」
今出川通の北側に伸びる
東西の道を散策します。
京都市街地屈指の
桜がきれいな通りです。

「若宮通南から北」
西本願寺と東本願寺の
中間点を通る小路を
北上しました。
京町家と古い商店街の
京都らしい町並みです。

「若宮通南から北」EX
「若宮通編」の最後から
三条通まで
若宮通の真北の通りを
北上していきます。

「釜座通南から北」
若宮通を真北に
延長した先の釜座通で
三条通~京都府庁間を
北上しました。
途中、二条城に
立ち寄りました。

「錦小路東から西」
四条通の1本北に伸びる
錦小路を東から西に
進みます。
錦市場から祇園祭鉾町へ
最終的に住宅街に
移動していきます。

「五辻通東から西」
上立売通と今出川通の
中間に伸びる五辻通を
東から西へと進みます。

「正面通東から西」
脳卒中のリハリビがてら、
比較的ウチに近い
正面通を
東から西に進みます。
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