第92回 落葉の常寂光寺 前編~紅葉の嵯峨野嵐山~その4

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この写真は、御髪神社から「トロッコ嵐山」駅前に出た所です。
ここを右(南)に約50mで「トロッコ嵐山」駅で、
小倉池沿いに左(北)に進めば、常寂光寺にたどり着きます。
今回は、常寂光寺に向かい小倉山の少し上の方に登ります。
(この辺りは、「小倉百人一首」の語源になった地です)
常寂光寺の紅葉はこの日が見ごろで、
たくさん写真を撮ってしまい今回だけで収まり切りませんでした。
撮影日は、2012年11月23日金曜日の勤労感謝の日午後1時半。
先ずは、小倉池の東岸を北に進みます。


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「トロッコ嵐山」駅から常寂光寺に向かう方々と一緒に
小倉池の東岸を北に向かっています。
もう少し時間があったら、この辺をゆっくり見て回るのですが……


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時間がないので、小倉池の写真はこの一枚だけです。
周囲が紅葉に染まり出していて、なかなかきれいでした。
この写真はクリックすると、拡大されます。


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池の反対側は、こうなっています。
畑の間の木々が、紅葉に染まり出しています。


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南北に長い小倉池ですが、約100mほどで終わります。
そこから北は、古くて立派な民家が続きます。
その民家の庭に、枝垂桜の木がありました。
葉はすべて落ちています。
周囲の紅葉と対極的で、これはこれで自分のお気に入りです。
この写真もクリックすれば、拡大されます。


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さらに小倉池北端から約100m北に進みました。
この先に、T字路があります。
そこに、たくさんの人だかりができています。


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そのT字路で西(突き当り)を向きました。
ここは、常寂光寺の山門です。
人だかりの方々同様、自分もこの中に入っていきます。


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常寂光寺の山門をくぐり抜けました。
この先の小屋で、拝観料を払って中に入ります。
ただこの人数なので小屋の前に何人か人がいて、
その方々も受け付けを行っていました。
(そのため、ここは時間待ちがありません)


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受付を通ってすぐに、仁王門があります。
もとは本圀寺(第80回ブログに登場)の客殿の南門でした。
常寂光寺は、日蓮宗本圀寺から分かれた寺院です。


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仁王門の仁王さんです。右側は、「阿形」(あぎょう)ですね。


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こちらは、左側の「吽形」(うんぎょう)の仁王さんです。


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常寂光寺の仁王門を越えると、急な石段が現れます。
もうすでに、小倉山の斜面に入っています。
ここは、常寂光寺の絶景ポイントの一つです。
ここも、クリックすれば拡大されます。

実は約20年前に脳性まひの方と一緒にここに来たのですが、
ここから先は車いすでは進めず、
諦めて引き返したことを思い出しました。
スロープなどを付けて景観を壊すのは反対ですが、
いろいろな方が参拝できてこその「寺院」とも思います。
(個人的には、徹底した人海戦術が最適と思います)


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石段の周りには、このように落ち葉が重なって層をなしていました。
ここはまだ枝に付いた紅葉もきれいですが、
やはり落葉して山の斜面にある苔や低木の上にある紅葉が見事です。
この写真も、クリックすると拡大されます。


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石段を上りきったところに、常寂光寺の本堂があります。
日蓮宗常寂光寺は、安土桃山時代の後期に日栖(にっせい)上人という
本圀寺第15代住職が晩年隠棲した時に開山しました。
日栖上人は豊臣秀吉の家族に支持され、
角倉了以(東南アジアと貿易した商人で、京都復興に尽力しました)から
この小倉山の土地を譲り受けて、ここに常寂光寺を建立しました。


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常寂光寺本堂を参拝後、南側に向きました。
今から本堂の西側(裏手)に回って小倉山のもう少し上の方に登ります。


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ここは、常寂光寺境内の最南端です。
そこから東を向くと、京都市内を一望できます。
今は、京都駅方面を向いています。
小さくて分かりにくいですが、この先に京都タワーが見えます。
この写真も、クリックすると拡大されます。


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同じ位置から、今度は西を向きました。
山椒の佃煮のお店の先に、妙見宮があります。
安土桃山時代末期に保津川(桂川・大堰川の上流)洪水の際、
この辺りに妙見菩薩が流れ着いたのが、ここの始まりです。
初めは近所の集会所に祀られていたのですが、
江戸時代半ばに常寂光寺に祀られるようになりました。


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妙見宮の西側(裏手)に、また急な石段が見えてきました。
ここから、さらに小倉山の上の方に登ることができます。


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先ほど見えていた急な石段を西に向かって登っています。
紅葉並木の間に、ここにも竹林が見えます。
実は、かつてはこの辺り一帯が竹林でした。
(厳密には、この辺りから大阪府高槻市まで広大な竹林でした)


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さらに石段を西に登っています。斜面に落ちる紅葉がきれいです。
途中に多宝塔が見えますが、もっと上の方に登ってから寄ります。


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さらに石段を上っています。
この辺りは紅葉がドーム状に並んでいます。
そこから落ちる赤い葉が、苔の緑を別の色に変えています。


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ここは、歌仙祇です。小倉百人一首の選者藤原定家の霊廟です。
藤原定家は、鎌倉時代初期に
ここと二尊院の中間の小倉山山中に邸宅を構えていました。
もともとこの霊廟もそのあたりにあったのですが、
常寂光寺建立の際にここに移設されました。
ちなみに、この祠は今から15年くらい前に改築されたものです。


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歌仙祠の脇に、「時雨亭」跡の石碑がありました。
「時雨亭」は、藤原定家の山荘です。
この石碑自体は、後世の人が推測によって立てたものです。
今は、その山荘はここではなく
ここと二尊院の間の小倉山山中と分かっています。


92-24.jpg
小倉山をだいぶ登ってきました。多宝塔よりもだいぶ上に来ました。
その向こうに、京都市街地が見えます。
この上があるので、さらに登っていきます。
この写真も、クリックすると拡大されます。


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先ほどの写真の位置から山の方を向きました。
ここに古いお墓があります。
この辺りには、山道のあちこちにこのようなお墓が並んでいます。


92-26.jpg
小倉山をだいぶ上の方に登ってきました。
まだまだ上があるのですが、これ以上先には紅葉もなくなるので、
ここからは下に降りようと思います。


92-29.jpg
登る道よりも、降りる道は少し北側にあります。
また多宝塔越しに京都市街地が一望できる位置にまで戻ってきました。
ちょうど丸太町通と御池通の間くらいが見えます。
二条城とかがある辺りです。
この写真も、クリックすると拡大されます。


92-30.jpg
多宝塔まで降りてきました。この塔は、重要文化財です。
この多宝塔は、本堂同様に常寂光寺建立以降に
京都の町衆の寄進によって建てられました。
この写真も、クリックすると拡大されます。


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多宝塔の北側は、墓地になっていました。
この緩やかな石段から、この下に降りていきます。


92-32.jpg
墓地の向こうに、開山堂がありました。
もともと常寂光寺は、ここから始まったのですね。


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緩やかな石段は、南に折れて急な石段と合流します。
その間にも、たくさんの古いお墓が並んでいました。


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緩やかな石段は、急な石段と合流して妙見宮の辺りに続きます。
紅葉並木の向こうに、また竹林が見えますね。


92-35.jpg
石段を降りて、妙見宮の前にまで戻ってきました。
今度は、常寂光寺の庭園と本堂北側に行きますが、
それは次回にします。

~次回は常寂光寺をしばらく拝観した後、落柿舎に向かいます~

~追記~
今回はほとんど移動していませんので、
久しぶりにYAHOOの地図を貼り付けます。
詳しくは、ここをクリックしてください。
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